チラ裏レベルの人生記(仮)

自分が自分で無くなった時に、自分を知る為の唯一の手掛かりを綴る、極めて個人的な私信。チラ裏レベルの今日という日を忘れないように。4年目。

カリフォルニア・ダウン

ブラッド・ペイトン監督作「カリフォルニア・ダウン」("San Andreas" : 2015)[BD]

未曾有の大地震に見舞われたカリフォルニアで、被災した娘の救助に向かう両親の姿を描くディザスター作品。

 

ロサンゼルス消防局レスキュー隊リーダーのレイは、離婚協議中の妻エマと別居しており、娘ブレイクがシアトルの大学に進学するのに伴い、車で旅行がてらロスからシアトルまで送り届ける約束をする。レイとエマはかつてブレイクの妹に当たるマロリーを溺死で失っており、その事が今もなお蟠りとなっている。

カルテック地震学者ヘイズ教授は、同僚のキムと共に、磁気パルスを観測する事で地震予知を行う研究を行っており、カリフォルニア州南部から西部にかけて続く巨大なサンアンドレアス断層の150年の地震周期が100年以上過ぎている事を危惧している。ある時、キムはファルコで起こっている群発地震に着目する。そこに断層は無いが、キムは地震が続いている間に磁気パルスによる予知に関する仮説を試すべきだとヘイズに提案する。ヘイズはそれに応じ、二人は現地調査に赴く。一方、勤務を終えて帰宅したレイは、エマから離婚書類が届いた事を知る。

日曜の昼過ぎ、ヘイズとキムはネバダ州のフーバー・ダムに訪れ、調査を開始する。キムはダム内部で磁気パルスの上昇と小地震の連動を確認し、二人は仮説の立証を確信する。その時、パルスが急上昇し、間もなくM7.1の大地震が発生する。ダムが損壊し始めると、ヘイズは観光客を誘導して避難させる。キムは退避の途中で逃げ遅れた少女を救出した為に負傷する。やがてダムが全壊すると、キムはヘイズの目の前で崩落に飲み込まれる。

地震は隣接州にも大きな被害をもたらし、レイも応援に向かう事が決まり、ブレイクをシアトルへ送れなくなる。レイはエマとブレイクが待つダニエルの邸宅を訪ね、エマがダニエルと同居するつもりでいる事を知る。疎外感を覚えたレイは、そのまま帰路に就く。ダニエルは会議でサンフランシスコの本社に向かう為、レイの代わりにブレイクをシアトルへ送る事にする。

翌日、出勤したレイはヘリの修理に向かう。ブレイクはダニエルと共にプライベートジェットでシスコへ向かう。ダニエルはレイとブレイクの関係を尊重する意向を示すと、シスコに建設中の超高層ビルに掛りっきりだった為に自分には子供がいない事を明かす。

シスコの本社ビルに到着すると、ブレイクはダニエルの会議が終わるのをロビーで待つ。ブレイクはそこで、英国から就職面接にやって来た建築士志望のベンとその弟オリーと知り合う。オリーは奥手なベンの為に、ブレイクとの仲を取り持とうとする。程なく、ベンは面接に向かう。

一方、ヘイズは研究室に戻ると、地震学者の取材を受け、ネバダ地震で予知が立証された事を発表する。その最中、ヘイズは学生からサンアンドレアス断層沿いの磁気パルスが上昇しており、シスコで最大値を確認した事が伝えられる。ヘイズはネバダ地震が断層全体がずれる前兆だと確信し、関係方面に警告を発する。

エマはダニエルの姉スーザンとロスの高層ビル内にあるレストランで会食する。その途中、エマはヘリで移動中のレイから連絡を受ける。レイは急に同居を聞いて面食らった為に、素っ気ない態度を取った事を詫びる。その時、ロスにM8.5の大地震が発生する。エマの危機を察知したレイは、最上階へ逃げる様に命じる。一方、ヘイズ達は研究室で地震をやり過ごす。

ダニエルの会議が終わると、ブレイクはオリーとの別れ際に電話番号を教える。ブレイクはダニエルと共に車に乗り込んだ矢先に、シスコにも大地震が発生する。ダニエルは車を急発進させ、ビルからの脱出を試みるが、地面が崩落し、車は地下駐車場へ滑落する。ブレイクは座席に脚が挟まり、身動きが取れなくなる。ダニエルは助けを呼ぶ為に車を離れ、ロビーで警備員にブレイクの事を伝えるが、その時、目の前で起きた崩落に慄き、避難者と共に逃げ出す。その様子を目撃したベンは、地下にブレイクが取り残されている事を知り、オリーと共に助けに向かう。

レイは激しい揺れに見舞われるロスの都市上空に到着する。エマは皆が階下へ逃げ出す中、一人で最上階へ向かう。程なくレイのヘリが駆け付けると、エマは隣接する高層ビルの崩落から逃れ、既の所でレイに救出される。ヘリは機体を損傷しながらも、ロスから離脱する。

地下の車内に取り残されたブレイクは、レイに携帯で助けを求めるが、すぐに不通になる。地下では救助が後回しになる事を危惧したレイは、エマと共にブレイクの救助に向かう事にし、本部の了解を得る。程なく、ブレイクの元にベンとオリーが駆けつける。ベンはジャッキアップで瓦礫を持ち上げ、ブレイクを救出すると、三人は崩落の続くビルから辛うじて脱出する。

