チラ裏レベルの人生記(仮)

自分が自分で無くなった時に、自分を知る為の唯一の手掛かりを綴る、極めて個人的な私信。チラ裏レベルの今日という日を忘れないように。6年目。

性愛の里 北海道秘宝館 ~その耽美な世界~

下ネタNGな人はそっ閉じ推奨。

 

 

 

村上賢司監督作「性愛の里 北海道秘宝館 ~その耽美な世界~」(2009)[DVD]

2010年に廃館となった北海道秘宝館の、営業当時の内部の様子を紹介するドキュメンタリー作品。

北海道秘宝館は、定山渓温泉に程近い場所に1980年にオープンし、一頃は観光客で大いに賑わったそうだが、時勢の影響もあり、2010年に廃館となったらしい。


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秘宝館とは、性風俗に纏わる種々雑多な文化を、展示物や遊具等で紹介する施設で、随所に大人向けのエロチックな娯楽要素や遊び心が取り入れらているのが特徴的である。こういった秘宝館はかつて全国に多数存在したそうだが、そのほとんどが廃館を余儀なくされており、それ故、この様な映像作品は資料価値が高かろう。ナレーションは一切なく、淡々と展示品を撮影していくスタイルで、あたかも館内にいるかの様な雰囲気を味わえるのが良い。

北海道秘宝館には、男女それぞれのシンボルを模した人形や仏像だったり、性交体位の絵解き図だったり、交尾中の動物の剥製等が展示されていた事が分かる。いずれもかなり年季の入った色褪せぶりで、およそ30年に及ぶ歴史を感じさせる。日本では体位の種類として48手が一般的だが、インドには64手もあるらしい。童貞の僕には異次元過ぎて気が遠くなりそうである。展示物がそれほど多くない&この微妙にチープな感じに、入場料1500円分の価値を見いだせるかどうかは人それぞれだと思うが、1人で入るにはなかなか気後れしそうではある。もう少し早くこちらに移住していれば、廃館前に滑り込みで行く機会もあったろうに、大変悔やまれる。

ちなみに建物の1階が秘宝館、2階はファミリー向けレストランになっていたそうだ。定山渓を訪れたカップルは、温泉に浸かり、秘宝館で盛り上がった後、ホテルに帰り、キャッキャウフフと夜の営みに臨んだのだろうか。僕にはファンタジーだな。

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