チラ裏レベルの人生記(仮)

自分が自分で無くなった時に、自分を知る為の唯一の手掛かりを綴る、極めて個人的な私信。チラ裏レベルの今日という日を忘れないように。6年目。

より黒々しく。

今夏の参院選でワタミが自民から出馬するそうだ。言わずと知れたブラック企業の雄、その会長が満を持して出馬するのだから、自民党の目指す本丸はセカイに名を轟かすブラック国家なのだろうね。"darker than black" 俄にブラック企業対策を求めるトレンドができつつあるこの時期に、まさかまさかの過労死容認論者ワタミとは恐れ入谷の鬼子母神。比例だからね、いまの自民の勢いからすりゃもう当確なんだろう。いまだに墓穴掘ってる維新を尻目に、選挙前にしてもう安全運転モードを解除ってか。アベノバブルだのアベノリスクだの、果てはゲリノミクスとまで揶揄され始めたアベシの三本の矢。それでもアベシならやってくれるはずって盲信的に応援してるのが、いつぞやの底辺負け組のみなさんだったら大いにウケる。「愛国心はならず者の最後の砦(キリッ」戦車やら戦闘機やらに乗って信者向けアピールした甲斐がありましたな。ま、僕はもう投票先を決めたからどうでもいいや。未来はサイレント乞食の死屍累々だね。

昨日はラース・フォン・トリアー監督作「メランコリア」を鑑賞。今まさに終末を迎えんとする地球を舞台に、二人の姉妹とその家族の最期を描く作品。・・・なのだが、これがかなり難解で観る人を激しく選ぶであろうこと必至。まず主演のキルスティン・ダンストがかなりのメンヘラさん役。序盤から説明らしい説明もなく、イミフな言動を繰り返しては周囲を狼狽させる。この作品の趣旨がどういったものなのか、一向に理解が進まぬまま、中盤辺りから突如メランコリアという系外惑星が地球に迫ってくる。そこへダンストの圧巻のフルヌードシーン。何故!?でもふつくしい(笑)。惑星が接近するに連れ姉もメンヘラ化してゆき、もう虚実の判別が付かなくなる。メイキングを観て多少得心はいったが、狐につままれたような終わり方だった。前半と後半でかなり温度差があり、途中一度寝落ちしてしまったのだが、それでも心に残るモノはあったように思う。