研究室で難を逃れたヘイズ達は、直前の地震がM9.1だった事を知る。ヘイズは、更にパルスが上昇している事が分かると、地震が収まっていない事を確信し、放送を通じて市民に警告を発する事にする。一方、ブレイクは電器店の電話回線からレイに連絡し、無事を伝えると、更にダニエルに置き去りにされた事を明かす。レイはかつてマロリーの誕生日に行ったコイトタワーに上る様に命じ、そこで落ち合う約束をする。エマはダニエルに連絡し、決別の伝言を残す。その頃、当のダニエルは他人を犠牲にして、窮地を切り抜け、避難を続ける。

エマはマロリーを失って以来、初めてレイの口からマロリーの名を聞いた事を指摘する。シスコへ向かう途中、ヘリが故障すると、レイはショッピングセンターに不時着させる。レイ達は店から略奪した商品を載せた盗難車を奪取し、陸路でシスコへ向かう。ヘイズは放送手段を確保すると、シスコに再びM9.5以上の大地震が来ると訴え、すぐに避難する様に市民に呼びかける。

シスコへの道中、エマはマロリーの事について切り出し、レイがマロリーの死以来、心を閉ざし、語らなくなったと指摘する。レイは語る事が無意味だと説くが、エマは自分の心がレイから離れたのは、レイが話さないからだと打ち明ける。その時、二人はサンアンドレアス断層の巨大な亀裂に差し掛かり、足止めを食らう。二人はその近くで、車の故障により立ち往生する老夫妻が、空港にプロペラ機を所有している事を知ると、車と交換で機を譲り受ける。

空港を発つ前、レイは心を閉ざしたのがエマのせいでは無く、川下りに誘った自分がマロリーを救えなかった自責の念による為だと打ち明け、話したくても方法が分からないまま、離婚に至った事を悔やむ。エマはレイの苦悩を知り、慰める。二人はブレイクを救う決意を新たにする。

群衆と共に避難するブレイク達は、コインタワーが崩壊している事を知ると、逆行して次に高いノブ・ヒルを目指す。シスコ上空に到着したレイ達は、空港が被災して着陸できない事を知る。レイは機を乗り捨て、パラシュートでエマと共に球場に降下する。ヘイズの警告が伝わり、シスコの市民は一斉に避難を開始する。

程なく、カリフォルニア一帯に再び大地震が発生する。ブレイク達は相次いで倒壊するビルから逃れるが、その最中、ベンがガラスで脚を負傷する。球場で市民を救い、難を逃れたレイ達は、道路が寸断された事を知ると、ボートに乗って海からコインタワーへの接近を図る。ヘイズは揺れが観測史上最大のM9.6だった事を確認する。

ベンの手当を終え、先を急ぐブレイク達は建設途中のダニエルのビルを発見する。ボートで迂回したレイ達はコインタワーの崩壊を知る。その途端、潮が引き始めた為、レイは巨大な津波の接近を察知し、津波の山を超えるべく、ボートを沖へ向ける。

ブレイク達は津波警報を聞くと、ダニエルのビルに退避する。レイ達は辛うじて津波を乗り超える。ダニエルはゴールデンゲートブリッジを避難中に、津波で押し流された貨物船から落下したコンテナに押し潰される。橋は津波で全壊し、市内は津波に飲み込まれる。

ビルに避難したブレイク達は高さが足りずに波に飲まれ、更に上の階に逃れる。レイ達は水没した市街地の中を進み、ブレイクを捜索する。難を逃れて安堵したブレイクとベンはキスをし、オリーはそれを冷やかす。程なく、レイ達がダニエルのビルに接近すると、ブレイク達は居場所を知らせる。レイ達が喜んだのも束の間、ビルが崩落を始め、水中に沈む。レイはブレイクを救うべく、水中に飛び込む。

ベンとオリーは階段に辿り着くが、ブレイクは瓦礫で塞がった空間に取り残される。そこにレイが駆け付け、救い出そうとするが、すぐに水位が上がり、ブレイクは窒息する。レイは障害を取り払ってブレイクを救出すると、ベン達の元で人工呼吸を始めるが、更にビルの崩壊が始まる。エマはブレイクの危機を知ると、ボートでビルの窓を割って、皆を救出する。ボートがビルを脱出すると、レイは尚もブレイクの人工呼吸を続け、諦めかけたところでブレイクは蘇生を果たす。

地震が収まると、シスコ沿岸部には緊急事態管理庁や国連のチーム、更に大勢のボランティアが駆け付け、支援活動が始まる。ヘイズは警告により大勢の命が救われた事を感謝される。レイ達は崩落したゴールデンゲートブリッジを見下ろし、そこに国旗が掲げられるのを眺めながら、将来を案じる。レイはまた自分達が作るのだと決意を示す。

 

 

地震を題材に扱った作品としてはかなりスケールの大きい部類に当たると思うが、ハリウッド大作だけあって、地震が命や文化を破壊し尽くす、いかに恐ろしい存在かという点を描いているワケでも無く、あくまでエンタメ感漂うヒロイックなストーリーに纏まっている印象。離婚協議中の夫婦に一人娘という典型的な構成の家族が主役で、娘の危機を知った夫婦が奇跡に奇跡が重なった末に娘を救助するという、なんともおめでたい展開に終止する。人が瓦礫に押しつぶされたり、津波に押し流されたりしても、それがCGだと認識できてしまうから悲壮感が漂わない。映画館で見ればド迫力の演出にさぞ満足しただろうが、VFXを駆使すればこの手の作品はいくらでも量産できそうだしなぁ。劇中では被害の全容に特に触れられなかったが、このレベルの地震が起きたら米国経済が傾くんじゃ無いかしら。

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