チラ裏レベルの人生記(仮)

自分が自分で無くなった時に、自分を知る為の唯一の手掛かりを綴る、極めて個人的な私信。チラ裏レベルの今日という日を忘れないように。6年目。

老い!老い!

昨夜のガキ使は前回に続き「浜田雅功 老い!老い!裁判」の後編。裁判企画はガキ使でも恒例なのだけど、今回は日頃から松ちゃんに指摘されてきた、浜ちゃんのボケっぷりに焦点を当て、老いから生じるであろう言動の数々を検証するというモノ。老いなのか?天然なのか?と、とにかくみんなに弄り倒されている浜ちゃんを観て、久しぶりに腹を抱えて笑った。

信じられないけど、ダウンタウンはもう50過ぎなんだよね。そりゃ老いても来るだろうってハナシだけど、松ちゃんは近年、肉体のビルドアップに励んでいるおかげで随分若々しく見える。というか、ガチムチ過ぎじゃないかと(笑)コンビで並ぶと、浜ちゃんの方が勢い老いて見えてしまうのだから、ご利用は計画的にみたいな、いやホント。変な意味で凸凹コンビになってしまいそうでやや心配。

僕の笑いの感覚ってのは、往年のダウンタウンのバラエティ番組で養われてきたので、今でも彼らが繰り出す笑いとの親和性は高い。ただ、ここ数年はガキ使くらいしか観なくなってしまった。端的に言えば他は面白くないからだけど、彼らを活かしきれぬままに終わってしまう番組のなんと多いことか。それでもダウンタウンがメインなら、どうしても二人が批判の矢面に立たされるし、「ダウンタウンは終わった」なんてもう何年も言われ続けているワケで、その状況自体が残念で仕方ない。

今年も新番組がいくつか始まった様だけど、もう逐一フォローするコトもなくなった。こんな感じで、一ファンを自称するのはおこがましいかも知れない。それでも、おっさんのココロの支えの大事な一部分なんだよね。老いようが、世間に飽きられようがさ。だから、ガキ使だけは終わらないで、エッジの効いた企画でいつまでも笑いを提供し続けて欲しい。でも、もうゴボウしばき合いとかアツアツあんかけとかできないんだってね。まぁ分かるんだけどさ、時代だよねぇ・・・

 

映画鑑賞記

デヴィッド・フランケル監督作「31年目の夫婦げんか」("Hope Springs" : 2012)

老夫婦が医師のカウンセリングを受けることで、男女としての繋がりを再生する、その過程をユーモラスに描くロマンティック・コメディ。夫婦げんかというより、お互いの温度差から来るすれ違いって感じかと。

アーノルド(トミー・リー・ジョーンズ)とケイ(メリル・ストリープ)は結婚生活31年目の老夫婦。裕福とまでは言えないものの、共に仕事があり、多少の蓄えもある。孫にも恵まれ、傍から見れば何も問題は無さそうな二人。ところがケイは、冷め切った夫婦関係を思い悩んでいた。昔の様に、女として見られたい、更には肉体関係を取り戻したいと、密かに願ってやまないのだった。一方、仕事人間のアーノルドはそんな事情も露知らず。ケイが求める素振りにも素っ気ない態度。そんな状況に業を煮やしたケイは、夫婦関係のカウンセラーとして名高い医師フェルド(スティーブ・カレル)による、一週間集中トレーニングに目を付け、アーノルドに断ることなく即予約。強引なケイに根負けしたアーノルドも渋々同行し、はるばる二千キロ以上離れたフェルドの元へ。夫婦関係の改善に向けた集中トレーニングが始まるワケです。その先に待つモノは・・・

正直なところ、結婚はおろか、恋愛の経験もないおっさんにはなかなかキツイ内容ですな。その手の情報を交換する知人の類もいないから、夫婦関係のリアルな実情を知らないし、また見聞きする機会もない。僕個人の考えとしては、ケイは齢の割にちょっとお盛んな感じがしないでもないけど、実際どうなのかしら。我が国とメリケンさんとの文化とか、その辺の違いも大きいと思うのだけど。セックスレスをこじらせて離婚に至ってしまうとか、しばしば聞くトピックではあるから、こういう夫婦もあるある~な感じで、世間様には受け入れられるのかしら。メリル・ストリープが、涙で枕を泣き濡らすおばあちゃんを、なんともしおらしい感じで、情感たっぷりに演じていてかわいかった。おっと、おばあちゃんは失礼だったかしらん。

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