チラ裏レベルの人生記(仮)

自分が自分で無くなった時に、自分を知る為の唯一の手掛かりを綴る、極めて個人的な私信。チラ裏レベルの今日という日を忘れないように。6年目。

今更初めて大山のぶ代じゃない新しいドラえもんの声をまじまじと聞いた時代遅れの私です。

ようやく待ち焦がれた冬将軍がやって来て、今冬初の真冬日と共にドカ雪をもたらしてくれた。昨日だけで30センチ程度積もったが、向こう数日間の予報に雪マークが付いているから、正月はてんこ盛りの雪と共に迎えられそうで嬉しい。尤も、雪が積もる度に雪かきに追われる人達には申し訳無いのだが、しかしそれとてマイホームがあってこその作業だから、勝ち組故の嬉しい悲鳴と言えなくもない。あくまで俺の生活圏内の話だが、この冬は新たな戸建てやマンションの建設が目に見えて多い様な気がする。これもバカノミクスの影響なのだろうか。

最寄りに建った新居は西洋風の実にサレオツな家構えで、いったいこの家でどんな人がどんな生活を送るのか、前を通り過ぎる度に興味津々で眺めてしまう。俺は戸建て住宅、というか他人の家に足を踏み入れる機会が全く無く、最後に入ったのは中学時分の友人の家だ。その友人は零細企業の社長の息子だったから、それなりに大きな屋敷に住んでおり、俺の糞狭い団地の一室とは雲泥の差だったが、その時の俺はまだ割りと純粋だったから羨望とか嫉妬の感情は全く無かった。気前の良い友人で随分奢ってもらったのを覚えているが、いま考えると同情されていたのかも知れない。ストリートビューで現在の彼の家付近を見てみたら、今でも会社と共に屋敷が残っているから、もしかしたら彼が家業を継いだのかもしれない。俺も継げる様な家業が欲しかったなぁ。彼は俺がこんな惨めで恥ずかしい境遇にいるとは思わないだろう、というか俺の事を思い出す事など無いだろうな。

昨夜は自分用にポチっておいたクリスマスプレゼントのスヌードが届いたのだが、奮発しただけあってとても満足した。スヌードはもうマフラー並に定着したから、末永く使えるだろう。傷まない限り、死ぬまで使えるかも知れない。しかし、服飾雑貨を所有するのは、他の物には変えられぬ格別の喜びがあるな。これからセールの時期だから、見境なく金を使ってしまわないか心配だ。

それはさておき、昨夜はン年ぶりにMステのスペシャルを観てみた。X JAPANや西野カナが出演するというから、なんとなく観る事にしたワケだが、途中でドラえもんmiwaが共演するシーンがあって、俺は声優が交代して以来、初めてドラえもんの声を聞いた。大山のぶ代と比べ、その甲高い声は俺の中で全くドラえもんらしい物では無かった、というかちょっとうるさいくらいだったが、交代してからもう10年近く経つというから驚きだ。俺は浦島太郎か。

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