チラ裏レベルの人生記(仮)

自分が自分で無くなった時に、自分を知る為の唯一の手掛かりを綴る、極めて個人的な私信。チラ裏レベルの今日という日を忘れないように。6年目。

使P誤(ツカピーゴ)。

腰が痛くて、座ってPCに向かっているだけでもしんどい。横になっているのが一番ラクなのだが、それだと廃人まっしぐらだから、痛みが落ち着くのを待つしか無さそう。この先、一生こんな感じで腰を庇って過ごすのかと思うと気が重い。4足歩行の動物に生まれたかった。

衆院選の公示期間となり候補者が出揃ったので、自分の選挙区の顔触れだけ確認しておいた。投票先は限られているから、この際、政策はざっくりとしかもう確認しない。各党の選挙カーは近所まで来るものの、演説は駅前とか都心まで行かないと聞くことができないから、機会があれば足を伸ばしたいのだが、歩きだとなかなかツライし、その為だけに交通費をかけてまで行く気もしない。4足歩行の動物に生まれたかった。

ネットを見て回っていると、方々のサイトでJ民党の広告が表示されて辟易する。総理の顔と共に「この道しかない」とかいう迷台詞が表示されるアレである。ユーチューブでも動画が始まる前に総理の登場する広告がしばしば挿入されて、これがまた鬱陶しいことこの上ない。メディアではアナウンス効果を狙ったと思しき、J民党大勝の観測が垂れ流され、もはや投票日を待つまでもないと行った空気が醸成されつつある。実にくだらない。しかし、だからといって「興味がない」「関心が持てない」とかいう理由で、投票を棄権する心理が僕には全く理解できない。一握りのセレブリティでも、僕の様なGMKZでも同じ一票である。やると決まった以上は、この貴重な権利を行使しない手はない。

残念な広告と言えば、ユーチューブの右上に「お使いのPCが今にも誤動作を起こしそうです。」(以下、使P誤:ツカピーゴ)という煽り文句と共に表示される広告があり、それが具体的に何のサービス或いは商品の広告なのか、踏んだことが無いので分からないのだが、とにかく頻繁に表示されるから目障りで仕方ない。

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この手の広告をブラウザでブロックする方法があるそうだが、使P誤の為だけにブロックを適用するのも腹立たしいから、その都度「不適切」をクリックして報告している。こんな品の無い広告がネットではなぜ許されるのか不思議だ。例えば「お使いのクルマは今にも暴走しそうです。」「あなたのお住まいは今にも倒壊しそうです。」という不躾なテレビCMがあったとして、それを観た視聴者から苦情が殺到するのではないだろうか。事と次第によってはお上の指導が下るレベルだと思う。ターゲティング広告なら、もっとこう僕が踏みたいと思うリンクを引っ張って来れば良いと思うのだが、そこまでアタマが回らないのか、或いは別の意図があるのか、ネットはまだまだ分からない事が多い世界だ。

 

映画鑑賞記

アンドリュー・ニコル監督作「ザ・ホスト 美しき侵略者」("The Host" : 2013)

地球外知的生命体「ソウル」の侵略により、絶滅の危機に瀕する人類と、人類と友好的な関係を築こうとする一人のソウルとの関係を描くSF恋愛作品。

人類は地球外より飛来した知的生命体「ソウル」の侵略を受け、絶滅の危機に瀕していた。ソウルは宿主の脳に寄生して、その身体を乗っ取る小型の生命体で、千年以上もの長きに渡り生き続ける事ができる為、はるばる宇宙を旅しては寄生できる宿主を見つけ、入植を繰り返してきたのだった。寄生された人間は自我を消失し、瞳の色が青く変化する事が特徴で、寄生の有無は容易に見分けが付いた。寄生を免れた僅かな人類はレジスタンス化し、人里離れた砂漠の荒野のアジトでコミュニティを形成し、悟られぬ様に息を潜めて生活していた。メラニーもまた生き残りの一人だったが、弟ジェイミーと逃亡を図っている途中でソウルに捕らわれ、寄生手術を施されてしまう。メラニーに寄生したソウルはその名をワンダラーと称し、シーカーと呼ばれる治安維持のソウルの命の下、メラニーの記憶からアジトの場所を探索しようと試みる。ところが、メラニーの意識は消失せずに存在し続けており、ワンダラーの意識と激しく衝突し、抵抗する。友好的な性格のワンダラーは、メラニーの記憶に触れた事で人間に情が湧き、メラニーと協力しながらシーカーの監視を逃れ、アジトへ戻るのだが・・・

端的に言えばエイリアンによる侵略系SF作品。ソウルというのは、多足類のムシの様な小さくふわっとした生命体で、神々しい光を放ちながらも、それ自体は貧弱だから宿主に寄生しなければ生存できない。彼らはいくつもの星を渡り歩いて入植を繰り返してきており、地球もその一環というワケですな。メラニーは弟を守りたい一心で身を投げうち、寄生されてしまうのだけど、何故か彼女だけは他の人間と違って自我が消失しなかったと。ソウルの人格ワンダラーはその友好的な性格から、人間に同情を寄せてしまい、メラニーの意識に小突かれながらアジトへ到達。アジトでもその性格が人間に受け容れられ、ソウルと人間の共生の道を探るようになる。ここからがおもしろ恋愛要素で、メラニーにはジャレドという恋人がいるのだけど、ワンダラーはイオンという別の男と惹かれ合ってしまうという、なかなかムフフな展開となる。ひとつしかないメラニーのカラダを巡って、イオンとジャレドの微妙な関係が始まっちゃうのだ。正直、SFとしてはあまり深みのない単調なストーリーなのだけど、シアーシャ・ローナンがかわいいから許せてしまう。これでまだ20歳なのだから、彼女は今後の活躍が一層期待できますな。終盤、ちょっとしたサプライズ要素があり、個人的にはツボった。

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