チラ裏レベルの人生記(仮)

自分が自分で無くなった時に、自分を知る為の唯一の手掛かりを綴る、極めて個人的な私信。チラ裏レベルの今日という日を忘れないように。6年目。

もう少し あと少し。

午前4時、ゴミ出しに行くと、まだ雪がしんしん降り続けており、10センチ以上の積雪である。 昨日、朝には積もっているかも~とか呑気にかまえていたが、一晩でかなり降ったようで見通しが甘かった。これが根雪になるかは分からないが、しばらく気温が低いそうだから路面は融雪と凍結を繰り返してワヤだろう。スノーブーツを出したことだし、今年もコケカウントを意識することで転倒しないように心掛けがけよう。ゼロコケでいこう、ヨシ!

さて、今時期の冷え込みが強まる季節、無性に人肌が恋しくなってしまうのは、僕の様な完全無欠のアラホーDTでも同じ事で、年間通算会話時間数分レベルの暮らしが当然となった今でも、どこか漠然とした寂しさってのが募りがちである。いくら強がってみても寂しくて堪らず涙する時がある。そんな僕のヒーラーたる存在がZARDだ。もっとも僕はコアなファンと言うワケではないのだが、夜長の季節にはZARDのアルバムばかりプレイリストに入れて聴いている。

ZARDの楽曲は総じて150曲以上あるそうだが、その中でも僕が一番好きなのが「もう少し あと少し…」である。リリースはもう21年も前の曲なのだが、今もなお全く色褪せることがない。「不倫」をテーマに扱った曲だとされ、当然女性目線の世界観だから、不倫どころか恋愛すら未経験で剰えおっさんの僕には、およそ理解できるはずもないのだが、詞、曲、アレンジどれも秀逸で何度聴いても胸キュン()してしまう。

この曲が卓越しているのは2番で、

想い出の神戸の街で

あなたへの手紙したためています

忘れようと 何度もしたわ

その方が楽になれる

 Aメロからの「ついし~ん♪」で始めるBメロ!ここが胸キュンポイント。

追伸 あなたの生まれた家を見てきました

なんだか 切なくて懐かしかった…

ここまで愛される男ってどんな奴なんだ。畜生。

もう少し あと少し そばにいたい

叶わぬ夢と知っても

そう少し あの人より出逢う時が

遅すぎただけなの

坂井泉水女史の言葉選びのセンスに感服してしまう。栗林誠一郎氏のキャッチーな曲については言うまでもない。ZARDの黄金期で言えば、「負けないで」に代表される織田哲郎氏の曲の方が一般に有名かも知れないが、僕は断然栗林氏の曲が好き。

不倫に興じる女性の心境ってのは、僕などには推し量るのも難しく、この曲の世界観がどれだけ真に迫るモノなのかも分からない。ひょっとしたら、こんなのねーよって感じなのかも知れないが、哀愁漂いまくりなこの曲こそ、ぼっちのおっさんの恋愛観を象っているのであった。ちなみに「もう少し あと少し…」は5thアルバム「OH MY LOVE」に収録されており、こちらも比類なき名盤、まさに神アルバムである。

 

映画鑑賞記

デヴィッド・トゥーヒー監督作「パーフェクト・ゲッタウェイ」("A Perfect Getaway" : 2009)

ハワイ・カウアイ島を訪れた若いカップルが、凶悪な殺人犯に襲われる様を描くスリラー作品。

ネムーンでハワイを訪れた新婚カップルのクリフとシドニーは、絶景を見渡せるビーチでキャンプをするために、気もそぞろにオアフ島からカウアイ島へと向かう。ビーチまでは数キロの距離を歩く必要があったが、切り立った崖や鬱蒼と生い茂る森を抜けるその険しい道程さえ、2人は冒険に興じる気持ちで楽しんでいた。道中、クリフらはケイルとクレオ、ニックとジーナという危険な香りのする二組のカップルと遭遇する。成り行きでニック、ジーナと同行する事になったクリフらは、オアフ島で発生した殺人事件が報道で取り沙汰されており、容疑者と称される若いカップルが指名手配されている事実を知る。クリフらはケイルとクレオが容疑者カップルではないかと訝るのだが、ニックとジーナについても不審な点が目立ち始め、彼らに対しても疑いを深めていく。

何をどう書いてもネタバレになってしまう、視聴者欺き系のスリラー作品。狭い島内という閉鎖的な環境の中で、ラブラブカップルがサイコ野郎に襲われるみたいな、サバイバル系のスリラーかと思い、出だしこそそんな流れだったのだけど、なんか変だな~おかしいな~って次第に雲行きが怪しくなり、おいおいひょっとしたら・・・って考えたその通りの展開になった。後半、ちゃぶ台返しの様な転換があり、その余りの強引さに苦笑必至。ちょっと冗長かなってシーンも多いけれど、ストーリーを成立させるためにはやむを得なかったのかな。

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