チラ裏レベルの人生記(仮)

自分が自分で無くなった時に、自分を知る為の唯一の手掛かりを綴る、極めて個人的な私信。チラ裏レベルの今日という日を忘れないように。6年目。

ハンガー・ゲーム FINAL:レボリューション

フランシス・ローレンス監督作「ハンガー・ゲーム FINAL:レボリューション」("The Hunger Games: Mockingjay – Part 2" : 2015)[BD]

大統領による暴政に虐げられる市民を解放すべく、革命軍の象徴として立ち上がった若き女の死闘の行方を描くSF戦争作品。

 

キャピトルで拷問により洗脳されたピータの襲撃でカットニスは負傷する。プルタークはピータへの治療の一環として、プリムを面会させ、反応を見る。ピータはカットニスに対する憎悪を露わにすると、カットニスを殺す様に命じて錯乱する。その様子を見てショックを受けたカットニスは、スノーへ復讐すべく、反乱軍の一員として戦闘の前線行きをコインに志願する。コインは政府軍が潜む第2地区の陥落作戦にカットニスを派遣する。カットニスはゲイルとビーティが立案する政府軍への襲撃計画を知ると、政府同様に無慈悲だと指摘する。

第2地区に到着したカットニス達は、政府軍の拠点が岩盤の下の要塞内にあり、手が出せない事を知る。コインは反乱軍が敵より武器の量で劣る事を指摘し、要塞内の兵器庫を押さえる必要性を説くと、司令官ペイラーらに犠牲を払ってでも武器を奪う様に命じる。ゲイルは岩盤の周辺に一斉攻撃を仕掛ける事で全ての出口を塞ぎ、生き埋めにして要塞を無力化する事をコインに提案する。ボッグスは民間人を補給トンネルで脱出させ、降伏するチャンスを与える様にコインに進言する。コインは作戦を許可し、カットニスが敵に投降を呼びかける役割を任じられる。ゲイルは政府を支持する者達が死ぬのは自業自得だと説くが、カットニスは秩序の為と称して無慈悲な攻撃を行う事に不快感を示す。ゲイルはそれが戦争であり、私情で殺すわけでは無いと主張するが、カットニスは殺し合いが常に私情によるのだと反論する。

革命軍による要塞への攻撃が終わった後、カットニス達は補給トンネルの入り口に赴く。カットニスは放送を通じて市民に対するスピーチを始めるが、その矢先に民間人を乗せた列車が内部から到着する。反乱軍は列車の乗員に武器を捨て、投降する様に呼びかけるが、偶発的な発砲により、銃撃戦が起こり、カットニスは不意を突かれて銃口を突きつけられる。カットニスは双方が政府に操られる駒に過ぎず、殺し合いの末に喜ぶのがスノーだけであると説くと、戦うべきはスノーだと呼びかける。その直後、カットニスは敵の銃撃を受けるが、防弾スーツが奏功し致命傷を免れる。一方、スノーは反乱軍がキャピトルに到達する前に市民を避難させ、街にゲームメーカーによる罠を張り巡らせる事で迎撃態勢を整えた上で、反乱軍を誘き寄せようと企てる。

医療室で治療を受けたカットニスは、ピータに洗脳前の記憶が残っている事を知り、ピータの為に会うように促される。カットニスはピータと面会し、ピータがいかに優しく、親切な人だったかを伝えるが、ピータはカットニスに対する敵意を剥き出しにする。カットニスは改めて自分をキャピトルの前線へ送る様にコインに請う。コインは全地区を団結させた事をカットニスに感謝すると、療養する様に勧め、死んだと思われているのを逆手に取って、プロポの撮影を命じる。

程なくして、フィニックとアニーが結婚し、祝の宴が開かれる。カットニスは自らの手でスノーを殺す決意をジョアンナに明かす。ジョアンナはキャピトルに物資を運ぶ輸送機が深夜に発つ事を明かすと、潜入の援護を買って出る。カットニスは宴の場でプリムとひとときのダンスに興じた後、プリムを固く抱き締め、別れを決意する。

その夜、カットニスは単身、輸送機に忍び込み、キャピトルに設けられた反乱軍の拠点へ到着する。それを知ったコインは従順で無いカットニスに反感を抱く。プルタークは、撃たれても尚、前線に赴くというカットニスの行動が最高の演出だと説く。コインは全てが執行部による指示に基づく行動と周知する様に命じる。

拠点に全地区の反乱軍兵士が集結する。指揮を執るペイラーはキャピトルの市街地に仕掛けられた夥しい数の殺人兵器「ポッド」と称する罠について説明すると、ポッドと治安維持部隊からなる防衛線を超え、官邸を制圧し、パネムを解放する様に命じて、皆を鼓舞する。ゲイルはカットニスが単独で官邸へ向かおうとしている事を察知する。

