チラ裏レベルの人生記(仮)

自分が自分で無くなった時に、自分を知る為の唯一の手掛かりを綴る、極めて個人的な私信。チラ裏レベルの今日という日を忘れないように。6年目。

風邪を引く度に薬を常備していない事に後悔する俺がいよいよ薬を買っておかねばという気持ちになった。

先週までの季節外れの暑さが一転して、今週からはどうやら低温傾向が続くらしい。涼しいのは好ましいが、天気の悪い日が続きそうだから、それはそれで憂鬱である。おまけにまた風邪でも引いて、体調を崩さないか心配だ。基本的に自室には風邪薬を常備しておらず、それどころか体温計すら昨年購入したばかりで、風邪に太刀打ちできる備えが整っていなかった。つい先日、風邪を引いた際には、そのしんどさに老いを痛感させられたので、風邪薬くらい常備しておくべきだろうと、この期に及んでようやく思い立った。しかし、これまで風邪薬を購入した事は皆無に等しいので、店頭で選ぼうにもどれが自分に相応しいのか分からずに困る。同じメーカーでも、症状の現れ方によって、ピンポイントで効く様にラインナップされており、目移りしてしまうのだ。俺がしばしば侵される様な、まず喉が突破されて、次に鼻が陥落して、最後に発熱して炎上する様なタイプの風邪は、いったいどれを飲めば良いのか、さっぱり分からない。別に薬を飲まなくても、死ぬワケでも無いし、横になって数日苦しみ悶えれば治る事には治るのだが、もう老体にツラい思いをさせたくないので、薬に頼りたい。こうして今、のんべんだらりと健康に暮らしている内に、薬を準備しておかなければ、また後悔してしまう。