チラ裏レベルの人生記(仮)

自分が自分で無くなった時に、自分を知る為の唯一の手掛かりを綴る、極めて個人的な私信。チラ裏レベルの今日という日を忘れないように。6年目。

おっさんのQOL向上計画。

昨日は前日より8度近く気温が上がり、吹く風も生暖かく感じられ、冬らしくない天候だった。今日は一転して10度程下がり、再び真冬の寒さが戻ってきた。クリスマスが近づいてきたが、例年通り降雪日和となりそうだ。僕にとって、クリスマス≒ケーキでしかないから、「クリスマス」という単語を思い浮かべただけで、反射的にヨダレが出てくる。一年で一番贅沢できる日だから、それはもう楽しみだ。強がりでは・・・ない。

昨夜は布団カバーとシーツを新調して初めての夜だったが、良い感じに熟睡できた様に思う。安物でもやはり新品の風合いは心地良い。4年近く使用した旧品と同じ型を買ったのだが、新旧を比較してみて、洗濯・乾燥を繰り返すとここまで劣化するものなのかと驚いた。旧品は生地全体が退色し、テロンテロンで、そこかしこに破れが目立つボロ布同然だった。コインランドリーで乾燥するからここまで劣化してしまうのだろう。外干し乾燥ならもう少しマシな状態を維持できるに違いない。しかし、できない事を愚痴愚痴と嘆いていても仕方がないから、僅かな期間でもこの新品の風合いに抱かれて眠る事にしよう。

次は、開かずのひきこもりカーテンを新調する予定である。カーテンは既成品しか買った事がないのだが、サイズがまるで合っていないので、次はオーダーカーテンに初めて挑戦してみようと思う。でもズボラだから採寸とか細かなサイズ指定とか材質指定とか、全部丸投げしたくて仕方がない。しかし、当然の事ながら、丸投げする相手などいない。それにしてもカーテンは高いな。別に誰を部屋に呼ぶワケでもないし、窓も滅多に開けないひきこもりライフなのだから、カーテンなどどうでも良いと言えばその通りなのだが、一方でそういう暮らしを改善したい、QOLを向上させたいという気持ちもあるワケで、その為には象徴的な存在であるひきこもりカーテンの新調はマストだ。尤も、それ以前に汚部屋をどうにかすべきなのだが・・・

 

映画鑑賞記

ハーモニー・コリン監督作「スプリング・ブレイカーズ」("Spring Breakers" : 2012)

スプリング・ブレイク(春休み)に興じる少女達が、犯罪社会に足を踏み入れていく様を描くクライム・ドラマ作品。

女子大生のキャンディ、ブリット、コティ、フェイスら4人組は、刺激の少ない町と退屈な大学生活に心底ウンザリしていた。スプリング・ブレイクを目前に控え、別天地で羽根を伸ばし、人生観を変える経験をしようと意気込む4人だったが、その計画を実現するには資金が余りにも不足していた。そこでフェイスを除く3人は、おもちゃの銃とトンカチを携え、頃合いのレストランを襲撃し、カネの強奪に成功する。資金を難なく調達でき、有頂天の3人はフェイスを説得し、4人でスプリング・ブレイクの旅に出る。大勢の若者で溢れかえり、どんちゃん騒ぎのセント・ピーターズバーグのビーチに到着した4人は、酒やドラッグ三昧のパーティに興じ、夢見心地でハメを外しまくるのだが、度が過ぎた行いで逮捕されてしまう。勾留の後、不起訴になるも4人は保釈金の支払いに窮する事になった。そこへエイリアンと称する怪しくもノリの良い男が現れ、代わりに保釈金を収める事で、4人を釈放させる。実はエイリアンは札付きのギャングスターで、犯罪性向の高い男だった。彼との出遭いが、4人のスプリング・ブレイクを当初の計画とは大きく違えたモノに変えていくのだった。

女子大生が繰り広げるポップでアシッドなクライム・ドラマ。メリケンの習慣や文化は良くわからないのだけど、向こうにはスプリング・ブレイクという謂わば春休みと同義の長期休暇があるらしい。一般的な学生諸氏に当てはまるのかどうか定かではないが、本作に登場する様なアゲアゲ系な女子大生には、スプリング・ブレイクは人生を左右する程の一大イベントらしい。セント・ピーターズバーグという有名な盛り場となっているビーチがあるらしく、そこで文字通りいろんな経験をしてこようと計画するのだけど、先立つモノが無いと。そこで彼女らは、何ら計画性もないままに衝動的に強盗を行い、いとも容易くカネをゲットし、スプリング・ブレイクに出かけちゃう。ちょっとマジメで堅物系なソフィアって子を除いて、あとの3人には罪の意識なんてこれっぽっちもない。ビーチで彼女達はエイリアンというギャングスターと出遭い、初めて足を踏み入れる犯罪とカネの世界に惹き込まれるも、やはりソフィアだけは怖気づいて一人で帰ってしまうワケですな。残りの3人は元々、犯罪に対する抵抗感が薄いから、エイリアンと共にギャング同士のシマ争いにまで積極的に関わっていくという、なかなかどギツイおハナシ。カネ、ドラッグ、SEX…とこんな趣旨の作品(一応、15禁)だから、時間にして2~3割程度はモロ出しのおっぱいが映り込んでいて、逆にエロスの欠片もない感じ。エイリアン役がジェームズ・フランコなんだけど、この人、ホントに役の幅が広いんだよねぇ。例の北朝鮮をネタにして問題となっている新作「ザ・インタビュー」にも主演してるんだけど、アレ面白そうだから是非とも公開して欲しいよ。頼むよ、ソニー

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