カットニスは、隊長のボッグス大佐、ジャクソン中尉、ミッチェル少尉、リーグ姉妹、ホーム伍長からなる451部隊に所属し、そこにゲイルとフィニックが加わり、更にクレシダの撮影チームが合流する。ボッグスは部隊が実戦には参加せず、スター部隊として前線部隊に遅れて街に侵攻し、戦闘後の映像を撮影したプロポで敵の士気を挫いて、投降を促すのが任務だと明かす。ボッグスは治安維持部隊に拘束された時に自決する為の、即効性の毒薬ナイトロックを一同に配布する。ボッグスはキャピトルの詳細な地図に、ポッドの位置が示された装置ホロを携行し、総勢13名が交戦状態のキャピトル中心部への侵入を開始する。

最初のポッドを処理した後、司令部から一行の元へピータが連行されて来る。ピータは手錠をされた後、司令部の指示に基づき、一行を味方と認識する様に仲間に加えられる。カットニスは戦場でピータの暴力性が目覚め、自分を襲いかねないと主張して反対すると、ボッグスにコインの真意を尋ねる。ボッグスは、コインが従順で無いカットニスの事を快く思っておらず、記念大会でピータの方を救いたかったのだと明かすと、戦争後の選挙でカットニスがコインの脅威となりかねない事から、コインがカットニスを殺そうと企てていると推察し、カットニスへの敬意から長生きする様に諭す。カットニスは尚も洗脳による後遺症に苦しむピータに対し、その人となりを語り聞かせる。

翌日、ピータのスピーチをプロモ用に撮影する事になり、一行はポッドを排除し、円形の広場の安全確保を図ろうとする。しかし、その最中にボッグスが地雷の直撃を受ける。ボッグスはホロのアクセス権を駆け付けたカットニスに移譲すると、上を信じず、必要ならピータをも殺し、目的を完遂する様に命じて絶命する。その直後、更なるポッドが起動し、広場にタール状の液体が押し寄せる。一行は建物の中に逃げ込もうとするが、その最中、錯乱したピータがカットニスに襲いかかり、取り押さえようとしたミッチェルがポッドの犠牲となる。液体は建物内にも侵入するが、程なく引き始め、固化する。

司令部と交信不能に陥ると、ジャクソンは新隊長として、ホロを渡す様にカットニスに命じるが、カットニスはボッグスからホロの権限を移譲された事を伝えて、それを拒む。ジャクソンがその理由を問い質すと、カットニスはコインからスノー暗殺の特命を受けているからだと偽り、クレシダらもカットニスの主張を支持した為、ジャクソンは応じる。一行はポッドで負傷したリーグ姉妹をその場に残し、先を急ぐ。

程なく、広場に治安維持部隊が現れると、一行は再び別の建物内に身を隠す。治安維持部隊はリーグ姉妹が留まる場所に襲撃を仕掛け、爆破する。ピータは自分がミュットだと主張し、自制ができない為に殺して欲しいと訴える。その後、官邸発の緊急放送が始まる。スノーはカットニス達の死を伝えると、反乱軍にはビジョンが無く、真のリーダーがおらず、地区間の同盟が名ばかりだと説く。その時、コインが放送をジャックし、カットニスが死して尚、革命のシンボルだと主張すると、その功績を讃える。コインはスノーを倒してパネムを解放した後、民主的な選挙を実現する事を市民に誓う。

カットニスは死んだ事を逆手に取り、官邸近くのビルの上からスノーを狙撃する計画を提案する。かつて地下で奴隷の様に働かされていたポラックスが、地下の構造に詳しい事から、一行はポッドだらけの地上を回避し、地下から官邸付近への接近を企てる。一方、スノーは監視カメラでカットニスが生きている事を知り、新たに策を講ずる。

地下トンネルから下水道に侵入した一行は、そこで夥しい数の人型生物ミュットの群れに襲撃される。出口を求めて一行が逃げ惑う最中、ジャクソンとカスターが餌食となる。フィニックもまた死闘の末にカットニスを逃がして犠牲となる。カットニスはホロの自爆機能でミュットを殲滅すると、下水道から脱出する。

地下トンネルに戻った一行は、そこで治安維持部隊の襲撃を受ける。一行は逃走中に張り巡らされたポッドと遭遇し、辛うじて危機を脱するが、その途中でメッサラが命を落とす。カットニスは錯乱するピータにキスをする事で、自我に呼びかけ、ピータは正気を取り戻す。

一行は地上へ脱出すると、クレシダの知己タイガレスの店に逃げ込み、地下室に身を隠す。カットニスは自分の嘘のせいで多くの犠牲が出た事を悔やむ。クレシダはジャクソンが嘘だと見抜いた上で、ボッグスを信頼して信じた振りをしたのだと説く。ピータは全てを終わらせる事ができれば、死んだ者達の命は無駄では無くなると説くと、皆がカットニスと戦うと決めたのだと諭す。その夜、カットニスは、ゲイルとピータがカットニスの気持ちがどちらに向いているかについて語り合うのを耳にする。

