チラ裏レベルの人生記(仮)

自分が自分で無くなった時に、自分を知る為の唯一の手掛かりを綴る、極めて個人的な私信。チラ裏レベルの今日という日を忘れないように。6年目。

良さ気なカバン。

今日は諸用で朝3時半に起床。爆弾低気圧だとかで猛吹雪の予想だが、一旦小康状態に落ち着いた様だ。ゴミ出しついでに外の様子を窺って来たが、深い積雪が大雨でシャーベット状になっていて、どこを歩くにもザブザブと足を沈めねばならず、大変だった。これが凍結したら更に厄介だろう。午後からは本格的に吹雪き始めるらしいから、今から戦慄モードである。

大雪の日などで特に困るのがカバンの問題だ。僕は日頃からトートを愛用しており、購入してから4年近く経つお気に入りで、カバンとしての機能自体に不便さを感じてはいないのだが、その一方で、こちらへ来てから雪道を歩く際に手を塞いでしまうのは、かなり危険だということを痛感してきた。買い物袋を提げれば両手が塞がってしまうので、バランスを保ちにくいし、転倒した際にも咄嗟に受け身を取れず、当たりどころが悪ければタヒんでしまうかも知れない。腰に爆弾を抱えているのに、これに障害でも加わったらと思うと不安だ。となると、冬場はショルダーの様な手が塞がらないカバンの方が色々と捗る。

基本的に移動手段は徒歩オンリーだから、ドカ雪の最中でも難なく使用できるカバンを欲する様になり、ここ2年程、良さ気なモノが無いか探してきたのだが、なにぶんリアル店舗を見て回る事ができないから、ネット限定でちまちまと効率の悪い探し方をしてきた。そこそこの耐久性と機能性、飽きの来ないデザイン、お求めやすい価格、これら三拍子を満たすモノがなかなか見つからず、妥協已む無しかと考えていたところ、つい先日、ビビビッ!と物欲を刺激するカバンを発見した。

多少、値が張るのが悩みどころで、暇さえあればその商品のページを見て悶々としている。タヒぬまで使う、と言ったら大袈裟でも、10年は使えそうだから、そう考えると実質タヒぬまで使う事になりそうだが、全力買いしなければならないので、おいそれとポチるワケにもいかない。考えている間に冬が終わってしまいそうだし、いざポチろうという時には品切れなんて事態になりかねないので、今月いっぱい熟考して結論を出そうと思う。

 

映画鑑賞記

サイモン・ウェスト監督作「ゲットバック」("Stolen" : 2012)

娘を誘拐された元強盗団の盟主が、身代金を工面する為に、捜査網を掻い潜り、再び強盗に挑む様を描くクライム・アクション・スリラー作品。

最高の腕を誇るウィル(ニコラス・ケイジ)を筆頭に、ヴィンセント、ライリー、ホイトで編成された銀行強盗グループは、全米にその名を轟かせ、FBIが血眼になり追跡する程の辣腕ぶりであった。ある夜、グループは1000万ドルを狙った銀行強盗を計画し、FBIの包囲網を掻い潜り、首尾よくカネを持ち出す事に成功するのだが、逃走途中にウィルとヴィンセントで諍いが生じ、ヴィンセントは重傷を負ってしまう。迫り来るFBIに怖気づいたホイトは、ライリーとヴィンセントを連れ、ウィルとカネを置き去りにしたまま逃走してしまう。ウィルはFBIの追跡を振り切ろうと孤軍奮闘するも、追い詰められてしまい、罪を軽減する為にカネを処分した後、逮捕される。8年の服役が終わり、仮釈放となったウィルは、その足で愛娘アリソンの元へ向かう。関係を修復したいウィルに対して、アリソンの態度は冷たくよそよそしいもので、その場で別れてしまう。ところが程なくして、死んだはずのヴィンセントから連絡があり、アリソンを誘拐したと告げられる。ヴィンセントは、ウィルが逮捕前に隠したであろうカネを、アリソンと引き換えに要求するのだった。

離婚した妻の元にいる愛娘が誘拐されて、父親が命がけで奪還しようと奮闘しちゃう、設定としては割りとあるあるなクライム・アクション。本作はその父親ウィルが凄腕の銀行強盗なのに、些細な諍いから一人だけ逮捕されてしまい、結果的に8年間も服役。そんな父親を持つ娘の心中如何ばかりかってところなのだけど、ウィルは娘を溺愛しているから、誘拐されたと知り激しく動揺。そしてその犯人が、8年前に仲違いし、その後死んだと聞いていたヴィンセントと来たもんだから愕然。盗んだ1000万ドルを要求するヴィンセントに、ウィルは逮捕前に処分したと必死で説得を試みるも信じてもらえるはずもなく。ウィルが本当に処分したかどうかは、曖昧な演出がなされており、視聴者にも真偽がわからない様になっているから、そういう意味でスリラー要素があって面白い。カネが用意できなければ、犯罪で工面するほかなく、高難度な銀行強盗に乗り出すと、こういうハナシですな。シンプルかつスタイリッシュな作りで、テンポもなかなか。カーアクションが非常に痛快なデキで、見応えは十分だったかなと。最近観たニコラス・ケイジの主演作の中では一番じゃないかな。

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