チラ裏レベルの人生記(仮)

自分が自分で無くなった時に、自分を知る為の唯一の手掛かりを綴る、極めて個人的な私信。チラ裏レベルの今日という日を忘れないように。6年目。

スタバへの憧憬。

週初めの天候は良好。相変わらず僕は連日コーヒーをグビグビといただいているワケで、一日1リットル前後は飲んでいる様に思う。夏場に、冷コーを1リットルもボトルで購入して飲もうものなら、おカネがかかって仕方ないが、もうホットに移行したのでそこまで懐が痛む心配もない。特売でまとめ買いしたゴールドブレンドは、貧乏舌の僕との相性が良く、これ以外の銘柄を飲むと、上位商品でも美味しく感じなくなってしまった。もっとも僕の手に届く上位品なんかたかが知れているし、高級なコーヒーなど飲む機会がないのだが。

昨年頃からコンビニコーヒーが世を賑わす一つの商品文化として定着し始め、レギュラーサイズ100円というお手軽な価格から僕もよく利用している。それでも外でコーヒーというと、僕の様ないも臭い男子などはサレオツなスタバをまず連想してしまう。そうは言いつつも、恥ずかしながら僕はこれまで一度もスタバに入ったことがない。コミュ障だからってのが大きな要素だが、普通に入るのが怖い。いったいどんな顔をして店の敷居を跨げばいいのか分からない。何をどう注文すればいいのか、店内でどう過ごせばいいのか、皆目検討がつかない。

たまにスタバの前を通る機会があり、その度に店内の様子を窓越しに観察してみるのだが、揃ってサレオツな客ばかりで、みな颯爽と入店し、各々の時間を優雅に過ごしているのが分かる。僕の様な薄ら汚いおっさんの与り知らぬセカイがそこにある。一度くらい入ってみたいが、きっと場違い感で息苦しくなって、寛ぐどころじゃないと思うから、指をくわえて見てるだけ。ま、普通の喫茶店にも一人じゃよう入らんのだけどさ。自室でインスタント啜ってるのが性に合ってるんだな。

こういうの見るにつけ、やっぱりスタバってのは社会的ステータスなんだろうなと思うのよね。

 

 

映画鑑賞記

ベン・スティラー監督作「トロピック・サンダー/史上最低の作戦」("Tropic Thunder" : 2008)

ベトナム戦争を題材にした映画の撮影中、武装組織蠢くジャングルの奥地に送り込まれてしまった、名物俳優達の奮闘ぶりを描くアクション・コメディ作品。

ベトナム戦争の生還兵フォーリーフ(ニック・ノルティ)が戦地での体験を綴った「トロピック・サンダー」が映画化される事となり、スピードマン(ベン・スティラー)、ポートノイ(ジャック・ブラック)、ラザラス(ロバート・ダウニー・Jr)、チーノ(ブランドン・T・ジャクソン)ら主役級俳優に、新人俳優サンダスキー(ジェイ・バルチェル)を加えた5人がキャスティングされ、撮影が行われていた。ところが、スピードマン、ラザラスらはそれぞれの演技プランを主張し互いに反発。監督のコックバーン(スティーヴ・クーガン)には手に負えない状況の最中、タイミングを見誤って大仕掛が作動してしまい、製作スタジオに大損害を与えてしまう。スタジオのプロデューサー、グロスマン(トム・クルーズ)に大目玉を食らったコックバーンは、フォーリーフの助言を受け、俳優5人をたぶらかし、ベトナムでの現地ロケと称してジャングルの奥地に連れ出す。あくまでリアルさの追求の為だったのだが、思いがけず謎の武装集団と遭遇してしまい、彼らは命を狙われるハメになる。

大物俳優が名を連ねた豪華なキャスティングに加え、ロケや特効の規模も大きく、結構な予算が投じられたコメディ。俳優らに緊迫感を与えんと、フォーリーフがコックバーンを唆し、俳優らをベトナムのジャングルの奥地に送り込んだものの、実際に彼らが到着したのはジャングルはジャングルでも別の場所だったと。んでそこには中国系の武装組織のアジトがあったもんだから、さぁ大変。5人が携行している武器はフェイクだから、当然実戦では使いモノにならず、太刀打ちなんかできない。これもロケの一環だと信じて疑わないスピードマンを置いて、あとの4人は逃走を図っちゃう。結局は捕らえられたスピードマンの救出に向かうワケだけど、伏線がそこかしこに張られていてハナシに厚みがあるのが良い。ロバート・ダウニー・Jrが黒人に扮していたり、トム・クルーズがハゲ頭の巨漢で登場したり、もう二度とお目にかかれない様な笑いに富んだ一作ですな。

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