チラ裏レベルの人生記(仮)

自分が自分で無くなった時に、自分を知る為の唯一の手掛かりを綴る、極めて個人的な私信。チラ裏レベルの今日という日を忘れないように。6年目。

ファンタスティック・フォー:銀河の危機

ティム・ストーリー監督作「ファンタスティック・フォー:銀河の危機」("Fantastic Four: Rise of the Silver Surfer" : 2007)[BD]

宇宙放射線の影響で特殊能力を得た4人が、宇宙から襲来し、星を消滅に導く脅威から地球を守るべく、奮闘する様を描くスーパーヒーロー作品。

 

光り輝く高速の飛翔体が世界各地を駆け巡り、駿河湾を凝固させ、ギザに雪を降らせ、ロサンゼルスに大停電を生じさせるなど、原因不明の異常現象を引き起こす。世界中が大きな騒動に見舞われる中、米国では一躍人気者のカップルと化した、リードとスーザンの結婚式の行方が取り沙汰される。二人はファンタスティック・フォーとしての活動を優先する余り、その都度、式を延期しており、五度目となる今回こそ成功させようと決意する。

式を目前に控えながら、リードはニューヨークのバクスター・ビルの本部で、異常現象の解明に没頭し、その原因が宇宙放射線にある事を突き止める。その夜、リードはジョン、ベンと共に、大勢の客を招いてバチェラーパーティを開き、羽目を外す。一方、飛翔体はラトヴェリア上空を駆け抜け、それに伴い、ファンタスティック・フォーに倒されて能力を消失したはずのドゥームが覚醒する。

かつて推進していたミサイル防衛を無効だと証明された事で、リードと因縁の関係にあるヘイガー将軍が、統合参謀本部の命令を受け、バクスター・ビルに訪れ、リードをパーティから連れ出す。ヘイガーは異常現象が国の安全を脅かす重大な出来事だと説くと、飛翔体を収めた衛星写真を提示し、それが自発的に推進している物体である事、更に世界のあちこちに直径およそ200メートルの巨大なクレーターが出現している事を明かす。リードはビルの衛星グリッドにセンサーを繋げば、飛翔体の位置を特定できる事を明かす。ヘイガーは協力を要請するが、リードは気を揉むスーザンの為にも結婚式の準備を優先すべく、適任の物理学者を紹介し、要請を拒む。しかし、リードは異常現象を看過できず、スーザンには内緒でセンサーの設置作業を急ぐ。

結婚式の日を迎え、会場となるビルの屋上に来賓が集まり、ビルの周辺にはマスコミと群衆が押し寄せる。スーザンは結婚後もずっと世間に好奇の目で見られる事への不快感をアリシアに示す。アリシアは普通じゃなくても幸せになれると諭す。リードは式の開始直前までセンサーの作業を続け、宇宙放射線の上昇を感知できる装置を完成させる。一方、ドゥームもまた偵察衛星を使って飛翔体の動きを追跡する。

式が始まり、誓いの言葉の途中で、リードの携行する端末が放射線強度の急上昇を感知する。その直後、飛翔体がニューヨーク上空に飛来し、大停電を生じさせ、ビルの上空を飛ぶヘリが操縦不能に陥り、会場に墜落する。チームは人命の救助に当たり、ジョンは飛翔体の追跡に向かう。ジョンは猛追の末にその飛翔体、ボードに乗り、空間を高速で疾駆し、あらゆる物をすり抜ける宇宙人シルバー・サーファーに迫るが、逆に捕らえられ、宇宙空間に連れ出されると、力を失って地上へ落下する。サーファーは仕える主に、惑星を発見し、すぐに破壊できる事を報告する。

ジョンは本部に戻ると、リード、ヘイガー達にサーファーの特性について報告する。リードはサーファーが物質やエネルギーを吸収し、変換でき、またサーファーの活動時に放つ宇宙放射線が原因で、異常現象が起こるのだと推測する。ヘイガーはサーファーを探し出し、倒す様にチームに要請する。リードは、式がつぶれて悲しむスーザンに、センサーの件を黙っていた事を詫びる。スーザンはヒーローでいる限り、普通の生活には戻れず、幸せな家庭を作れないのだと嘆く。

程なく、ジョンが不調を訴える。スーザンがジョンの身を案じ、体に触れた途端、互いの能力が入れ替わり、再度触れると元に戻る事が判明する。リードはジョンの体を検査し、サーファーとの接触が原因で細胞に変化が生じ、能力が入れ替わる様になったのだと推測する。リードは原因が判明するまで、皆と接触せぬ様にジョンに命じる。

スーザンは自分達の一挙一動が、巷で面白おかしく報じられる事に辟易する。リードはこの一件が落着し次第、チームを抜けて研究者に戻り、平凡で幸せな家庭を作る事を、スーザンに密かに約束する。しかし、ジョンは二人の会話を立ち聞きする。一方、ドゥームはグリーンランドのラッセル氷河に生じたクレーターに赴き、穴の中から現れたサーファーと対峙する。ドゥームは手を組む事で全てが手に入ると主張するが、サーファーは全てのものが終わると告げ、飛び去ろうとする。ドゥームは力づくでサーファーを止めようとするが、逆にサーファーの発する強力なエネルギー波を受け、圧倒される。しかし、それに伴い、ファンタスティック・フォーとの戦いで生じた全身の火傷が修復する。

