チラ裏レベルの人生記(仮)

自分が自分で無くなった時に、自分を知る為の唯一の手掛かりを綴る、極めて個人的な私信。チラ裏レベルの今日という日を忘れないように。6年目。

キングコング

ジョン・ギラーミン監督作「キングコング」("King Kong" : 1976)[BD]

古生物学者が、石油会社の一行と共に調査目的で訪れた秘島で、巨大猿と遭遇し、さらわれた女の救出に奮闘する様を描くモンスター作品。

 

石油会社ペトロックスの幹部フレッドは、インド洋上に絶えず濃霧に覆われ、海図にも載っていない秘島の存在を掴む。スパイ衛星で撮った写真により、濃霧を構成するのが二酸化炭素だと判明し、フレッドはその島に巨大な石油の鉱床が眠っていると確信すると、他社に先を越される前に油田を開発すべく、調査に乗り出す事を決意する。フレッドは大勢の部下を従えて、調査船エクスプローラー号でスラバヤを出港する。

出発して程なく、船は嵐に見舞われる。その最中、船は遭難信号を受信するが、位置の確認前に信号が途絶える。船長のロスは嵐を避けるべく、迂回を提案するが、フレッドは一刻も早く島に到着すべく、直進を命じる。やがて船が嵐を無事抜けると、フレッドは部下を集め、極秘にしてきた計画の目的を明かす。そこへ無断で船に忍び込んでいた、プリンストン大学の教授で、古生物学者のジャックが現れ、石油の鉱床に対する予測を否定する。ジャックは、1605年に、ある神父が航海中に流され、濃霧に覆われた島に漂着し、巨大な獣の吠える声を聞いたという、教皇庁に隠匿された記録の存在や、それから100年余り後に、同じ場所で浸水した救命艇が見つかり、そこに血で描かれた、前屈みの人間の様な存在と、天に届く生物との婚礼の日から神はそなたを守る、というメッセージについて明かし、某かの動物の呼吸が原因だと疑う。フレッドはそれを意に介さず、ジャックが他社のスパイだと疑い、拘束する。ジャックは予てから島に興味を持っており、友人の内報から、海図が売られた事を知ってやってきたのだと弁解する。

ジャックは連行される途中で、遠方の海上に救命筏を発見する。筏にはドレス姿の若い女が乗っており、救助された後、船内に搬送される。所持品から、女が遭難した船に乗っていた事が判明する。フレッドはジャックの身元を紹介し、主張の裏付けを取ると、ジャックを探検中のカメラマンに任用すると同時に、医学校に通っていたというジャックに女の介抱をさせる。ジャックは女を覚醒させ、事情を聞く。その女ドワンは、自らが香港で作る映画に出演する予定だった女優であり、監督に帯同していた事を明かす。ドワンは奇跡的に一人だけ助かった事を嘆くが、ジャックはドワンの身を労る。その後、ドワンはジャックや船員達と快活に振る舞う程に元気を取り戻す。

数日を経て、船は目的の海域に到達し、レーダーにより濃霧に覆われた島の存在が確認される。フレッドは直ちに部下に上陸の準備を指示し、ドワンが同行を懇願する。フレッドを始め、ロイ、カーナハンらにジャック、ドワンを加えた9名がボートで島に上陸を果たすと、一行は島内の奥地へと探索に向かう。

やがて一行は、山中で高く張り巡らされた柵を発見する。間もなく、柵の前の広場に集まった原住民の部族が儀式を始める。部族は若い娘を櫓で担ぎ上げると、柵に設けられた門の前で掲げ、猿の面を付けた男が娘の前に現れる。ジャックはそれが、満月の夜に合わせた結婚の儀を意味しており、男が花婿の身代わりであり、門の向こうに本物がいると推測する。フレッドは広場から程近い場所に、石油溜まりと思しき場所を発見し、歓喜する。その時、部族が一行の存在を察知し、儀式を中断して詰め寄る。面を付けた男は、若い娘6人と引き換えにドワンを要求する。ジャックがそれを拒否すると、部族は力任せにドワンを奪い取ろうとする。フレッド達は威嚇射撃で部族を追い払うと、一旦、船に引き返す。

