チラ裏レベルの人生記(仮)

自分が自分で無くなった時に、自分を知る為の唯一の手掛かりを綴る、極めて個人的な私信。チラ裏レベルの今日という日を忘れないように。6年目。

ダイオウ様に逢いに。

昨日は霰模様の天候の中、今年初のお出かけ。午前は、オリヴィエ・メガトン監督作「96時間/レクイエム」(Taken 3)を観にIMAXへ。お馴染みリーアム・ニーソン扮する元CIA職員のブライアン・ミルズが、家族の為に老体に鞭を打って奮闘するアクション作品。今作は早々にミルズの妻レノーアが何者かに殺害されてしまい、その罪がミルズ自身に着せられる事になる。ミルズは旧知の仲間のサポートを得ながら、警察の猛追を躱し、真犯人を探し出すべく奔走するというハナシ。前作までと同様に、リュック・ベッソンのチームによる製作だけあって、迫力とスピード感のあるスタイリッシュな作風で概ね満足。ただ、ストーリー的にはやや蛇足な部分があったのと、格闘シーンでニーソンの老いが否が応でも目立ってしまったのが残念なところ。それにしても「96時間」という邦題は、1作目以外は全く関係ないから、その辺なんとかならんかったのかと小一時間問い詰めたい

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先着順でもらえる特典のシール。残念ながらハズレだった。なぜくまモンとコラボなのかはわからない・・・

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映画を観終わり、午後からはその足でM山動物園へ。お目当ては、1月限定開催の特別展「深海生物展」。ダイオウイカの冷凍標本の屋外展示、そしてダイオウグソクムシの生体展示だ。どちらも当然初めてのご対面でありwktk。ところがこの日は、時折、激しく吹雪いていた為に、ダイオウイカの屋外展示は中止となっており、その代わりに標本を保管している冷凍庫への案内ツアーが開催されていた。ツアーは1時間刻みで開催されており、僕の参加した時間帯は20人程の客が集い、担当職員の引率の元、動物達の餌が保管されている冷凍庫へと出発した。

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魚臭の漂う冷凍庫内は常時-18度に設定されているらしく、翻って屋外は0度前後だったから、その落差で非常に寒かった。ダイオウイカは各地で水揚げされる度に報道などで目にする、まさに巨大なイカそのものだった。大きさは4メートル弱といったところだろうか。完全に冷凍されているせいで、というより庫内の魚臭の方が強めで、ダイオウイカ由来の匂いはとくに感じなかった。触る事もできるのだが、僕は遠慮しておいた。凍結して萎んだ足の吸盤が、取れかけのボタンの様になっていて、なんとも可笑しかった。

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庫内にいられる時間が限定されていたので、あまり撮影ができなかった。その上、寒さでカメラが誤作動を起こしたのか、接写した写真はほとんどブレブレとなっていた事に、外に出てから気付く始末。残念。それでも、本物をこの目で見られようとは夢にも思わなかったので、感慨ひとしお。こんな巨大な生物がわらわら棲息している深海は、やはり面白い世界だ。

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ダイオウグソクムシは、正門近くの動物科学館で、深海魚類の乾燥標本などと共に屋内展示。平日で尚且つ悪天候だから、園内の客足もまばらで、好きなだけ観ていられる。水槽に1匹でポツーンと展示されているダイオウグソクムシを、独占できるチャンスだったから、これでもかというくらい、360度舐めまわす様に観察してきた。実物のダイオウグソクムシは実に神秘的で、尚且つどこかキュートなフォルムをしていた。もっとグロテスクなモノだと思っていたが、水槽の底にじっとして、触覚をピコピコ動かしているその姿を観ている内に、次第に愛着が湧いてしまった。尤もこれは、薄暗い幻想的なライティングの効果もあるかも知れないが。

正面。

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側面。意外と大きく、ディティールに至るまでカッコイイ。

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やや下から、ご尊顔。失礼ながら、キモかわいい。

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未年という事で、ご挨拶がてら羊舎へ。羊たちも屋内で食事。このフォーメーションがちょくちょく変わって、観ていて飽きない。

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本物のくまモン。時間配分を間違えて、ここで閉園時間になってしまった。

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サヨナラ、また逢う日まで。

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