チラ裏レベルの人生記(仮)

自分が自分で無くなった時に、自分を知る為の唯一の手掛かりを綴る、極めて個人的な私信。チラ裏レベルの今日という日を忘れないように。6年目。

陰毛の白髪が二本に増えているのを発見してなかなか憂鬱だったある秋の夜。

数ヶ月ぶりに下半身の体毛を全処理した。俺はなぜか下半身だけが剛毛で、放っておくと下半身チンパンジー状態になってしまうから、定期的に処理をしているのだが、超絶ズボラ故に最近は専らカットで済ませていた。しかし冷え込みが強まり、乾燥する様になると、皮膚に保湿剤を塗りこむ手前、毛があると邪魔でしか無い。そこでこの度、煩わしさを忍んで、剃毛に及んだワケである。脛、腿、そして陰毛からのギャランドゥをショリショリ~。黒々と覆っていた毛が無くなるとアトピックスキンが露わになって猛烈にキモいのだが、誰に見せるワケでもないのだからこれでいいのだ。これで薬も保湿剤も隈なくスムーズに行き渡らせられる。しかし、こうして体毛の処理をしていると、ナマ足魅惑のマーメイドな女性諸氏の苦労は如何ばかりだろうと、知らない世界の事につい思いを馳せてしまう。当然だが、完全童貞な俺には女性の柔肌をまじまじと観察する機会などありえない。女性は男性と違って一般的に体毛が薄いとは聞いているが、実際のところは俺には知る由もない。尤も、多寡はあれども体毛自体は生えているだろうから、露出しようと思ったら、相当入念なケアが必要だろう事は推察できる。俺のように超絶ズボラな性格だったら、ケアの煩わしさに嫌気が差して、露出を禁じる事を選択するだろう。というかそれ以前に露出する程のビジュアルに恵まれなかったとは思うが、そうは言ってもスカートくらいは穿くだろうからな。

剃毛している最中、陰毛の白髪が二本に増えている事に気付き、とてもやるせない気持ちになった。頭髪の白髪もなかなか見苦しいモノだが、陰毛の白髪は更にグロテスクだ。陰毛なのに白「髪」というのもどうかしらと、いま改めて思ったのだが、他に相応しい表現も無いので白髪と呼ぶ事にする。ちなみに二本ともKT袋に存在していた。これから齢を重ねるにつれ、オセロの様に黒が白に置換されていき、やがて真っ白になる日が来るのだろうか。その前に俺の人生が終わるのだろうか。その答えは風に吹かれている。

さて、先日ポチった服が昨晩届いた。商品自体は満足しているのだが、届く直前に他店で会員限定セールが始まり、同じ商品が1000円以上も安くなっているのを知り、俺は悶絶を禁じ得なかった。あと数日待てば良かった。ぐぬぬ