夜、フレッドは部族を排除して石油を奪う方法を模索する。ジャックは部族が「コング」としきりに口にしていた事を指摘すると、それが実在し、娘をコングに捧げようとしているのだと主張する。フレッドはコングの存在を訝りながらも、火薬で撃退できると高を括る。ジャックはその考えを非難すると、密かにボートを盗んで島に忍び込もうと企てる。ドワンは昇降口でジャックに夜明けを待つ様に勧め、ジャックは準備に戻る。その直後、ドワンはカヌーでやってきた部族に拉致される。ジャックは昇降口で部族の装飾品を見つけ、ドワンが拉致された事を確信する。

部族はドワンを酩酊させた状態で櫓に乗せ、門の前で再び儀式を始める。儀式がクライマックスに達すると、門のかんぬきが解かれ、ドワンは柵の向こうの祭壇に縛り付けられる。ジャック達はドワンを救出すべく、再度、島に上陸する。

森の中から巨大な猿コングが姿を現し、祭壇の前で雄叫びを上げると、ドワンをその手に掴み取って連れ去る。ドワンは悲鳴を上げた後、失神する。その直後にジャック達が駆け付け、部族を追い払うと、門を開け、祭壇の傍に巨大な足跡を発見する。ジャックはカーナハン、ボアンらと共に、コングの足跡を辿って、森の奥へドワンの救出に向かう。フレッドは浜辺の拠点に戻り、逐一、カーナハンらに無線で指示を飛ばす。カーナハンはキャンプを張って夜明けを待つ事にする。ジャックはコングがドワンを食べようとはせず、連れ去った目的を図りかねる。ドワンはコングのねぐらで目を覚ます。コングは逃げようとするドワンを妨害し、所有物の様に扱う。

翌朝、ジャック達は捜索を再開する。フレッドは捜索よりも地質調査を急ぐ様にカーナハンに指示する。ジャックはそれを非難するが、フレッドはエネルギー問題の方が深刻だと主張する。ジャックは捜索を強行する意向を示す。コングはドワンを愛でる行動に及び、ドワンはコングが危害を加えるつもりが無い事を悟る。一方、ロイによる石油と思しき液体の分析の結果、商業的には使い物にならない事が判明する。フレッドは目的を石油からコングに変更し、ペトロックスに応援物資の手配を要請する。

ジャック達は谷にかかった大木を渡る最中、コングと遭遇する。カーナハンらは銃撃で退けようとするが、憤怒したコングはカーナハンを含む4人を谷底へ転落させ、ジャックとボアンが辛うじて難を逃れる。ジャックは尚も執拗に襲いかかるコングをやり過ごすと、その後を追跡し、ボアンは引き返す。ペトロックスから物資が届くと、フレッドはコングを捕獲して社の宣伝興行に活用すべく、総員を準備に当たらせる。フレッドはカーナハン達との交信が途絶えた事を知るも、捜索は行わず、門の前にコング捕獲用の罠を作らせる事に注力する。そこにボアンが生還し、捜索隊の全滅を知らせる。

夜、コングは満月の光が照らすねぐらで、ドワンを愛でて楽しむ。そこに大蛇が現れ、コングと格闘が始まる。そこへ駆け付けたジャックはドワンを救出すると、ねぐらから連れ出す。コングは大蛇を捻り潰し、ジャック達を追いかける。ジャック達は辛うじてコングを撒くと、森を抜け、門に辿り着く。間もなく罠の準備が整い、フレッド達はコングの襲来を待ち受ける。そこに、ドワンを奪われ猛り狂ったコングが現れる。コングは門を容易く叩き壊すが、フレッドの思惑通りに、勢い余って穴に嵌まり、クロロホルムで昏睡させられる。

フレッドはペトロックスから手配した大型タンカーにコングを監禁し、ニューヨークを目指す。フレッドは、コングを利用した、島の探検と救出劇を、ドワンとジャックを主役に据えて興行化する事で、ニューヨークを皮切りにした全国ツアーを企図する。ドワンは、危害を加える事の無かったコングを捕らえて、利用しようとしている事に罪悪感を示す。ジャックは、コングが島の部族の恐怖、魔力であり、島の統制を促す神だったのだと説き、コングを見世物に使う事に強く反発するが、ツアーへの契約を強要される。

