チラ裏レベルの人生記(仮)

自分が自分で無くなった時に、自分を知る為の唯一の手掛かりを綴る、極めて個人的な私信。チラ裏レベルの今日という日を忘れないように。6年目。

96時間/レクイエム

オリヴィエ・メガトン監督作「96時間/レクイエム」("Taken 3" : 2014)[BD]

妻を殺害された元CIAエージェントの男が、娘を守るべく犯人を探し奔走する様を描くアクション・スリラー作品。

ブライアンは娘キムの誕生日を前に、プレゼントを携えてキムの元を訪ねる。その時、丁度自身の妊娠を知ったばかりのキムは、父の突然の訪問に戸惑う。ブライアンはキムの素っ気ない対応に、キムが大人になった事を実感する。その夜、ブライアンのアパートに元妻レノーアが訪ねてくる。レノーアは再婚相手のスチュアートとの関係が破綻している事を告げ、ブライアンに悩みを相談する。2人は互いに再び気持ちを通じさせようとするが、ブライアンはレノーアにスチュアートと答えを出す様に促し、アパートの鍵を渡して送り出す。

翌日、ブライアンはキムに呼び出され、食事を共にする。キムは妊娠の件を相談するつもりだったが、躊躇し、話せずに終わる。夜、ブライアンのアパートにスチュアートが訪れる。ブライアンとレノーアが密かに会っている事を察知したスチュアートは、答えを出すまでレノーアと会わぬようにブライアンに迫る。

翌朝、ブライアンはレノーアから「大事な話しがある、ベーグルを買ってきて」というメールを受信する。アパートに戻ったブライアンは、ベッドで殺害されたレノーアの遺体を発見する。その直後、通報を受けた警官が駆け付け、ブライアンを逮捕しようとする。ブライアンは警官を退け、住宅街を逃走し、ガレージの地下から下水道へ逃げ込む。警察の追跡を逃れたブライアンは、キムに連絡し、レノーアが殺された事を伝え、誰も信用しない様に命じると、秘密のアジトに向かう。

ロス市警警部ドッツラーが捜査を取り仕切る事になり、現場検証の行われているブライアンのアパートに訪れる。現場を確認したドッツラーは、ブライアンが只者では無いと察知する。ドッツラーはスチュアートとキムに事情聴取を行い、ブライアンがレノーアと接触していた事を知る。キムはブライアンが犯人ではないと抗弁する。スチュアートはかつてブライアンがパリとイスタンブールで家族を救い、その際、大勢の人間を殺した事で、犯罪組織に狙われていると示唆する。

ブライアンは遺体安置所でレノーアの遺体と対面し、別れを告げる。ドッツラーはブライアンを最重要容疑者と認定し、行方を追うと共に、キムの行動確認を徹底させる。ブライアンは密かにレノーアの車のGPSデータを取得し、レノーアが事件前夜に町外れのガソリンスタンドに訪れた痕跡を発見する。ブライアンはスタンドに赴き、監視カメラの映像に、レノーアが何者かに拉致される瞬間が映っている事を確認する。その時、ドッツラーの部下の刑事がブライアンを発見し、拘束する。ドッツラーはブライアンが拘束された事に意図があると見抜き、刑事に警戒する様に命じる。護送中、ブライアンは拘束を解き、パトカーを奪うと、逃走を開始し、警察のシステム内から、ブライアンとレノーアの通話記録を取得する。ブライアンは警察の猛追を躱して逃げ延びると、ドッツラーに連絡し、無実を訴え、真犯人を探すと告げる。ドッツラーは監視カメラの映像からレノーアの拉致を確認し、ブライアンが警察に知らせる為に、意図的に映像を残したと判断する。ブライアンはアジトで、旧知の仕事仲間サムと合流し、協力を依頼する。

レノーアの葬儀の日、ドッツラー達は墓地で張り込みを行う。サムがブライアンの代わりに参列し、キムに行動が予測できる様に振る舞うよう伝える。翌日、キムはスチュアートがボディガードを雇っている事を訝り、レノーアが夫婦関係で悩んでいた事を責める。その後、キムはいつもどおり大学へ行き、途中で密かにブライアンの指示を受け取ると、校内で落ち合う。妊娠を打ち明けたキムに、ブライアンは安全な場所に逃げる様に促す。ドッツラーは2人が一緒にいる事を察知し、応援を率いて大学に急行する。ブライアンは警察を撹乱し、追跡から逃れる。

