チラ裏レベルの人生記(仮)

自分が自分で無くなった時に、自分を知る為の唯一の手掛かりを綴る、極めて個人的な私信。チラ裏レベルの今日という日を忘れないように。6年目。

バンクラガッタ。

ソフトバンクが電撃発表したヒト型ロボット「Pepper」。現時点でどこまで実用的な仕上がり具合なのか知る由もないのだけど、動画で確認した感じではとにかく良くしゃべる様子。Siriみたいにビッグデータとかその辺のクラウド技術が使われているのかしら。トウシロだから技術的なコトに関しては皆目検討が付かない。そんなコトより、下の動画の様に主題歌を歌いながら踊る、そのシュールっぷりが笑える。「ソフトでバンクラガッタ~♪バンクラガッタ~♪」

こんなのがウチにいて、日々賢くなっていくのだとしたら、それはそれで面白いかもしれない。「今日はハロワ行かないんですか?」とか「今月は無駄遣いしすぎですよね?」とか、小憎たらしくお節介を焼いてくれるに違いない。ややもすれば「アラホーで乞食のおっさんに所有されるボクの気持ちになってみてください。」とか言い始めるかもしれない。僕は基本的に自室にひきこもりっきりで、他人と会話する機会に乏しい。このままだと若ボケ待ったなしだから、こんなロボットでも話し相手になってくれると助かる。セラピー効果を期待して、実際に介護の現場なんかでこの手のロボットの導入が検討されているという話も聞くし、だったらおっさんの愚痴に付き合うくらい訳もないだろう。

更に欲を言えば、添い寝してくれるロボットが欲しい。断じてエロではない。さすがにもう彼女という年齢でもなく、そんな状況でもないワケだけど、齢を取るに連れて孤独は深まるばかりなのだし、安らぎや癒やしといった、ココロの安寧を提供してくれる存在は渇望する。だから添い寝+会話くらいで丁度良い。賢いロボットならそんな大役も担ってくれそうな気がする。

僕は孫さんに期待している。この際、あうからソフトバンクに乗り換えたっていい。「ソフトでバンクラガッタ~♪バンクラガッタ~♪」まぁ高いから買えないんだけどね・・・ハハッ!

 

映画鑑賞記

スティーブン・リズバーガー「トロン」("Tron" : 1982)

コンピュータ内部に構築された電脳空間で繰り広げられる、プログラム同士の戦いを描くSF作品。

サイバー企業・エンコム社のソフトウェア開発技師ケヴィン・フリンは、自身の開発したゲーム「スペース・パラノイド」の権利をデリンジャーに奪われ、開発の場から追いやられてしまう。そこでフリンは同僚のブラッドリー、ローラの協力を得て、エンコムのコンピュータにハッキングを行い、権利が自らにあることを証明しようと画策する。しかし、コンピュータ内部を監視しているMCP(マスター・コントロール・プログラム)に侵入が発覚し、フリンは電脳空間へと引きずり込まれてしまう。そこはMCPの命を受けたサークに支配された世界であり、ゲームの名の下、プログラム達が消滅を賭けた戦いを強いられていた。フリンはトロン、ラム、ヨーリらプログラムと共に、サークの追跡を交わし、MCPの破壊を目指すのだった。

本作は今回初めての鑑賞だったのだけど、先に続編の「トロン・レガシー」を観てしまったことを猛烈に後悔しましたな。こっちでまず設定と雰囲気を掴んでおけば、続き物としてもっと楽しめただろうに。もう自分阿呆かと。30年以上前の作品なのに、リマスタリングされているせいか、そこまで古さを感じさせない。というか、一周回って逆に真新しさすら覚えるのが凄い。CGというかアニメーションというか、古色蒼然でなんとも味わい深いこの映像表現は侮れない。レトロゲームの様に構築された綺羅びやかな電脳空間の中を、擬人化したプログラム達が生活?しているワケですな。現在の価値観で見れば、相当に時代を感じさせるヘンテコなスーツを纏ったプログラム達なのだけど、当時は超絶に斬新だったんじゃないかと。懐古補正を含んでしまうのはやむを得ないところだけど、それでも傑作だと思う。本作を踏まえた上で、もう一度レガシーの方を観てみようと思う。

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