チラ裏レベルの人生記(仮)

自分が自分で無くなった時に、自分を知る為の唯一の手掛かりを綴る、極めて個人的な私信。チラ裏レベルの今日という日を忘れないように。6年目。

見知らぬ老婦に話しかけられてめっちゃ喋らされたある日の昼下がりのコンビニ。

昨日はメンクリ通院だったので、予約時間が近づくまで、近所のコンビニのイートインでコーヒーを啜ってマッタリしていたのだが、横に座った見知らぬ自称70歳過ぎの老婦(以後BBA)に話しかけられた。突然「学生さんですか?」と聞くから僕は面食らってしまったが、 自分の境遇を明かす必要も無いから一応社会人だと言ったらBBAも納得した様だった。それで終わりかと思ったら、立て続けに世間話を始めるものだから、僕は遠慮したかったのだが、時間になるまでは外にも出たくなかったので、渋々付き合う事にした。なまじ社会人と言ってしまった為に、「お子さんいるんですか?」と聞かれ、独身だと答えると、BBAは目を丸くして「なんで結婚しないんですか?お幾つなんですか?」と来たもんだ。僕は少しばかりサバを読んでギリギリアラサーの設定にしておいたが、年頃の社会人が結婚していない事がBBAには大層意外な事だったらしく、結婚などは誰にでもできると言わんばかりの口ぶりで、ご高説を畳み掛けられた。BBAには孫が4人いるらしく、さすがにそんな境遇で70年以上暮らして来れば、現下に蔓延るSNEPやニートの諸問題など想像だにしないだろうと思い、僕は苦笑しきりだった。クドいようだが「社会人」と自称してしまったが故に、こんな展開になってしまったが、仮に最初の時点で無職だと告げたら「どうして働かないんですか?」と説教を始めたに違いない。BBAは若い世代に残す世界の事が心配などと言い出し、原発、テロ、温暖化を挙げ始め、僕に意見を求め出したのだが、その内、この世には波動があるとかなんとか言い始めたので、その時点で僕はこのBBAやべえぞと悟って退散した。正味20分くらい強制的に会話を強いられたのだが、医者以外の人間との会話としては、この5、6年で最長記録である。僕は普段から強烈なATフィールドを張り巡らせているのだが、どうやら年寄りには効かないらしい。そうでなくとも今は髭を生やしていて、見るからにアウトローな面構えなのに、まだまだ暗黒面が足りない様だ。

それにしても、昨日のau発表会のズコーぶりはどうしたものか。ガラホが一機種だけ発表されたが、目新しさはどこにも無かったし、もう年寄り向けにしか開発しないのだろう。とりあえず満6歳を迎えるまで今のガラケーを使う事にしよう。

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