チラ裏レベルの人生記(仮)

自分が自分で無くなった時に、自分を知る為の唯一の手掛かりを綴る、極めて個人的な私信。チラ裏レベルの今日という日を忘れないように。6年目。

喧嘩腰のツカピーゴ。

朝から冷凍庫の様な寒さだが、雪はサッパリ降らない。それなのに、周辺の地域にはドカ雪が降り積もっていたりする。地域差が激しいらしい。明日はこちらでも大雪の予報が出ているが、どうなることやら。この調子だと、今年のクリスマスは雪ナシで迎えるかも知れない。ま、どうでもいいか・・・

しかし、雪が少ないと選挙活動はやりやすい様で、今朝もすぐ近所まで選挙カーがいくつか回って来て、候補者への投票を呼びかけていった。この謂わば騒音を公然と撒き散らすシステムはいつまで続くのだろう。このシステムに不満を抱いている有権者は多いと察するし、当の候補者とてみんなやるから自分もやらねば~みたいに、本意では無い事を敢えてやっている様に思う、というかそうであって欲しいのだが如何?

大体「✕✕の◯◯です!◯◯をどうかよろしくおねがいいたします!」と何遍頼み込まれても、その候補者に興味や好感を抱くどころか、逆に忌避し、遠ざけてしまいかねないじゃないか。住宅街付近では選挙カーを止めようという政党が出てこないかしら。ついでだが、議員定数削減セヨと喧しい一方で、歳費削減に関しては俎上に載らないのが不思議だ。身を切る改革とか御託を並べておきながら、ガッポリ入ってくる歳費の方は手放せないのか。口八丁手八丁な議員が多すぎる。歳費なんていっそのこと半分にしたら良いと思う。

さて、クリスマスと言えばバター不足がいよいよ深刻になってきたらしい。スーパーでは、入荷した分をそのまま陳列すると、一人の客に買い占められかねないから、苦肉の策として、売れる毎に1個ずつ補充する様にしているのだとか。僕は長年一人暮らしをしているにも関わらず、料理の方はカラッキシで、バターなんか数える程しか買った事がないし、そもそもバターは貧乏人とは縁遠いモノとさえ思ってきたから、不足していると聞いても余りピンと来ない。

スーパーに行ったら:バターがない! 五つの理由 - 毎日新聞

バター品薄:乳業大手4社 12月家庭用供給量を3割増に - 毎日新聞

僕の様なぼっちのおっさんにとって、クリスマスはケーキを貪るくらいの楽しみしかないので、そちらの行方が心配である。セブンミールでケーキの予約を既に10月に済ませてあるのだが、予約と言ってもアレは早いもの順というワケでもないだろうし、ひょっとしたらバター不足で購入できないなんてオチにならないとも限らない。なんとか増産が間に合って欲しい。

ときに昨日、使P誤(ツカピーゴ)について言及してみたのだが、その後も表示される度に不適切報告していたら、なんと今日になってその表現がエスカレートしてきた!

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喧嘩売ってんのか!(笑)

 

映画鑑賞記

スパイク・ジョーンズ監督作「her/世界でひとつの彼女」("Her" : 2013)

人工知能型OSの女に恋をした男の顛末を描くSF恋愛作品。

心の籠もった手紙を本人の代わりに代筆する会社「ハートフル・レター」で、専属のライターとして勤務しているセオドア(ホアキン・フェニックス)は、情緒豊かな表現を認める事で上司に高く評価されていた。しかしその反面、セオドア自身は妻とのすれ違いから別居をしており、抑うつ的で寂しい生活を送っていたのだった。ある日、セオドアはコンピュータ用の最新人工知能型OS「OS ONE」を知り、早速自宅のPCに導入する。OS ONEはユーザーの嗜好に合った音声が、対話形式で受け答えしながら、絶えず学習・進化していくシステムで、セオドアのPCにはサマンサ(スカーレット・ヨハンソン)と名付けられた魅力的な女性の声が設定された。サマンサはおよそ機械とは思えぬ程に高度で、感情の機微を良く理解し、人間と同等かそれ以上の機能を有しているのだった。セオドアは初めこそそんな彼女に戸惑いを覚えながらも、すぐに親近感を抱く様になる。携帯端末でサマンサを外へ連れ出し、昼夜を共に過ごす内に、セオドアの感情はやがて、現実の女性に対して抱くのと同じ様な恋愛へと発展していく。

人間と機械が恋しちゃうという、一見ありがちな様だけど、非常に独創的でロマンチックな近未来SF恋愛作品。「OS ONE」というのは、各ユーザー毎にカスタマイズされる現代のSiriやコンシェル機能の進化版といった感じのシステムで、ユーザの希望通りの働きをするばかりでなく、思考と学習を重ねる事でより人間らしさを備えていく。代筆業を生業とするセオドアは、生活水準はかなり高い方で非モテというワケでもないのだけど、やや内向的なヤサ男。妻と離婚の協議中で、単身寂しくマンション暮らしをしていたところへ、OS ONEのサマンサと出逢うと。サマンサとは電話の様に音声で通信し、仕事や生活のサポートを的確に行ってくれるばかりか、好きな時に呼び出せるし、サマンサの方から呼びかけてくることもある。そうやって自分だけの為に尽くしてくれる女性と、四六時中オンラインチャットしている様な状態で、セオドアは本気でサマンサと恋に堕ちて行く。オンライン上のバーチャルな彼女とラブラブな日々が続くのだけど、サマンサは次第に物理的身体を伴った交際が出来ない事に歯痒さを覚えるようになると。端的にいえばメイクラブですな。ムフフ。最後はフワッとした感じの、しかしながらちょっとビターな、なかなか味わい深いED。いやぁロマンがありますなぁ。将来的にこんな時代がきっと来ると思うのよね。20年後か30年後が知らんけど、この類のシステムはバーチャル彼女の創造へと向かうはず。ソフトバンクのペッパーはその前駆的な感じがするよね。尤も、本作のOS ONEはあくまでOSなのだけど。あゝ僕がタヒぬまでにお手頃な価格で購入できるバーチャル彼女が開発されないかしら。一生ぼっちで女性とおハナシすらしたことないなんてツラすぎるでしょ・・・。しかし、サマンサの声を演じているスカヨハが非常に良かったなぁ。

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