チラ裏レベルの人生記(仮)

自分が自分で無くなった時に、自分を知る為の唯一の手掛かりを綴る、極めて個人的な私信。チラ裏レベルの今日という日を忘れないように。6年目。

ピッチ・パーフェクト2

エリザベス・バンクス監督作「ピッチ・パーフェクト2」("Pitch Perfect 2" : 2015)[BD]

米国大学アカペラ王者の女子グループが不祥事による解散の危機を迎え、世界大会で汚名返上を果たすべく奮闘する様を描くミュージカル・コメディ作品。

 

音楽プロデューサー志望のベッカの加入により、見事再起を果たしたバーデン・ベラーズは、その後、共同代表のベッカとクロエ、そしてファット・エイミー、ステイシー、リリー、シンシア・ローズ、フロ、ジェシカ、アシュリーの9人態勢となり、三年連続で全米アカペラ王者となる。ベラーズはケネディ・センターで催されるオバマ大統領の誕生日を祝う行事に招かれ、華々しいパフォーマンスを披露する。ところがその最中、不慮の事故でエイミーの衣装が裂け、陰部を露わにしてしまう。その醜態は観客の顰蹙を買うと同時に、放送を通じて世界に発信され、エイミーは謝罪会見を余儀なくされる。

アカペラ協会のジョンとゲイルは、バーデン大に学部長を訪ね、抗議を申し入れる。ベラーズに留まる為に三回落第しているクロエは、最悪の事態にグループの存続の可否を危惧する。学部長に呼び出されたベラーズは、学校及びアカペラ界の名誉を貶めた事の責任を問われ、大学生対象の大会への出場停止と新人の勧誘禁止を命じられる。ベラーズの優勝ツアーは取り消しとなり、欧州王者のドイツ代表が取って代わる事が決まる。国内タイトルが奪われるわけでは無い事から、クロエは四年に一度開催され、各国代表が集まる春の世界大会へベラーズが招待される見通しを説く。ジョンとゲイルは勝てるわけが無いと一笑に付すと、優勝すれば処分の取り消しに応じる意向を示す。

新入生のエミリーは、ベラーズOGの母キャサリンの強い勧めを受け、ベラーズ入りを志願する。ベラーズ・ハウスでは相変わらず非難の嫌がらせが相次ぐ。クロエはコペンハーゲンで開催される世界大会への出場登録を済ませると、ライバルとなるドイツ代表DSM(ダス・サウンド・マシン)を偵察する必要性を説く。一方、ベッカはベラーズには内緒で、レコードスタジオ「レジデュアル・ヒート」でインターンを始める。

ベッカの不在時、ベラーズ・ハウスにエミリーが訪れ、母がベラOGの「レガシー」だと明かすと、ベラーズへの加入を希望する。エミリーが自作の歌を披露すると、クロエ達は即座に加入を認める。その夜、ベラーズはエミリーの加入を祝して、アカペラグループ限定のパーティに繰り出す。「トレブルメーカーズ」のベンジーはエミリーに一目惚れし、好意を伝える。既に卒業したバンパーが大学警備員としてアカペラに復帰し、オーディション番組の補欠リストに載った事を明かすと、エイミーにアプローチをかける。インターン勤務後、パーティに合流したベッカは、ベラーズ一筋のクロエとの温度差を実感する。

後日、ベラーズは出場の機会を奪われた自動車展示イベントに赴き、DSMの偵察を行う。DSMはベラーズとは全く異なる趣向のパワフルで洗練されたパフォーマンスを披露し、客を圧倒する。DSMはベラーズの面々を嘲笑し、ベッカは世界大会で打ち負かす事を宣言して挑発する。

翌日、ベラーズは早速、DSMへの対抗策を練り、DSMと同じスタイルで振り付けを進化させるべく、猛特訓を開始する。しかし、ベッカによる楽曲のアレンジが間に合わない為に、歌の練習は先延ばしになる。

ベッカはベラーズの活動とインターンで多忙を極める。ある日、ベッカはクリスマス・アルバムの制作に関するアイデアを上司に進言し、即興のアレンジと歌を披露すると、自らがアカペラ大学王者であり、音楽制作が夢である事を明かす。上司はベッカの能力に興味を示し、デモを聴く機会を与える。