ブライアンは別荘に向かうスチュアートを追跡するが、途中でロシア系の殺し屋に襲撃される。難を逃れたブライアンは殺し屋を追い、酒屋に入ると、全員を撃退する。その後、ブライアンは別荘でスチュアートを拉致し、拷問する。スチュアートは、レノーアの殺害が金を借りたマランコフの仕業で、密会の腹いせにスチュアート自身がブライアンの罪に仕立て上げた事を自白する。次に狙われるのがキムだと悟ったブライアンは、仲間達と共にキムの身柄を確保する。

ブライアン達はスチュアートを従え、アジトへ向かう。負い目を感じたスチュアートは協力を申し出て、武器取引を通じて知り合い、仕事仲間となったマランコフが、スペツナズ上がりの腕利きの犯罪者だと伝える。ブライアンは、スチュアートが金を返しに行くのを装って、マランコフのアジトのあるペントハウスへ侵入しようと企てる。スチュアートからペントハウスの所在地と警備体制を聞くと、ブライアンは仲間達のサポートを得て、アジト内部へ侵入する。一方、ドッツラーはスチュアートのGPSから所在地を確認する。ブライアンはマランコフの手下との銃撃戦を制し、マランコフを撃退すると、全てがスチュアートの謀略だった事を知る。スチュアートは、マランコフにレノーアとブライアンを始末させる予定だったが、それが失敗すると見て、ブライアンにマランコフを殺させ、借金を帳消しにしようと企てたのだった。

キムはレノーアのメールの受信記録から、レノーアがブライアンを装ったスチュアートにガソリンスタンドに呼び出されていた事を知る。それを察知したスチュアートはサムを撃ち、キムを拉致して逃走を図る。ペントハウスに警察が到着すると、ブライアンはマランコフのポルシェで脱出し、ジェット機で高飛びする為に空港へ向かうスチュアートを猛追する。空港に到着したブライアンは、離陸直前のジェットにポルシェで体当たりを浴びせ、滑走を止める。ブライアンはスチュアートを撃ち、追い詰めるが、キムの手前、殺しはせず、出所次第見つけ出すと通告し、気絶させる。

ブライアンは署で、ドッツラーの事情聴取を受ける。ブライアンは、欲に目が眩んだスチュアートが、レノーアの保険金を借金返済に充てる事を惜しみ、自分のモノにしようと企てた事を伝える。ドッツラーは、現場で温かいベーグルを発見した時に真相が読めていたと打ち明け、ブライアンを逮捕せずに見送る。

ブライアンは、キムと婚約者ジミーの子供を授かる事への決意を尊重し、祝福する。

 

もはや邦題「96時間」とは全く関係ないシリーズ三作目。最初から原題のTakenを活かせばこんな事にならずに済んだのに。公開直後に劇場で観てきたが、シリーズ最後と言う事で期待感が高まっていただけに、少し肩透かしを食らった感じ。内容的には、やはり一作目が秀逸だったので、二作目、三作目はどうしても見劣りしてしまうのよね。アクション・スリラーとしては捻りも少なく凡作な出来かなと。まずスチュアート役の俳優が一作目と変わってしまったのが違和感ありすぎで、開始早々、お前誰だよ感がハンパなくて萎える。こういうのはシリーズ物ではままある事だが、見るからに悪人ヅラだし、ブライアンと別れてこんな野郎と再婚するレノーアどうよ?んで、そのレノーアはすぐ殺されるし。シリーズ最後だから、もう少しファムケ・ヤンセンの出演シーンがあっても良かった。ま、なにはともあれ、リーアム・ニーソン好きなら楽しめる一作だろう。ニーソンは最近、これと似たアクション系作品への出演が多いから、変化が欲しいかなと。格好いいオヤジだから結局どれも楽しみに観るんだけどさ。

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