チラ裏レベルの人生記(仮)

自分が自分で無くなった時に、自分を知る為の唯一の手掛かりを綴る、極めて個人的な私信。チラ裏レベルの今日という日を忘れないように。6年目。

太陽乞い。

週間予報を見ると雨マークが増えていて、来週も雨続きらしい。 僕がこっちに来てから、これほどの長雨は無かった様に記憶しているのだけど、これは一体どうしたことだろう。季節外れの猛暑が嘘のように冷え込んでいるし、寒暖差のストレスのせいか梅核気がぶり返してきた。起き抜けからもうイライラする。しばらく治まっていてくれたのになぁ。悩ましい・・・

とりあえず、雨降りでも図書の返却には行かなければならないのが辛い。こんなテンションでは重い腰を上げられないので、先日NHK歌謡コンサートで初めてフルで聴いた、橋幸夫の「恋のメキシカンロック」を、オリジナルな振付で歌い踊りながら、雨乞いならぬ太陽乞いをしてみた。「メキシカンロック~♪ ゴ~ゴ~♪ ゴ~ゴ~♪ 」な土曜の朝でした。考えるな感じろとばかりにそこに意味はなし。ごきげんよう、さようなら。

 

映画鑑賞記

ポール・グリーングラス監督作「キャプテン・フィリップス」("Captain Phillips" : 2013)

海賊により襲撃された貨物船の船長が、人質として拉致されてから、その後無事救出されるまでを描いた、実話ベースのサバイバルドラマ。

ケニアへの援助物資を乗せた、マースク海運の貨物船「マースク・アラバマ号」は、船長リチャード・フィリップス(トム・ハンクス)の指揮の元、モンバサへ向けソマリア沖公海上を運航していた。そこへソマリアの漁師らで構成された武装海賊一派が、ボート二隻で急襲をかける。海賊の接近を食い止め、ソマリア海域からなんとか離脱しようと考えたフィリップスは、船員に蛇行や放水などによる対応策を指示するも、海賊の銃撃に対し防戦一方となり、遂には乗船を許してしまう。法外な金銭を要求し、執拗に脅しをかける海賊らだったが、フィリップスは機転を利かせ、船員らに的確な指示を与え続ける事で、海賊の一人を拘束することに成功する。解放と引き換えに、間に合わせの現金だけで引き取る様に交渉し、海賊らはそれに応じる構えを見せるも、フィリップスを人質にし逃走を図るのだった。

実際にこんな事件があったなんて知らなかった。実話ベースとは言え、どこからどこまで事実に則して描かれているのかは知る由もないけれど、一触即発の壮絶な事態だったのは窺い知る事ができる。もっとも、結果は分かっているので、どうしても予定調和な展開に終始してしまう感は否めないのだけど。血色の良い白人らで構成された船員達と、痩せぎすで気性が荒く、常に薬物を歯噛みしている黒人の漁師達、という構図が物哀しい。海賊の様な蛮行が許されないのは当然だけど、単純に善悪二元論では測れない背景があるワケで、船長救出されて万々歳!って両手を上げて喜んでもいられないよねってハナシ。それにしても船長は勇敢だった。

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