チラ裏レベルの人生記(仮)

自分が自分で無くなった時に、自分を知る為の唯一の手掛かりを綴る、極めて個人的な私信。チラ裏レベルの今日という日を忘れないように。6年目。

ダメ男に復讐する方法

ニック・カサヴェテス監督作「ダメ男に復讐する方法」("The Other Woman" : 2014)[BD]

女癖が悪い男を巡って、その妻と愛人二人が知り合った末に結託し、男に復讐を果たす様を描くロマンチック・コメディ作品。

 

ニューヨークで弁護士業を営み、華やかな生活を送るカーリーは、実業家のマークと交際を続けており、やがて結婚を意識し始める。しかし、マークは既婚者であり、妻で専業主婦のケイトには出張と偽る事で、カーリーと逢瀬を重ねている。ある時、マークはカーリーの父フランクと会う約束を交わすが、その前にケイトの弟フィルと食事を共にする予定が入っていた事をケイトから指摘され、水道管が破裂したと偽ってカーリーとの約束を已む無くドタキャンする。カーリーは機嫌を損ね、その場でマークに別れを告げると、一人でフランクと会う。フランクはカーリーにセクシーな服を着てマークの家を訪ね、仲直りする様に促す。その夜、カーリーはセクシーな配管工のコスプレでマークの家を訪ねる。そこに妻と称するケイトが現れ、カーリーはマークが既婚者だった事を知る。カーリーは人違いだと弁解し、その場を後にするが、自分が弄ばれた事に甚く憤慨する。

後日、カーリーの事務所にケイトがやって来る。ケイトはそこでマークの浮気が事実だと初めて知り、悲嘆する。二人はバーに移り、カーリーはそれまでの経緯を明かす。ケイトはマークの為に仕事を辞め、子作りを延期した事を明かす。カーリーは浮気癖が直らないものだと説き、別れるべきだとケイトに主張する。その後、ケイトは泥酔し、絡み始めた為、カーリーはケイトを強引に帰らせる。

ケイトはマークの浮気にショックを受け、しばし憂鬱に陥るが、翌日、再びカーリーの事務所にやって来る。カーリーは関与を拒み、迷惑だと伝えてケイトを追い返すが、ケイトはカーリーの後をつけて自宅アパートに押しかける。ケイトはマークと別れても、仕事も金も無い為にどうしたら良いか分からず、友達もいない為に相談できるのがカーリーだけだと嘆く。カーリーは弁護士を紹介する事を伝えるが、それでも悲嘆するケイトを渋々室内に迎え入れる。ケイトは公私共に完璧なカーリーの様子を見て、張り合えないと実感し、マークの浮気に納得する。二人は深い話をする為に酒を飲み交わしながら、やがて意気投合し、夜を明かす。カーリーは密かに弁護士を付けて、粛々と準備を始める様にケイトに促す。

後日、マークへの怒りを募らせたケイトは勢いに任せて書斎を破壊してしまい、カーリーに助言を求める。ケイトは修復の為に施工業を営むフィルを呼び、カーリーを室内装飾家カーメラと偽って紹介する。程なく、マイアミ出張からマークが戻ると、ケイトはリフォームだと偽る。マークはケイト発案のビジネスが投資家に受け、出資を認められた事を嬉々として明かす。ケイトはマークのその様子を見て、セックスに誘われそうだと察し、再びカーリーに助言を求める。カーリーは流されない様に諭すが、ケイトがマークとのセックスに否定的で無い事に気付くと、ケイトを突き放す。その後、ケイトは酒を飲み、マークとセックスの流れを迎えるが、ケイトが準備をしている間に、マークが愛人と電話を始める。ケイトはその会話を盗み聞きし、相手がカーリーだと誤解すると、機嫌を損ね、セックスを拒む。

翌日、カーリーは言い過ぎた事を詫びるメールを送るが、ケイトは憤慨し、それを無視する。ケイトはフィルにマークの浮気を明かすと共に、マークが近くカナダに出張する予定であり、カーリーに会いに行くのだと推察する。フィルはその前にカーリーに会って、確認する様にケイトに勧める。

程なく、ケイトはカーリーと会う。カーリは言い過ぎた事を詫び、もう夫婦仲に口を挟まないと伝える。ケイトはマークとの浮気が続いているのか尋ねるが、カーリーはそれを聞いて憤慨する。そこでケイトの誤解が解け、マークには別に愛人がいる事が判明する。

後日、ケイトは出張に発ったマークを送り出すと、カーリーと組んで浮気調査のミッションを開始する。二人はマークの車を尾行し、やがてビーチ沿いの豪邸に辿り着く。二人は敷地内への侵入に失敗すると、最寄りにあるフィルの自宅に身を寄せ、その目的をフィルに明かす。

二人はビーチで偵察を開始し、マークが女と一緒にいるのを確認する。その女が超絶ナイスバディな若い小娘だと分かると、呆れるケイトに対し、カーリーは逆上し、女の元へ駆け出す。ケイトはカーリーにしがみつき、必死で制止すると、その女アンバーは二人に気付く。アンバーは事情を聞き、騙されていた事を知ると、ケイトとすぐに意気投合する。アンバーはマークがケイトは浮気女であり、離婚したがっていると話していた事を明かす。ケイトは憤慨するも、アンバーに非は無いと理解を示し、フィルの家に連れ帰る。一方、カーリーはフィルと意気投合する。

