チラ裏レベルの人生記(仮)

自分が自分で無くなった時に、自分を知る為の唯一の手掛かりを綴る、極めて個人的な私信。チラ裏レベルの今日という日を忘れないように。6年目。

花火はどこで?

ひんやりする朝。ここ数日、3~4時間程生活リズムをズラしてしまったせいか、日中アタマが重く、夢現の境目で喘いでいる。とくに起き抜けなどは酷く、カラダは動くのにオツムが回らず、さながら金縛りに近い状態である。こんな感じだからGカレに詰めたタスクをバシバシ飛ばしていってしまう。まぁどれも取るに足らない予定なのだけど、自分で前もって決めた事くらいは処理していきたいのよね。最近は読書も滞りがちだ。長期ムショクだと毎日に張り合いがなさすぎてイカンわ。近々、大ヒットしているらしい新作ゴジラを観に行くつもりだけど、こんな状態で果たして楽しめるかどうか。シャキッとしてるのがツライから、いっそ横になって観たい。あとできればリア充カップルを視野に入れたくない。ゲンジツトウヒに来ているのに、ゲンジツに引き戻されるから。お一人様限定みたいな回があればいいんだ。興行的に捗るかどうかは知らんけど。

ときに毎年、夏になると思うのだけど、そこかしこで売ってる花火の詰め合わせって、アレはいったいどこで遊んだらいいのかしら。花火大会とかあの手のリア充系イベントは大の苦手だから、せめてもの慰みとして、ひっそり手持ち花火でもやりたいのだけど、今日日、公園を始めどこもかしこも花火は禁止されているのよね。ぼっちでやる分には全く苦にならないおっさんだけど、いかんせん近場で適当な場所がないし、場所探そうにも足がないしで悶々。やっぱり庭付き一戸建てみたいな、ある程度の生活水準をクリアしたヒトにだけ認められる道楽なのかねぇ。郷里の団地でやったのが最後で、あれはもう25年以上前か。あの頃は規制も緩かったよなぁ。

今日もまたアラホーとは思えぬ世迷い言を吐露してしまったわい。うなぎ食べたい・・・

 

映画鑑賞記

ニール・ジョーダン監督作「ビザンチウム」("Byzantium" : 2013)

長い歳月を超え、現代を生きる吸血鬼の母娘の姿を描くファンタジー・スリラー作品。

16歳の姿のまま、200年以上の歳月を生きる吸血鬼エレノア(シアーシャ・ローナン)は、同じく吸血鬼である母クララ(ジェマ・アータートン)と共に、正体を巧みに隠し、各地を転々としながら現代を生きていた。二人は吸血鬼と化した経緯に問題があり、それが原因で長きに渡り吸血鬼の一族に追われる身であった。娼婦として身を立てるクララは、ある夜、追っ手の男に遭遇し、一族が二人のそばまで迫って来ている事を知る。住処を離れ、二人が次に流れ着いた先は、海岸沿いにあるビザンチウムという名の廃れた下宿だった。クララは持ち主のノエル(ダニエル・メイズ)を丸め込み、ビザンチウムを売春施設として再利用する様に持ちかける。一方、エレノアは白血病の青年フランク(ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ)と親密になり、秘密を打ち明けていく。

一風変わった趣きの吸血鬼映画。血を吸わねば生きられないのは当然として、不老ではあっても不死ではない様で、牙と爪以外に特筆すべき力があるワケでもない感じ。その一方で、日中、普通に外を出歩けたりするのは不思議。吸血鬼となる為にはある通過儀礼が必要で、それ故、噛んだ相手が吸血鬼にはならないのも、他の吸血鬼モノと違うところ。母娘の間に潜む真実と一族に追われる理由、そしてエレノアとフランクの恋路の行方、この辺が見どころかなと。シアーシャ・ローナンの物憂げでミステリアスな雰囲気が、秘密を抱え孤独に生きるエレノアにハマっていて良い。逆にジェマ・アータートンは気性が荒い母親兼娼婦役を、大胆かつセクシーに演じている。二人の静と動の関係性が、物語をより一層魅力的なモノにしているのですな。

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