チラ裏レベルの人生記(仮)

自分が自分で無くなった時に、自分を知る為の唯一の手掛かりを綴る、極めて個人的な私信。チラ裏レベルの今日という日を忘れないように。6年目。

回想チャゲアス。

氷雨降る降る。季節外れの寒さに根負けして、ガスFFを起動してしまった。5月も後半に入ろうかというのに、暖房を点けるコトになるとはね。冬用アウターをクリーニングに出してしまったので、できれば引き篭もって寒さをやり過ごしたいのだけど、図書の返却と買い出しには行かねばならんのよね。マンドクセ

昨日、ASKAが逮捕というコトになったのだけど、「マジか?」というより「やっぱりか」って感じ。最近はもうそっち系の疑惑ばかりが取り沙汰されていて、逮捕秒読みみたいな扱いだったし。覚せい剤の効用ってのは、およそ見当もつかないけど、警察にマークされているだろうに相も変わらずヤっちまうってくらい、やめられないとまらない代物なのかねぇ。とりわけ創作を生業としているヒトを魅了して止まない、そんなイメージだけれども。

僕は中学生時分に趣味として音楽を聴くようになったのだけど、一番最初に虜になったのがチャゲアスだった。甘いバラードより「モーニングムーン」や「僕はこの瞳で嘘をつく」といった、飛鳥節の効いた切ない系の曲を、好んで聴いていたのを良く覚えている。おっさん的には丁度、初期~中期の頃の曲が聴きやすいかなと。最近は思い出した時に、たまに聴くくらいの存在になってしまったけど、雨が降ると飛鳥ソロ曲の「はじまりはいつも雨」が脳内で再生されたりする。その程度には身近なアーティストだっただけに、今回の逮捕はやっぱり残念。でもきっとカムバックするでしょ!枯れるにはまだまだ早いだろうし、コアなファンも多いはず。僕も今夜辺り、昔を偲んでベスト盤でも聴いてみようかしら。

 

映画鑑賞記

ニールス・アルデン・オプレヴ監督作「デッドマン・ダウン」("Dead Man Down" : 2013)

心に傷を抱えた男女が出会い、それぞれの復讐の渦に互いを引き込んでいく、クライムサスペンス。スウェーデン版「ドラゴン・タトゥーの女」のオプレヴ監督による、ハリウッド初監督作品で、なかなか硬派目な内容。

マフィア組織のボス、アルフォンス(テレンス・ハワード)の右腕として働くヴィクター(コリン・ファレル)は、自身の住まうマンションの部屋の、向かいに位置する部屋の女ベアトリス(ノオミ・ラパス)と心を通わせる様になる。彼女は交通事故で顔に一生消えない傷を負い、絶望を抱えていたのだが、そんな折、ヴィクターが殺しを行う現場を偶然目撃し、黙っていることの見返りに、事故の加害者に対する復讐の協力を請う。困惑するヴィクターは、過去にアルフォンス一派により、自身の妻と娘を殺されており、その復讐を果たすために、組織に潜入している事を打ち明ける。復讐で繋がったヴィクターとベアトリスの思惑は、互いを思いやる気持ちから、やがて愛へと昇華し・・・とそんなおハナシですな。

テーマが復讐譚であるせいか、終始ダウナーな雰囲気。二人の関係に浮ついた恋愛要素はなく、付かず離れずでありながら、思いの強さだけは伝わってくるみたいな、渋い感じが良い。アルフォンス一人を殺すだけなら、さほど苦にはならないのだけど、ヴィクターの狙いはそれに留まらないワケですよ。組織ごと壊滅を目論んでいて、自分の命すら惜しくないと思っている。それを知ってしまったベアトリスは、協力をしながらも肝心なところで、梯子を外す様な行動に出ちゃう。彼に死んでほしくないから。ああ、切ない。最後のドンパチシーンがなかなか圧巻でこれまた良い。

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