チラ裏レベルの人生記(仮)

自分が自分で無くなった時に、自分を知る為の唯一の手掛かりを綴る、極めて個人的な私信。チラ裏レベルの今日という日を忘れないように。6年目。

愛の神秘 嬉野武雄観光秘宝館

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村上賢司監督作「愛の神秘 嬉野武雄観光秘宝館」(2014)[DVD]

佐賀県嬉野市にかつて存在した、嬉野武雄観光秘宝館の営業当時の様子を収めた、記録ドキュメンタリー作品。

嬉野武雄観光秘宝館は1983年12月28日開業。2014年3月31日を以って、惜しまれながら閉館した。武雄温泉駅から南西10km程の場所にあり、およそ30年間、温泉街を訪れる観光客を中心に、大人の遊艶地として密かに愛され続けた、嬉野屈指の観光スポットだった様だ。

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本作は閉館直後に撮影されたそうで、営業当時の雰囲気をそのまま堪能できる様になっている。1つ1つの展示物やコーナーをじっくり具に撮影しているので、記録映像として、その資料的価値はかなり高いと思う。先日、鑑賞した同監督作の北海道秘宝館は、その鄙びた様子が年季を感じさせたが、こちらの秘宝館はそれとは異なり、内部は意外なほど真新しく、かなり豪華な作りになっており、展示物も充実している印象を受けた。

特に観覧コースの終盤にお目見えするハーレムコーナーは、7000万円の巨費を投じて建造られた代物らしい。(結構盛っている様な気がする(笑)。)噴水の立ち上がる池に囲まれた神殿のセットの中、恥部を露わにした何体もの男女のマネキンが思い思いに戯れており、暗闇の中でBGMに合わせ、エロチックにライトアップされる、さながらショーの様な作りとなっていて、なんともバブリーな香りが漂っている。

シネマワールドというコーナーがまた痛快で、名作映画をパロってエロテイストに再現した世界観で構築されている。スーハーマン、アラビアのエロレンス、燃えよマラゴンなど、こちらも男女のマネキンがまぐわっているセットに加え、各キャラクターの喘ぎ声がBGMに合わせて流れる仕様になっていて、おバカっぷりが炸裂している。

他には、北海道秘宝館でも見られた様な、男女それぞれのシンボルを模した道祖神だったり、性交の絵解き物語だったり、見どころは多く、エロスは高め。これなら入場料1500円を払うだけの価値はありそうだ。こういう名所が相次いで無くなってしまうのは惜しい。

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