ジョンはベンにリードとスーザンがチームを抜ける事を伝える。アリシアは二人の幸せを誰にも邪魔できないと説く。リードはサーファーの宇宙放射線を天文データで調べ、サーファーの行った星がどれも全て8日後に消滅している事を掴むと共に、クレーターの出現場所に規則性を見出し、次の出現場所がロンドンだと判明する。

チームは至急、ロンドンに急行する。ヘリでロンドン上空に到達すると、リードはジョンにチーム離脱を黙っていた事を責められ、チームワークに齟齬を来す。テムズ川にクレーターが出現し、その影響を受けてロンドン・アイが傾き始める。チームは能力を駆使して、それを食い止め、人命救助に当たる。その最中、穴の中からサーファーが出現すると、ジョンは追跡しようとするが、不手際でチームの連携を見出してしまい、サーファーを取り逃すと同時に、大惨事を招きそうになる。

ヘイガーはチームの失態を重く見ると、ヴィクターに応援を要請する。ヴィクターはサーファーと接触し、貴重な情報を得た事を明かすと、チームへの憎しみを露わにしながらも、地球を救う為に協力を提案するが、リードは難色を示す。ヴィクターはサーファーと接触を図った時の映像を開示し、リードはサーファーの繰り出すエネルギーがボードから発生しているのだと悟る。サーファーをボードから切り離す事でパワーを失わせるべく、リードとヴィクターはその方法の模索を始める。程なく、リードはタキオンパルスによる場を発生させる事で、サーファーとボードを切り離す装置を考案し、直ちに開発に乗り出す。ヴィクターはその技術を流用し、密かに独自の装置を開発する。

装置が完成すると、チームとヴィクター、ヘイガー率いる軍は、サーファーを捕獲すべく、ドイツの黒い森に赴く。チームは湖上に生じたクレーターを包囲する様に4つの装置を手分けして設置する。その最中、スーザンの前にサーファーが現れる。サーファーはスーザンの張ったフォースフィールドを容易くすり抜け、接近する。スーザンは地球を襲う理由を尋ねる。サーファーは他に方法が無いと説き、自らが破壊者では無いと主張する。ヘイガーは好機と捉え、サーファーに対してミサイルの発射を命じるが、サーファーはこれを退け、逆に戦車部隊を壊滅に追いやる。その時、チームは装置を一斉に起動し、サーファーとボードの分離に成功する。パワーを失ったサーファーを、ヴィクターが電撃で制圧し、軍が捕獲する。

サーファーはシベリアヤクーツクに位置する基地に収容され、また、ボードは信号を遮断するケースの中に格納される。チームは基地内の部屋で待機を命じられる。ヘイガーはサーファーを拷問にかける。チームはサーファーの真意を直接問い質すべく、スーザンに透明化の能力を用いて、サーファーの監禁されている部屋に侵入させる。スーザンはサーファーに助け出す意向を示すと、破壊者について尋ねる。サーファーはそれが自分の主人であり、惑星のエネルギーを喰らう魔神と称されるギャラクタスだと明かし、自分の母星と愛する人が生き延びる為に仕えているのだと説く。サーファーは破壊者を呼び寄せるのがボードだと明かし、間もなく地球にやって来る事を伝え、警告する。

ヴィクターはサーファー捕獲への協力の引き換えにボードの試用をヘイガーに認められ、ヘイガーと共に格納容器の部屋に赴く。一方、チームはボードを遠くへ持ち去る事を決意する。ヴィクターはヘイガーを欺き、ボードを奪取すると、再びドゥームの姿と化してボードに乗り、強大なパワーを手に入れる。ドゥームはヘイガーを瞬殺し、基地から脱出する。チームは一足遅くそこへ駆け付け、ドゥームを取り逃す。チームはドゥームからボードを取り戻すべく、サーファーを連れ出すと、リードが密かに開発を進めていた飛空艇に乗り込み、ドゥームを追跡する。

その最中、サーファーは自らの名をノリン・ラッドだと明かす。チームは中国南東部でドゥームを捕捉し、リードが説得を試みるが、ドゥームの強大なパワーによる襲撃を受け、飛空艇は都心部に墜落する。そこへドゥームがサーファーに槍で止めを刺しに現れるが、スーザンが身を挺してそれを阻止し、致命傷を負う。

地球にギャラクタスが接近する。リードはドゥームが所持するパルスエミッタを壊せば、ボードを切り離せると察知する。ジョンは命を賭けてリード、スーザン、ベンの能力をその身に宿し、ドゥームと対峙する。ジョンは4人分のパワーでドゥームを圧倒し、エミッタを破壊すると、ボードが切り離され、ドゥームは海底に沈む。

スーザンはリードの腕の中で息絶える。サーファーは再びボードに乗り、パワーを取り戻すと、スーザンに自らのエネルギーを分け与え、蘇生させる。ギャラクタスが地球の捕食を開始すると、サーファーはギャラクタスの内部に突入し、自らの全エネルギーを解放する事で爆発に導き、ギャラクタスを消滅させる。地球は救われ、ジョンの能力転移も消失する。リードとスーザンはスーパーヒーローとしての責任を投げ出せないと考えを改め、離脱を翻意する。

程なく、二人は日本で改めて結婚式を開く。その最中、新たな危機を伝える報せが届き、チームは手早く式を終わらせ、ベニスへと飛び立つ。一方、サーファーは消滅を免れ、宇宙空間で覚醒する。

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