三人はビーチで酒を飲み、賑やかな時を過ごしながら夜を明かす。翌朝、カーリーは酔った勢いでフィルとセックスしそうになり、フィルに抑えられた事を知る。カーリーはフィルの誠実さに好意を抱く。ケイトはマークを痛い目に遭わせる事を提案し、三人は知恵を出し合って計画を練る。

ケイトは早速、マークに女性ホルモン剤を混入させたジュースを飲ませたり、シャンプーに脱毛クリームを混入させる等の嫌がらせを始める。カーリーはマークとのデートに応じ、父の離婚の際の財産分与を回避する手段について尋ね、マークは財産を失えば良いと説く。その最中、カーリーはマークに密かに下剤を飲ませ、公衆の面前で恥をかかせる。その後、カーリーはアンバーを連れて、ベトナム料理店でフランクと落ち会う。カーリーは失う事で財産を守る方法についてフランクに尋ねる。フランクはスイスかバハマに隠し口座を作る事で、金を失くす方法を指南する。

程なくして、マークは頭髪が抜け、体が女性化し始めた事に気付き当惑する。ケイト達はマークの溜まったストレスのガス抜きを行う為に、誰か一人がセックスする事で同意する。三人それぞれが志願した為、じゃんけんでアンバーに決定するが、ケイトはその事に傷心し、酒に浸る。カーリーは心配して、自宅にケイトを訪ね、指輪を外せば過去になり、いつか楽になる日が来ると諭す。その時、アンバーと会うはずのマークが予定より早く帰ってきた為、カーリーは慌てて脱出し、階下へ落下する。

ケイトはマークから投資家達が集まる週末のパーティへ誘われ、同行する。マークは懇意の投資家ニックに、サービス・サーキットという事業資金を募る。ニックは稼がせてもらっている事を理由に、出資を応諾する。その後、ケイトはマークに褒められた事に気を良くし、昔話に花を咲かせた後、酒を飲んだ勢いでマークとセックスする。

翌日、三人は作戦会議で再び一堂に会する。アンバーはケイトの心情を慮り、クラミジアと偽ってマークとのセックスを延期した事を明かす。カーリーはマークの横領の証拠を突き止めた事を明かすと、それがバハマで赤字経営中のサービス・サーキットであり、投資家を儲けさせる事で横領の事実を誤魔化しているのだと主張する。カーリーはケイトがマークを庇う様子から心変わりして、マークとセックスした事に気付き、ケイトを詰る。ケイトはマークが変わったと説き、前に進む為には罪を許す事も必要だと反論する。カーリーはそれを確認する為に、マークをデートに誘うと、ケイトはカーリーに憤慨してその場を後にする。その後、カーリーはフィルと会い、自分が間違っていたのかも知れないと悔いるが、フィルは自分を責める必要は無いとカーリーに諭す。二人は互いに好意を伝え合う。

後日、マークはいつものように、事業に不案内なケイトにサービス・サーキットに関わる内容である事を伏せ、書類のサインを求める。その時、マークがバハマについて話した為に、ケイトはカーリーが正しいと気付く。ケイトはカーリーと会い、和解すると、サービス・サーキットへの送金指示書を手渡す。ケイトは近く、マークがバハマに出張する事を明かすと、一緒に銀行を突き止めに行く様に提案するが、カーリーはもう過去にして終わりたい意向を伝える。ケイトは理解を示し、一人で解決を図ろうとする。その直後、カーリーは指示書の信託銀行への送金者のサインがケイトにされている事を知り、翻意する。

カーリーはアンバーと共にバハマに先乗りし、ケイトと合流する。カーリーはケイトの名義でダミー会社を作る事で、詐欺の疑いが掛かった際にケイトに罪を被せるマークの企みを明かす。カーリー達はマークの宿泊するホテルに到着すると、プールで若い女と寛ぐマークを発見する。その夜、三人は翌日に備え、盛り場で大いに遊ぶ。翌朝、ケイトは指輪を海に投げ捨てる。そこにカーリーとアンバーが現れ、ケイトに寄り添う。その後、ケイトが信託銀行から金を引き出し、三人は帰国する。

後日、カーリーは何も知らないマークを事務所に呼び出し、三人で待ち受ける。ケイトはマークに離婚を要求するが、マークは精神が不安定だったと弁解して過ちを認め、変わる事を誓い、ケイトに力を貸す様に請う。カーリーはマークが空っぽの男であり、どんな物でもそれを埋める事はできないと説くと、離婚手続きの書類を提示し、資産評価の結果を明かす。マークはサービス・サーキットの残高がゼロだと知って当惑する。ケイトは自分がいつの間にか数社のCEOにさせられていた件について問い質すと、バハマへ行き、金を全額引き出した事を明かす。マークはサインがケイトであり、横領で処罰されるのはケイトだと強弁するが、ケイトはニックと返済する事で話を付けた事を明かす。そこにニックが現れ、マークを見限り、ケイトを相談役にする事を言い渡す。激昂したマークはパニックに陥り、ガラス戸に衝突する。マークは傷だらけになった末に、駐禁で車がレッカーされ、更にそこに現れたフランクに殴り飛ばされる。

三人はマークへの復讐を果たす共に、親友を得た事に祝杯を上げる。その後、ケイトはニックと組み、持ち前のアイデアを活かす事で、数社のCEOとして大成功を収める。カーリーはフィルと交際、同棲の末に妊娠する。アンバーはフランクと交際し、世界中を旅している。

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