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チラ裏レベルの人生記(仮)

自分が自分で無くなった時に、自分を知る為の唯一の手掛かりを綴る、極めて個人的な私信。チラ裏レベルの今日という日を忘れないように。4年目。

廃人のデイドリーム。

ネガチブ日記 読了記 映画鑑賞記

今朝も昨日と全く同じで、朝のマッサンを見た直後に眠りこけてしまい、目覚めたら正午過ぎだった。そもそもベッドの上にいるのが良くないのだが、寒さを凌ごうと思ったら、どうしてもベッドで布団に包まっているのがマッチベターだから困る。壮大でスペクタクルに富んだ夢を見ていたのだが、当の内容が全く思い出せない。凄い内容だった、という事だけを覚えている状態で、こういう事は時々あるのだが、なんだかとても悔しい。

こちらに来てからというもの、冬季はこうして1日の8割方をベッドの上で過ごす様になってしまった。昨冬だったか、病院で先生にその事を話したら、朝起きたら布団は畳んでしまいなさいと諭されたのだが、その畳んだ布団の置き場がベッドの上以外のどこにもなく、暖を取ろうと思うと、畳んだ布団に手足を突っ込んでしまうので、結局同じことだった。

というのは、まぁ廃人が言い訳を弄しているに過ぎないので、どうにかせねばならんなぁと考えていると、また睡魔がやってくるのであった。いっそ永眠したい。あの夢の続きが見たい。妄想に耽りながら、こんな風にまたひとつ、週末が終わっていく。

 

読了記

福島第一原発収束作業日記: 3.11からの700日間

福島第一原発収束作業日記: 3.11からの700日間

 

通称イチエフで、事故直後から原発の収束作業に従事してきたハッピー@Happy11311氏の、およそ2年に渡るツイートの数々を、日記の様に時系列で抽出・編集した一冊。有志の作家が、事故後に原発の下請け会社作業員に転身し、イチエフに潜入取材したルポというのは何冊か読んできたが、この本の著者は事故以前からの原発作業員で、下請けとはいえ、その経歴は長く、職責も末端作業員とは異なり、東電本体とも折衝できるポジションの様だ。それ故、著者から発信される情報の深度や具体性は非常に高いという印象を受けた。

発刊日から少し時間が経過しており、また著者の垢のフォローもしていなかったので、本書に綴られている内容と、現在進行形で起こっている事象とでは、かなりのタイムラグを感じるのは否めない。しかし、最近の報道などで漏れ伝わってくるイチエフの収束作業の状況は、著者が事故直後からそのツイートで再三指摘し、予見してきた通りで驚かされるばかりだ。

そして今後、より一層危惧されるのは、原発作業員が思うように確保できないという事態だ。これは放射線業務従事者の被曝線量限度が、5年間で100mSvかつ1年間で50mSvと決められているからで、東電社員なら社内で被曝しない部署にローテーションさせる事もできるのだが、下請けの社員は線量限度に達したらそのまま失職しかねない。そして、薄給重労働でも献身的に現場で収束作業に当たっているのは、彼ら下請けの社員である。

そんな収束に欠かせない作業員達が、現状では使い捨て要員にされてしまっている。こんな有り様だから、同じ放射線業務に携わるなら、より被曝線量が少なく安全で好待遇な除染業務、もしくは他の原発に職を求めるのも当然だろう。こう考えた時、原発再稼働は立地自治体だけの問題では無く、イチエフの廃炉工程に直結する重大性を帯びていることが明らかだ。また単純にカネや技術があれば解決する話でもない。

既にイチエフの廃炉に向けた作業は予定より遅れが生じ始めており、今後、作業員の確保に窮することになれば、廃炉は事実上不可能になるかもしれない。著者の語り口は「今日もコツコツでし」などと明るいのだが、そこで述べられているのは極めて重たい、厳然たる事実で、僕は悲観に暮れてしまった。本当にどうなるんだろう。

 

映画鑑賞記

デヴィッド・フランケル監督作「ワン チャンス」("One Chance" : 2013)

イギリスの人気オーディション番組がきっかけで、オペラ歌手として世界に名を轟かせたポール・ポッツの、デビューまでの道のりを描いた伝記ドラマ作品。

ポール・ポッツは幼いころから歌うことが大好きで、いつかオペラ歌手になることが夢であった。ところが彼は、その声量の大きさ故に誂われる事もしばしばで、また小太りな体型と気の弱さが災いし、悪友に虐められる事が悩みの種であった。大人になったポールは、携帯電話ショップの店員として働きながらも、オペラ歌手になることを諦めきれずにいた。有名なオペラ歌手を輩出し、憬れのパバロッティも視察に訪れるという、ヴェニスのオペラ学校へ留学するには纏まった資金が必要だったが、少ない給料でそれを捻出するのは困難で、半ば諦めてかけていた。ポールはジュルズという女とメル友の仲だったが、ある日、ショップの店長ブラドンの計らいで実際に彼女と会うことになった。初対面のポールとジュルズはすぐに打ち解けあい、そのまま交際へと発展する。ポールはヴェニス留学の事をジュルズに相談し、背中を押されるのだが、そんな時、地元のバーで一芸披露の大会が開催され、優勝者には懸賞金が支払われる事を知り、ポールはヴェニス行きを懸けて、得意のオペラで大会に挑むのだった。

"Britain's Got Talent"というイギリスの人気オーディション番組で優勝し、一躍スターダムに伸し上がったオペラ歌手ポール・ポッツの、デビューまでの波乱に満ちた道のりをコメディタッチで描いたドラマ作品。準決勝でポッツが渾身のオペラを披露し、審査員を圧倒、会場にスタンディングオベーションが沸き起こった模様が、ようつべにうpされるやいなや、瞬く間に世界中にその名を轟かせる事となった。あの短い映像だけでも、グッと来るモノがあったのだけど、こうして実話を元にした本作を見てみて、単に一発逆転劇に留まらない紆余曲折があったのだなぁと感慨ひとしおであった。もちろん映画化に際し、多少の美化や誇張などはあるのだろうけど。ヴェニス留学を果たし、憬れのパヴァロッティの前でオペラを披露する念願が叶うも、生来の緊張しい故にベストを尽くせぬどころか、全否定されてしまったポッツは、意気消沈しオペラから距離を置いてしまう。しかし、堕落しかけるポッツの傍には常に最愛のジュルズがいて、彼をサポートし続けるワケですな。純愛ですよ、純愛。なんとも羨ましい。一時、声が出せなくなったり、事故に遭って大怪我したりと、悲喜交交いろいろありながらも、ジュルズの為に歌い続け、願いは結実する。プラ悪監督作品だけに、笑いと涙のバランス感が心地よく面白かった。

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