チラ裏レベルの人生記(仮)

自分が自分で無くなった時に、自分を知る為の唯一の手掛かりを綴る、極めて個人的な私信。チラ裏レベルの今日という日を忘れないように。6年目。

寧ろクルクルダウン。

黒田バズーカやら何やらで、連日、円安&株価が続いており、市場関係者らは随分と賑やかな様子。テレビを付けっぱにしていると、◯年ぶりに□円を更新だとか、字幕スーパーでその都度知らせるのだが、底辺ムショクにはこれが邪魔臭いことこの上ない。こんな実態を伴わないアゲ相場で、本当に喜んでいる人がどれくらいいるのだろうか?

ときに先日、予算委員会で、アベシが某週刊誌で取り沙汰されたある疑惑について追求されているところを、リアルタイムで見たのだが、途端に彼が気色ばむというレベルを通り越して、瞬間湯沸器の如く激昂し始めたものだから、その器の小ささにもはや嗤うしかなかった。ヒトがキレる瞬間というのを久しぶりに見た気がする。いつぞやの「撃ち方止め」発言は某A新聞社の捏造だと、これまた予算委員会の場で発言して物議を醸し、その後、捏造では無かった事が明らかになったワケだが、彼はその事についてA社に謝罪したのだろうか?

消費増税後、その支持率に翳りが見え始め、また国内外からアベノミクスを否定的に論じられる事が多くなり、窮余の策として、この度の株高を演出したとか、まことしやかに囁かれている。それが本当がどうかは知る由もないが、「こうして株価を上げてやったんだから底辺は黙って株買っとけよ」って、割りとマジでそんな風に考えていそうな気がする。あのヒトの事だから、トリクルダウンも純粋に信じているだろうし、「庶民どもがガタガタうるせえなぁ、黙っておこぼれを待ってろ」くらいの事は周囲にボヤいていると思う。

アベシには是非一度、格差スパイラルのクルクルダウンを経験してもらいたい。第一次安倍内閣では、何度でも再チャレンジできる社会を掲げ、特命大臣まで置いていたのだから、完全無欠のゼロから再チャレンジできるところを庶民に見せて欲しいものだ。

以上、豚肉が高かったから腹に据えかねて書いた。豚肉くらい国産のが食べたい。

 

映画鑑賞記

ブライアン・シンガー監督作「X-MEN: フューチャー&パスト」("X-Men: Days of Future Past" : 2014)

人間によって絶滅寸前に追いやられたミュータント達が、過去の歴史を変え、絶滅を免れようと奮闘するSFアクション作品。

未来のミュータント達は、人類の開発した強力な対ミュータント兵器「センチネル」の猛撃を受け、絶滅寸前の状況下にあった。荒廃した世界で、プロフェッサーX、マグニートーらを中心に、僅かに生き残ったミュータント達が結集し、最後の手段に打って出る事となった。センチネルは50年前にトラスクという科学者が、対ミュータント用兵器として開発した戦闘ロボットが原型となっており、そこへミスティークことレイヴンのDNAを解析する事で得た技術を実装し、飛躍的にその性能を向上させたのであったが、プロフェッサーらが考案した計画とは、精神のみを過去の肉体に伝送するキティ・ブライドの能力を用い、ウルヴァリンことローガンの精神を50年前の肉体に送り、レイヴンのDNAがトラスクの手に渡るのを阻止し、兵器の開発計画を中止させるというものであった。過去の時代では、プロフェッサーことチャールズとマグニートーことエリックが、考え方の相違から対立しており、また世界に散らばるミュータントも、その能力を公にはできずに虐げられ、人目を避けるような生活を強いられていた。一方、レイヴンはトラスクに殺された仲間達の無念を晴らすために、単身、復讐に向けて動き出していた。ローガンはチャールズとエリックを和解させ、レイヴンがトラスクの手に落ちぬように奔走するのだが・・・

X-MENシリーズ最新作にして超大作。前作「ファースト・ジェネレーション」と前々作「ファイナル・ディシジョン」の双方に繋がっているという粋な設定。キャストもファースト~とファイナル~からそれぞれ主要メンバーが続投しており、これでもかってくらい豪華な顔触れが並ぶ。ヒュー・ジャックマンはもちろん、ジェームズ・マカヴォイマイケル・ファスベンダージェニファー・ローレンスニコラス・ホルトら、中堅から若手の主役級売れっ子俳優が一堂に会する機会なんて、コレ以外にあり得ないだろうなぁ。おハナシは、ミュータント絶滅のきっかけとなる過去の因子を取り除いて、都合よく未来を変えようぜっていうタイムトラベルもの。こういうのは突き詰めるとパラドックスでモヤモヤするのが常だから、あーさいですかって感じで目を瞑ろう。ローガンが遡るのは、前作からしばらく経過した時代。キューバ危機が終わった後のニクソン政権下のアメリカは、ベトナム戦争で疲弊しきっており、社会には厭戦気分漂っていた。そんな最中、マッド・サイエンティストのトラスクがミュータントの危険性を説き、戦うべきは人間同士ではなくミュータントだと訴え、対ミュータント用ロボット「センチネル」を開発する。この時代にこんなハイテク兵器創れるかっよってツッコミたくなるけれど、そこはまぁSFよね。んで、レイヴンはミュータント解明の鍵となるDNAを有しているらしく、トラスクは彼女を生け捕りにしDNAを解析する事で、センチネルの性能向上に繋げたいと考えているワケですな。実際、未来世界のセンチネルは、初期型とは似つかぬほどの無敵っぷりで、ミュータント達はもはや為す術もなく、絶滅を待つのみなのだ。でもさぁ、多次元世界の解釈でいくと、過去に遡ることができ、歴史を変えたとしても、その絶滅の未来はなくなれど、誰の意識にもその事実は残らないのよね。やっぱりモヤモヤするわ(笑)今後、幾つか続編が控えているらしく、どんなハナシになるか全く想像できないけど楽しみですなぁ。

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