チラ裏レベルの人生記(仮)

自分が自分で無くなった時に、自分を知る為の唯一の手掛かりを綴る、極めて個人的な私信。チラ裏レベルの今日という日を忘れないように。6年目。

幸せの1ページ

マーク・レヴィン,ジェニファー・フラケット監督作「幸せの1ページ」("Nim's Island" : 2008)[DVD]

冒険小説の著者にして、外出恐怖症の女が、太平洋に浮かぶ孤島で父の帰りを待つ少女を窮地から救うべく、決死の覚悟で旅に挑む様を描くファンタジー・アドベンチャー・コメディ作品。

 

南太平洋の無人島。火山の麓の森に潜む家で、11歳の少女ニムは、海洋生物学者の父ジャックと二人で暮らしている。ジャックがニムに語るところによると、海洋学者だったニムの母は、シロナガスクジラの胃の中を調べようと海原に乗り出したが、クジラの口の中を覗き込んだその時、海賊号と書かれた謎の船が突然現れた為に、クジラが驚き、そのはずみで母は飲み込まれ、帰らぬ人になったという。ジャックは母への思いが断ちきれず、そのクジラを見つけるべく、ニムが4歳になるまで一緒に大洋を航海し続け、ある時、その無人島を見つけると、二人だけの住処にしたのである。ニムはジャックのみならず、アザラシのセルキー、トカゲのフレッド、ペリカンガリレオら親友達から多くを学び、元気で天真爛漫に成長する。ジャックは島を拠点に、ナノプランクトンの研究に心血を注いでは、雑誌に寄稿するなどして活躍し、世界中の学者から一目置かれる存在となる。島には数ヶ月に一度だけ、必需品を運ぶ定期船がやってくるのみで、ニムとジャックは誰一人上陸させず、島の自然環境の維持を図る。ニムは世界中で読まれ、親しまれている冒険譚「アレックス・ローバー」シリーズの大ファンであり、新刊が届くや否や、夢中になって読み耽る。

アレックス・ローバー」シリーズの著者アレクサンドラは、極度の潔癖症と外出恐怖症を患っており、長らくサンフランシスコの自宅に篭もりきりで、缶詰のスープを食べるだけの生活を続けている。アレクサンドラは度々、自らの創りだした冒険家アレックスの幻覚と会話し、執筆の糧とする。アレクサンドラは新作の締め切りに追われながらも、思う様にアイデアが浮かばず、思案に暮れる。一方、ジャックは藻の大繁殖の兆候を掴み、それを最大の好機と捉えると、ニムを島に残してボートで沖合へ二晩の調査に赴く。

アレクサンドラは作中の火山に関する助言を得るべく、アレックス・ローバー名義でジャックにメールで協力を打診する。ニムはそれがアレックス本人からのメールだと確信すると嬉々とし、自分がアレックスの大ファンであり、ジャックは戻り次第、喜んで協力するはずだと返信する。アレックスの幻覚は、考えるより行動に出るべきだとアレックスに諭す。

夜が更け、ジャックは予定通りの海域で、美しい藻の大繁殖に立ち会う。その直後、突然の大嵐がその海域を直撃する。ニムの島にもその影響が及び、ニムは一夜をセルキー、フレッドと寄り添いあって凌ぐ。翌日、ニムは嵐を無事やり過ごすが、ジャックとの連絡が途絶え、安否を心配する。ジャックは、ボートのマストと通信用のアンテナを失った事で、大洋のど真ん中で孤立する。ジャックは島に戻るべく、ボートの修繕や食糧用の魚の確保に奮闘する。そこにガリレオが駆け付け、ジャックを支援するが、間もなく、ボートをサメが取り囲む。

アレクサンドラはニムに島の火山について尋ねる。ニムは島の山を「火の山」と呼んでいて、一度だけ噴火した時の状況を伝えるが、噴火口の中の様子について返答に窮し、フレッドを連れて、自ら調査に赴く。山頂に着いて間もなく、火山振動が起こり、ニムは降りる途中で転落し、左足を負傷する。ニムはアレックスに傷を手当する方法について尋ねる。アレクサンドラは、医学辞典を頼りに消毒の仕方を伝える。ニムはアレックスが本物の英雄だと確信を深め、歓喜する。アレクサンドラは幼いニムが独りで父親の帰りを待っている事を心配する。

翌日、ニムは島に近づいてくる海賊号と銘打ったフェリーを発見する。間もなく、海賊達は島に上陸し、そこが手付かずの無人島だと知ると、リゾート地にしてツアー客で埋め尽くすべく、二日後に戻ってくると明かして引き上げる。ニムはジャックに連絡を試みるが、応答は無く、悲嘆する。ニムはアレックスに窮地を伝え、助けに来る様に請う。アレクサンドラは外出恐怖症で16週間もアパートから出ていない事を打ち明ける。ニムはアレックスが世界最高の冒険家であるはずだと詰る。

アレクサンドラは警察に事情を訴えるなどし、ニムを助ける方法を模索するが不振に終わる。アレックスの幻覚は、アレクサンドラに一人ぼっちの少女が助けを待っているのだと説き、冒険の旅に出て、本物の英雄になる様に促す。アレクサンドラはニムから島の正確な位置を聞くと、深夜便に乗って、助けに向かう決意をニムに伝える。