夜、ジャックとドワンは檻の傍でキスをする。その際、ドワンのスカーフが風に飛ばされ、檻の格子からコングの元へ落ちる。コングはドワンを思い出し、凶暴化して船を破壊し始め、船員はコングを溺れさせる準備を始める。ドワンはそれを制止し、コングを宥めに行く。コングはドワンを見て大人しくなるが、ドワンは過ってコングの上に転落してしまう。コングはドワンを掴み上げるも、すぐに解放し、そのまま眠りに就く。

ニューヨークでの興行初演の夜が訪れる。準備が進められる中、ジャックは控室を訪ねると、フレッドに茶番への出演辞退を申し入れる。ジャックはドワンにも辞退する様に促すが、ドワンはフレッドに足元を見られ、出演を辞退できず、ジャックはドワンに別れを告げて、その場を後にする。

イーストリバーの会場に、部族の祭壇を模したセットが組まれ、大勢の観衆が押し寄せると共に、世界中にテレビ中継される。ドワンがフレッドに伴われて会場入りし、祭壇の上に登る。フレッドが公演の趣旨を説明すると、門が開き、檻に閉じ込められたコングが登場する。その途端、ドワンはコングを撮影する為に集まったマスコミに祭壇から強制的に押し出される。その様子に憤慨したコングは、檻と足枷を容易く破壊する。観衆はパニックに陥り、一目散に逃げ出す。コングはドワンを探して観客を蹴散らし、その最中にフレッドを踏み潰す。

ジャックはドワンを会場から連れ出し、逃走する。コングもまたドワンを追って会場を飛び出す。軍はクインズボロ橋を封鎖し、コングの襲来を阻止しようとする。ジャック達は列車に乗って逃走を図るが、コングはそれを察知し、先回りして線路を破壊し、列車の中にドワンを探す。ジャック達は列車を脱出すると、クインズボロ橋を渡り終える。

ジャック達はコングが橋を渡って追って来られないと判断し、無人と化したレストランで休息する。ドワンはジャックの好意を確認するが、ジャックは自分の立場では刺激を求めるドワンに吊り合わないと説く。コングは橋を回避し、川を歩いて渡り終えると、発電所を襲撃して、付近一帯を停電させる。

ドワンはジャックに求婚を求める。その時、ジャックはワールドトレードセンターと満月の位置関係が、島にそびえ立つ双子の山と酷似した眺望だと悟る。ジャックは当局に連絡すると、コングを傷つけずに捕らえるという条件で、コングの目的地を教える。ジャックが目を離した隙に、コングが現れ、ドワンを連れ去る。コングはワールドトレードセンターへ到達すると、ビルを登り始める。

軍はビルを包囲し、コングが登り終えるのを待つ。ジャックはエレベーターでビルの最上階へ向かう。コングは屋上へ登ると、満月の下でドワンと見つめ合う。その時、兵士達がコングに火炎放射を始める。コングは隣のビルに飛び移ると、ガソリンの入ったタンクを投げつけ、爆発させて兵士達を撃退する。ジャックはその様子を窓越しに見て歓喜する。程なく、三機の攻撃ヘリが飛来し、旋回しながらコングに機銃掃射を始める。激しい集中攻撃に晒されるコングはドワンを避難させ、反撃に応じるも、やがて血まみれとなって力尽き、その場に崩れ落ちる。ドワンが駆け寄った矢先に、コングは地上へ転落する。コングは、駆け付けたドワンの目の前で間もなく息絶え、ドワンはコングの前で悲嘆する。マスコミと群衆がドワンを一斉に取り囲む。ドワンはジャックの元に駆け寄ろうとするが、群集が2人を隔てる。

f:id:horohhoo:20160611152037j:plain

f:id:horohhoo:20160611152039j:plain

f:id:horohhoo:20160611152042j:plain

f:id:horohhoo:20160611152045j:plain

f:id:horohhoo:20160611152048j:plain

f:id:horohhoo:20160611152052j:plain

f:id:horohhoo:20160611152055j:plain

f:id:horohhoo:20160611152058j:plain

f:id:horohhoo:20160611152102j:plain

f:id:horohhoo:20160611152105j:plain

f:id:horohhoo:20160611152108j:plain

f:id:horohhoo:20160611152111j:plain

f:id:horohhoo:20160611152115j:plain

f:id:horohhoo:20160611152118j:plain

f:id:horohhoo:20160611152122j:plain

f:id:horohhoo:20160611152125j:plain