再び緊急放送が行われ、市民に強制避難命令が発令される。スノーは避難民が官邸に来ればシェルターと物資の提供を行う意向を示すと、反乱軍の目的が市民の解放では無く、キャピトルでの快適な生活様式の破壊とキャピトル市民を葬る事だと説く。

官邸周辺ではポッドが作動しない事が分かると、カットニスはゲイルと共に避難民を装って官邸へ接近する事を企てる。ゲイルはピータにナイトロックを手渡し、カットニスはピータの手錠を解除する。ピータは別世界での再会をカットニスと約束する。

カットニスとゲイルは店を後にすると、官邸へ向かう避難民の群れに交ざる。しかし、官邸前では治安維持部隊の検問が行われており、二人は已む無く強行突破を決意する。その時、反乱軍による侵攻が始まり、治安維持部隊との間で戦闘が始まる。二人はその隙に検問を抜け、官邸前広場を駆け抜けるが、その途中でゲイルが治安維持部隊に捕らえられる。ゲイルは自分を殺す様にカットニスに請うが、カットニスはそれを躊躇い、ゲイルは連行される。

官邸の門では子供達が優先して中に入れられ始める。その最中、政府機が飛来し、物資のパラシュートを装った爆撃を行い、門の前に集まった多くの避難民が巻き込まれる。そこに反乱軍の救護班が駆けつけ、避難民の救助に当たる。難を逃れたカットニスは、救護班の中にプリムの姿を見つけ、呼びかけるが、その途端、門の前で大きな爆発が起こり、カットニスは吹き飛ばされ、炎に包まれる。

医療室で目覚めたカットニスは、政府が官邸を守る為に爆弾を落とした後、反乱軍が官邸を制圧し、戦争が終わった事をヘイミッチから伝えられる。カットニスは傷の回復後、官邸へ招かれ、監禁状態のスノーと会う。スノーは爆弾投下が政府機を装った反乱軍の仕業であり、その時には既に降伏を考えていた事を明かすと、自分が罪も無い子供達を殺した様に見せかけ、それをテレビ中継する事で、護衛兵にも見捨てられる様に仕向けたコインの策略だと主張する。スノーは、政府と反乱軍を戦わせた後、13地区の軍事力を基に、大統領の座と政権を奪取するというコインの筋書きに、カットニスと自分がしてやられたのだと説く。その後、カットニスはゲイルもまたコインの指示で動いていた事を知り、ゲイルと決別する。

程なく、コインが生き残った側近を集めて会議を開き、カットニスも招集される。コインは当分選挙が行えない為に自らが暫定大統領に就任する意向を示すと、スノーとその他多数の政府関係者達の処刑に関する決議を行う為に一同を呼んだ事を明かす。コインは処刑が始まれば、市民に報復への欲求が高まり、制御できなくなる懸念を説くと、大量の死刑の代案として、象徴としてのハンガー・ゲームを子供達で行う事を提案する。コインは、それで報復の要望に応じつつ、犠牲を最小限に抑えられると主張する。一同で決が採られ、賛否が拮抗すると、カットニスは自らの手でスノーを処刑する事と引き換えに賛成し、コインの提案が議決される。

後日、官邸前の広場にスノーの処刑の舞台が特設され、集まった大勢の市民達が取り囲む。コインは処刑に際して式辞を述べ、暴政の終焉と新パネムの幕開けを説く。正装したカットニスは、皆が見守る中、弓矢でスノーに狙いを定める。しかし、カットニスは咄嗟に狙いをその先のコインに移し、コインの胸を射抜く。カットニスはナイトロックで自殺を図ろうとするが、ピータがそれを止める。スノーは群衆に嬲り殺しにされ、コインは絶命する。

勾留されたカットニスの元に、ヘイミッチがプルタークの手紙を持参する。その中でプルタークは、国の将来を決める時でカットニスと接触できない事、愚かな人間が過去を忘れ、自滅の道を歩んだ際には再びカットニスに頼る必要が生じる事を伝え、時が来たら恩赦が下る為に、姿を消して平和に生きる様に願う。ヘイミッチは故郷の12地区へ戻る様にカットニスに促す。エフィは自分を大切にし、勝者の人生を見つける様にカットニスに諭す。カットニスはエフィと別れると、ヘイミッチと共に専用列車で12地区へ向かう。

カットニスは無人の自宅へ戻り、キンポウゲと再会する。カットニスはプリムがもういない事を伝えると、キンポウゲを抱きしめて慟哭する。その後、カットニスは昔の様に狩りに興じるなどし、独り静かに暮らす。ある時、カットニスは、森で採ったプリムローズを移植するピータと再会する。ピータはカットニスの母とゲイルの近況を伝える手紙がアニーから届いた事を明かす。程なく、ペイラーが新大統領に就任し、カットニスはピータと共に12地区で穏やかに暮らし続ける。数年後、カットニスはピータとの間に二児を儲ける。カットニスは怖い夢のやり過ごし方を赤子に語り聞かせる。

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