身支度を済ませたアレクサンドラはアレックスの幻覚との格闘の末、久方ぶりに家の外へと一歩を踏み出し、空港へ向かう。ニムはアレックスが到着するまで、海賊の上陸を食い止めるべく、古代ギリシャの戦法に倣って、フレッドらと共に準備を開始する。その最中、ガリレオはニムの元から工具セットを持ち去ると、それをボートの浸水を食い止めるべく苦慮するジャックの元へ届ける。アレクサンドラは苦心惨憺、サンフランシスコからボルネオを経由し、ラロトンガへ辿り着く。ニムは人間が住めない無人島だと海賊に思い知らせるべく、策を講じた後、夜を迎える。

翌日、海賊のフェリーが大勢のツアー客を乗せて戻ってくる。ニムはセルキーのおならによる妨害工作を試みるが、功を奏さず、海賊は客を率いて島に上陸する。客達はビーチを占拠し、レジャーに興味始める。アレクサンドラはラロトンガでタクシーを乗り継ぎ、ボートで火の島を目指す。樹上でビーチの様子を窺うニムを、客の夫婦の子供エドモンドが察知する。

ニムはフレッドに仲間のトカゲを集めさせ、彼らを客達目掛けて一斉に投擲する。客達は一旦パニックに陥るも、間もなく落ち着きを取り戻す。アレクサンドラは途中のツバル島で船頭にヘリに乗り換える様に命じられ、ボートを強引に降ろされる。

ニムは山頂に登ると、火を炊いて煙を起こし、更に落石させる事で噴火を演出する。その最中、ニムは誤って噴火口にも岩を落としてしまい、爆発を誘起してしまう。海賊と客達は慌てふためき、一目散にフェリーへと避難を始める。山から降りたところで、ニムは後を付けてきたエドモンドと遭遇する。ニムが島に住んでいる事を明かすと、エドモンドは同行を促すが、ニムはそれを拒んで姿を消す。エドモンドは両親と共に島を去る。程なく、島の海域に嵐が近づき、フェリーは島から退散する。その夜、アレクサンドラの乗ったヘリも、激しい雷雨に見舞われ、島から引き返してきたフェリーを見つけると、船上に不時着する。一方、ジャックは即製の推進装置で島を目指す。

アレクサンドラは島に少女が一人ぼっちでいると訴えるが、海賊達はその話を一蹴する。エドモンドはその少女に会った事をアレクサンドラに明かす。アレクサンドラは救命ボートを奪取すると、荒波の中、フェリーを離れて島を目指す。ジャックのボートは暴風で推進装置が大破し、沈没する。ニムはセルキー、フレッドと共に嵐を耐え凌ぐ。その最中、ニムはジャックの叫び声を聞きつけた気がして、ビーチに赴くと、海上に一隻のボートを発見し、セルキーに乗って助けに向かう。ニムは荒波に飲まれて溺れたアレクサンドラを見つけると、救出を試みるが、ニムもまた溺れてしまう。

夜が明け、嵐が過ぎ去った後、アレクサンドラとニムはビーチで目を覚ます。アレクサンドラは自らが「アレックス・ローバー」の作家であり、ニムを助けに来た事を明かす。ニムは英雄と大違いの頼りないアレクサンドラに酷く失望し、父が戻る前に帰る様に告げ、その場を後にする。アレックスの幻影は、ニムがアレクサンドラを必要としており、またアレクサンドラにもニムが必要だと説く。アレクサンドラは、自分にはアレックスがいる事から、なんとか家に戻って、もう二度と外出しない決意を示す。アレックスの幻影は、もう支えにはなれない事を明かすと、冒険が終わりであり、ニムの元へ行く様に促し、海の中に姿を消す。アレクサンドラはニムを探して森の中を彷徨い、助けを求める。ニムは見兼ねてアレクサンドラを迎えに行き、家に招き入れる。アレクサンドラは食事を振る舞われ、家の中で一夜を明かす。

翌朝、ニムは冒険のプロのジャックが4日も戻らない事から、生還を諦めて悲嘆する。アレクサンドラはどこに行っても自分が一緒であり、ニムを独りにはしないと約束する。その時、ジャックがガリレオの導きで、筏に乗ってビーチに戻ってくる。ニムはジャックを出迎え、無事を喜び合うと、アレクサンドラを紹介する。その時から、三人の島での新たな物語が始まる。

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とうとうHDDの寿命の兆しが見え始めて、ケツの穴に手を突っ込んで奥歯ガタガタ言わせられちゃうレベルの危機。

いよいよその時が来てしまった気がする。一昨日辺りからHDDの調子が極端に悪いのだが、ファイルを保存しようとするとエラーを吐いたり、或いは、突然ブルー・スクリーンになって強制的に再起動したりする。時折、HDDからカリッ!という音が生じるし、精神的なダメージが計り知れない。もう臨終なのか。今年どころか、この夏さえも超えられないかもしれない。HDDが突然死して、PCが使えなくなったら、俺の生活の全てが立ちゆかなくなってしまう。ズボラなりに、いや、ズボラだからこそ、PCであらゆる予定を管理しているのに、マジで今そこにある危機なんてレベルでは無い。PCの新調より、HDDをSSDに換装する事を優先すべきだろうか。今年に入って、やや円高に振れたせいか、SSDの相場はかなり下がってきたので、俺の様なビンボメンにも手が届く水準になったのだが、果たしてポンコツノートのスペックで支障なく動くのか知れず、情弱ゆえに長らく購入を躊躇っている。しかし、この期に及んでは、安全保障上の観点から、後先考えずエイヤッとポチってしまうべきかも知れない。予算の都合もあるし、とりあえずもう少し様子を見る必要があるが、弱り目に祟り目だのう。