ある夜、ベラーズはアカペラファンの富豪が催すパーティに招待され、そこで再びDSMと遭遇する。パーティには他に、ジェシー率いる「トレブルメーカーズ」、バンパー率いる「トーン・ハンガーズ」、「グリーンベイ・パッカーズ」が招待されており、富豪は指名された順にビートを合わせてパフォーマンスを披露して競い合うリフ・オフを開催する。各々のチームが持ち味を活かして競い合った後、ベラーズとDSMが残り、一騎打ちとなる。両者は実力が拮抗するが、指名されたエミリーが混乱し、咄嗟にカバー曲のカテゴリから外れた自作の曲を歌った事でルール違反となり、DSMが勝利する。その後のパーティで、エイミーはバンパーと、エミリーはベンジーと親交を深める。

程なく、ベッカは上司にデモの感想を尋ねる。上司は一定の評価を示すも、プロデューサーになるには物足りない事を明かし、マッシュアップでは無く、オリジナルで勝負し、才能を示す必要性を説く。上司はカバーを歌うだけでは未来が無いと説くと、ベッカにもう一度だけチャンスを与える。

ベッカは三流だと指摘された事で落胆する。エイミーはベッカのインターンを察知しており、悩みを皆に明かさない理由を問う。ベッカはベラーズに集中していないとクロエに詰られる事を懸念している事を明かすと、自分に才能が無いと嘆く。エイミーはそれを否定し、ベッカを励ます。ベッカは再びデモの作成に励む。その夜、エイミーはバンパーのセッティングした食事に招かれる。バンパーはエイミーに正式なデートを申し込むが、エイミーは自分が何者にも束縛されないと主張し、拒否する。バンパーは二人の関係が終わりだと告げ、エイミーはバンパーの元を去る。

後日、ベラーズはイベントに招待され、再起を懸けて新たに構成したパフォーマンスを披露する。それは従来のベラーズとは異なる、大掛かりな演出と振り付け重視のパフォーマンスだったが、その完成度は低く、メンバーの呼吸が合わずに醜態を晒し、更にシンシア・ローズが特効で火傷を負った事で、またもや観客の顰蹙を買う。クロエは意気消沈するメンバーを奮起させると、DSMと同じスタイルでは無理だと説き、新たに戦略を練るべく、合宿を提案する。エミリーはベラーズに所属する事の意義を疑い始めるが、キャサリンはベラーズでの経験が人生の支えになると説き、励ます。

ベラーズは、卒業したオーブリーが営む研修所を訪ね、合宿を始める。オーブリーは二日間でハーモニーを取り戻すべく、ベラーズに常に団体行動をする様に命じると、スパルタ式の特訓を課す事で互いの信頼育成を図る。ベッカはそれではDSMには勝てないと嘆く。クロエはベッカがベラーズの活動に気持ちが入っていない事を指摘する。ベッカはインターンの件を明かすと、自分には将来の夢があると説き、クロエがベラーズに執着しすぎであり、大人になる様に促す。

口論の末、ベッカとクロエは和解する。ベッカは変化が早過ぎる事によるプレッシャーに押され、相談できずに悩んでいた事を明かすと、オリジナルが作れるエミリーへの羨望を示し、エミリーにコラボを提案する。クロエもまた卒業後についての恐れを明かし、オーブリーが励ます。クロエは世界大会でベラーズを引退し、卒業する決意を表明する。ベラーズは再びハーモニーを取り戻す。

エイミーはバンパーへの気持ちを新たにすると、バンパーに会って心から愛のアプローチを行う。エイミーとバンパーは熱烈なキスを交わした後、婚約する。ベッカはスタジオでエミリーと共にデモを作成し、上司に聴かせる。上司は可能性を感じると告げて高く評価し、一緒に仕事をする事を二人に提案する。

ベラーズは意気揚々とコペンハーゲンへ発ち、世界大会の特設会場に到着する。会場には大勢の観客が集い、ジェシーベンジーが応援に駆け付ける。ベンジーは緊張するエミリーを励まし、二人はキスを交わす。

大会の幕が開けると、各国代表が渾身のパフォーマンスを披露していく。一番人気のDSMはまたも圧倒的なパフォーマンスを繰り広げ、観客を熱狂させる。最後に登場したベラーズは、真骨頂とも言えるパフォーマンスを披露した後、集結したOGと共にオリジナル曲を大合唱する。観客を魅了したベラーズは、見事優勝を収める。

帰国後、エミリーの正式なベラーズ入会の儀式が行われ、卒業するベッカ達からエミリーへとベラーズが引き継がれる。一方、バンパーはオーディション番組「ザ・ヴォイス」に出場を果たし、渾身のパフォーマンスで合格し、デビューの機会を獲得する。

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