チラ裏レベルの人生記(仮)

自分が自分で無くなった時に、自分を知る為の唯一の手掛かりを綴る、極めて個人的な私信。チラ裏レベルの今日という日を忘れないように。6年目。

嫌吹替派のボヤき。

終日雨模様。塗り薬の使用期限がいつの間にか切れていたので、病院に行って処方してもらう予定で早起きしたのだが、この雨の中を歩くのかと思うと途端に萎えてしまって、朝食だけ摂って二度寝したら、正午まで寝入ってしまった。またゴミ出しをサボってしまい、朝ドラも見逃してしまった。

ムショク暇人の僕なりに予定があって、Gカレを見ると次にその病院に行けるのは2週間先になってしまうのだが、雨はそれほどダウナーな要素なので致し方ない。それまで期限切れの塗り薬を渋々使おう。一事が万事こんな調子だから、僕ってヤツはガチ腑抜け野郎である。

朝ドラと言えば、今週始まったマッサンは、スコットランド・パートでの吹替シーンが、ネット界隈で物議を醸している様で、確かにあの一連のシーンには僕もモヤモヤを禁じ得ない。もちろん制作側だって、いろいろと熟慮した上でああいうカタチになったとは思うのだが、ダブスタ感から生じる違和感がハンパない。エリーを始めとする外国人はともかく、マッサンこと玉山鉄二が英語で喋っているのが薄っすら聞こえてくるのに、その上から玉山鉄二自身の吹替が乗っかっているのだから、草不可避というかなんというか。

僕は吹替ってヤツがどうにも苦手で、嫌吹替派と自称してもいい程の野郎だから、尚更気になるのかもしれない。どんなに面白そうな映画やドラマでも、それが吹替でしか観られないのなら、観なくてもいいとまで考えてしまう。マッサンの当該パートも個人的には字幕の方が良かった。もっとも、長期に渡る放送の一部だけだから、さして目くじらを立てる様なコトでもないか。早速、今朝観逃したしね。(昼の回で取り戻したのだが)

我慢してつかーさい。

 

映画鑑賞記

ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督作「プリズナーズ」("Prisoners" : 2013)

2人の少女失踪事件を発端に、その容疑者を巡って、少女らの家族と事件を追う刑事、それぞれの思惑が交叉する様を描くクライム・サスペンス作品。

感謝祭の休日、父ケラー・ドーヴァー(ヒュー・ジャックマン)は妻グレイス(マリア・ベロ)、息子ラルフ、娘アナらを連れて、バーチ家を訪れ、フランクリン(テレンス・ハワード)、ナンシー(ヴィオラ・デイヴィス)夫妻とその娘ジョイの歓待を受ける。しかし、アナとジョイが2人で外出したっきり戻ってこない為、不安に思ったケラーらは周辺を探して回る。近所に不審なRV車が停まっていた事が分かり、関与を疑ったケラーらは警察に通報。刑事ロキ(ジェイク・ジレンホール)が急行し、現場付近でRV車を発見、容疑者アレックス(ポール・ダノ)を拘束する。ところがアレックスのIQは10歳児相当である事が分かり、ロキが取り調べるも目ぼしい証言を引き出せない。車内、そしてアレックスの自宅からも証拠は発見されず、アレックスは勾留期限が切れた後、釈放となるのだが、彼こそが誘拐したのだと信じて疑わないケラーは納得できない。警察に失望したケラーは、自らの手でアレックスを誘拐し、廃屋に拘束する。ケラーはフランクリンを巻き込み、アレックスに拷問を加え、娘の居場所を吐かせようと試みるのだが・・・

2時間半とちょっと長めの尺ながらも、絶えず緊張感が持続する骨太なサスペンスで、かなりの傑作だった。低IQのせいで、どうしても挙動不審な部分が目立ってしまい、容疑者として挙げられたアレックス。ケラーはアレックスが誘拐したのだと確信する余り、警察の目を盗んで、彼を誘拐し、自白させようと凄惨なリンチを加える。ケラーは父親が刑務所の看守だったせいか、拷問の術に長ける男なのである。フランクリンをも巻き込み、アレックスを追い込むのだけど、フランクリンはケラーとは違い、なんら確証がないままに事に及ぶのは賛同しきれず苦悩する。一方、ロキは事件を追いながらも、ケラーの不審な行動を見過ごすことができない。ケラーとロキで一悶着あった後、新たに別の容疑者が浮上する事となり、その時ケラーは?アレックスは?という展開へと続く。宗教観とか信仰の有り方がサブテーマになっている様で、要所要所でその手の演出がある。伏線の張り方、回収の仕方が鮮やかで、非常に見応えがあった。オチがなんともサレオツなのである。ヴィルヌーヴ監督、今後の活躍から目が離せないわ。

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