チラ裏レベルの人生記(仮)

自分が自分で無くなった時に、自分を知る為の唯一の手掛かりを綴る、極めて個人的な私信。チラ裏レベルの今日という日を忘れないように。6年目。

ムショクのGW。

GW後半戦。世間様に同調して、ぐうたら度を普段より高めているおっさん。夜更かしして遅起きし、朝シャワーを浴びるってのはなかなか背徳感漂うモノだ。ちょうど今時期、桜が満開になる頃なのだけど、静かに花見できるスポットなんてどうせないだろうから、今年もスルー。図書館が休みで手元に本がないし、ハロワが休みで更新もないし、映画を観てゲンジツトウヒするだけの通常営業なムショクのGW。

 

映画鑑賞記

オリヴァー・ヒルシュビーゲル監督作「ダイアナ」("Diana" : 2013)

故ダイアナ妃が事故で亡くなるまでの二年間に焦点を当てたドラマ作品。主に彼女の恋愛を中心に据えながらも、国際的な社会活動を精力的に行う影で、メディアへの対応に忙殺され、苦悩する姿を描いている。まぁ恋愛映画と言い切ってしまってもいいかも。

1995年。チャールズ皇太子との離婚問題が、メディアで大々的に取り沙汰される渦中にあったダイアナ(ナオミ・ワッツ)は、病に臥している父親の執刀医で、心臓外科医のハスナット(ナヴィーン・アンドリュース)と出会う。離婚騒動に疲弊していたダイアナは、真面目で聡明でありながら、洒落っ気があり、それでいてプロ意識が高い、ハスナットと意気投合し、交際を始める。宮殿と彼のアパートを互いに往復する生活が始まるも、彼女はどこに行ってもメディアに追われる身。メディアへの露出を何より嫌う彼に配慮し、彼女があれこれ手を尽くしちゃうワケで、なんとも乙女チックなヒトだったんですな。住む世界の違いを感じながらも、互いに尊重し合い、愛の力で障害を乗り越えようとする二人。果たして二人の関係の行方はいかに。そして訪れる悲劇は・・・。

本国英国では総スカンを食らったらしい本作。ダイアナ妃の人となりについて、僕は全く存じ上げないので、どこがどう酷いのかなんて、分かりようもないのだけど、思った以上に恋愛要素が強かったなぁと。ナオミ・ワッツの演じるダイアナが、どこまで実態に肉迫しているかは当然知る由もない。ただワッツが、ダイアナの所作をやや大袈裟に真似ている様な節は、素人の僕でもそれとなく見て取れるから、この辺が鼻に付いちゃう感じはあるのかも。それにしても、ここまで激情に駆られちゃうタイプだったのね。いわゆる恋愛体質とか言うのかしら?僕なんかはまるで知らない世界だけれども。彼のために料理に張り切っちゃうシーンなんかあったりしてなんとも微笑ましい。彼女はただ普通の生活を欲していただけなのね。

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トール・フロイデンタール監督作「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々/魔の海」("Percy Jackson: Sea of Monsters" : 2013)

神と人間のハーフ、半神という存在の青年達の冒険を描くファンタジー・アドベンチャー作品。前作に続き、二作目で、今回はパーシー、アナベス、グローバーの三人に加え、タイソン、クラリサが主要キャラとして仲間入り。敵としてルークが前作に続き登場し、またしてもパーシー達の前に立ちはだかる。

パーシーらがいる半神の訓練場を、バリアで守護している半神の木タレイアが、ルークによってダメージを与えられ、瀕死の状態に陥る。バリアが消失したままでは訓練場に危険が及んでしまうため、タレイアを再生すべく「金の羊毛」という、あらゆるモノを治癒できるアイテムを探しに、パーシー達はいざ冒険の旅に出るコトに・・・またみんなに黙って勝手に出かける(笑)んで、行き当たりばったりながらも、わずかな手がかりを頼りに、魔の海の方角へ。一方、ルークも邪悪な目的の為に金の羊毛を探しており、パーシー達の行く手を妨害すると。前回同様、パーシーVSルークの激突の様相を呈してくるワケですな。道中では各種、棘々しいモンスター達も登場してなかなか賑やか。

しかし、パーシー達が冒険に出るきっかけとなった、バリア消失の件はかなり強引な感は否めませんな。そしてルークが金の羊毛を探しているのも、取ってつけた様な理由によるモノで、設定として無理ありすぎじゃないかと。前作はパーシーの母親救出という物語性があったのだけど、今回はまず冒険ありきできっかけ用意したんちゃうかと。登場人物もちょっと増えすぎてガチャガチャしてるし、要素要素は悪くないのに、散漫になってしまってちょっともったいない。んで、コレもまた次回作に続くらしいんだわ。(続編の明示はされていないけど)うーん、大丈夫なのかしら。前作の監督の方が良いんじゃないかな。

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