チラ裏レベルの人生記(仮)

自分が自分で無くなった時に、自分を知る為の唯一の手掛かりを綴る、極めて個人的な私信。チラ裏レベルの今日という日を忘れないように。6年目。

プロジェクトX 挑戦者たち 衝撃のカミオカンデ 地下1000メートルの闘い

NHKプロジェクトX 挑戦者たち 衝撃のカミオカンデ 地下1000メートルの闘い」(2003)[DVD]

カミオカンデとは神岡鉱山の地下1000メートルに建設されたニュートリノを観測・検出する為の巨大な装置。2002年にノーベル物理学賞を受賞した小柴昌俊教授の主導の元、1983年に見事完成し、後に超新星爆発由来のニュートリノの観測に世界で初めて成功したワケだが、その建設のあらましを、計画に関わった人達の苦労話を交えて送る。主に、光電子増倍管を覆う巨大なガラスの製造と、神岡鉱山特有の飛騨片麻岩という非常に硬い岩盤の掘削に、難航した様だ。光電子増倍管と言えば、世界的にも有名な企業「浜松ホトニクス」が製造を担当したのだが、当時は「浜松テレビ」という社名だったそうだ。これでは地元のテレビ局の様だし、ホトニクスの方がしっくり来る。僕は大学時代、素粒子分野を齧っていたから、ニュートリノについては当然知っていたし、機会があればカミオカンデの見学に行きたいと思っていた。というか、一時本当にカミオカンデの様な研究施設で働きたいとまで考えていた。まぁ、適正も能力も全く及ばなかったし、それどころか社会の最底辺にまで転がり落ちてしまったワケだが・・・。ちなみに、カミオカンデスーパーカミオカンデにその役目を譲り、現在はそれを更に上回るハイパーカミオカンデの建設計画も進行中らしい。この手の基礎研究は多額の財源を必要とする反面、なかなか国民の理解を得難いところがあるが、それでも着実に進展しているんだなぁ。

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