チラ裏レベルの人生記(仮)

自分が自分で無くなった時に、自分を知る為の唯一の手掛かりを綴る、極めて個人的な私信。チラ裏レベルの今日という日を忘れないように。6年目。

キングコング2

ジョン・ギラーミン監督作「キングコング2」("King Kong Lives: 1986)[DVD]

人工心臓を得て復活を果たしたキングコングが、囚われの雌レディコングを救出すべく、再び人間に戦いを挑む様を描くモンスター作品。

 

ワールドトレードセンタービルから転落し、一度は絶命したコングは、ジョージア州アトランティック大学内の研究施設で生命維持装置に繋がれ、昏睡状態のままで10年の年月が経過する。施設を統括するインガソル博士は、巨費を投じた人工心臓の開発計画を立ち上げ、フランクリン率いる開発チームが人工心臓の開発に漕ぎ着ける。しかし、移植手術に必要な輸血用の血液が無く、フランクリン達は途方に暮れる。

一方、ダイヤの発掘で一攫千金を目論む実業家ミッチェルは、ボルネオのジャングルに赴き、そこでメスの大猿レディ・コングと遭遇する。ミッチェルは原住民の手助けを得て、そのレディを昏睡させると、アトランティック大学に買い取りを打診する。インガソルは輸血が一刻を争う事から、他の大学に売られる前に、レディを買い取る意向を示すが、フランクリンはメスがコングにもたらす刺激を危険視する。結局、採血後にレディを他所へ移す事で、レディの買い取りが決まる。

程なくレディはミッチェルにより空輸され、研究施設に移送後、直ちに採血が行われる。同時に研究施設から離れた場所に、レディが暮らす為の施設の建設が始まる。フランクリン主導の下、チームはコングへの人工心臓移植手術に臨み、成功裏に終わる。全国からコングマニアが駆け付け、成功を祝福する。レディは研究施設から程近い場所にある倉庫に留置される。

満月の夜、フランクリンが昼夜を問わず見守りを続ける中、コングは覚醒する。間もなく、コングとレディは互いに匂いを嗅ぎ付ける。コングはたちまち興奮し、心臓に負荷がかかる事を危惧したフランクリンは、コングを再び眠らせる。フランクリンはインガソルに状況を報せ、インガソルは突貫工事でレディの居住施設の完成を急ぐ様に手配する。

48時間後、インガソル、フランクリン、更にミッチェル立会の下、レディを居住施設へと移送させる作業が始まる。レディは脅えて酷く興奮する。その最中、研究施設でコングが覚醒し、拘束を解き放つ。レディの悲鳴を聞きつけたコングは、研究施設を脱出し、倉庫へと向かう。インガソルは作業員と警備隊に、コングの襲撃を阻止する様に命じる。ミッチェルは警備隊の銃撃を妨害し、コングを支援する。コングはレディを担ぎ出し、倉庫から連れ去る。

夜が明け、ネビット中佐率いる陸軍機動隊はカナワ山一帯を封鎖し、行方を晦ましたコング達の捜索に乗り出す。ミッチェルとフランクリンは、部隊に殺される危険を冒して封鎖地帯に侵入し、コング達の足取りを追う。ネビットはヘリによる毒ガス散布作戦の準備を開始する。一方、コングとレディは山中に身を寄せ、親交を深める。

ミッチェル達は軍の展開域を車で突破した後、徒歩で山の中に分け入る。その最中、二人は互いに助けあいながら気脈を通じていく。その夜、二人はコング達の住処に到達する。フランクリンは携行したモニター装置を用い、コングの心臓の状態が以前より良くなっている事を知る。二人は、仲睦まじく振る舞う二頭の様子を見守る。ミッチェルは、どこであっても生息地さえ作ってやれば、二頭が生きていけるのだと主張する。二人はコング達から程近い場所で一夜を共にする。

翌朝、二人はレディの傍にコングがいない事に気付く。ネビットはその隙を見計らって作戦を開始し、レディに毒ガスを浴びせて昏睡させた後、ネットで捕獲する。そこにコングが戻ってくる。ヘリはコングにも毒ガスを浴びせるが、コングはそれを物ともせず、部隊に襲いかかる。部隊は銃火器による猛攻でコングを退け、レディをヘリで搬送する。ネビットは部隊にコングを断崖に追い込ませる。その最中、山が激しい嵐に見舞われる。ミッチェル達は部隊に見つかり、ネビットの元へ連行される。ミッチェルはコングを殺さず、生け捕りにする様に望むが、ネビットは部隊にコングの殺害を命じる。コングは部隊の攻撃を逃れ、崖下の激流に飛び込むが、岩に衝突し、水面が血に染まる。フランクリンはモニターでコングの心拍の停止を確認する。

その後、コングの死体は見つからず、またレディは陸軍基地内の地下に監禁され、数ヶ月が経過する。フランクリンは、レディへの面会をネビットに拒絶され続ける事に業を煮やし、国防長官のサインを携え、同僚のヒューズ博士と共に基地に赴く。レディと面会したフランクリンは、餌に一切手を付けようとしないレディの異変を察知すると、レディがコングの生存を感じているのだと確信する。ヒューズはその可能性を否定する。ネビットは今後一切の面会を禁じる決定を下す。

その頃、コングは山奥の未知の環境に適応し、生き延びる。コングとレディは互いの存在を感じ取り、恋しがる。程なく、ミッチェルがボルネオから帰国し、コング達の生息に適した土地を見つけてきた事をフランクリンに明かす。フランクリンはレディが眠らず、食欲も無い事を伝える。ミッチェルはネビットがレディに会わせようとしない事に憤慨し、基地へ強引に突入を試みるが警備兵に追い返される。

レディは地下から悲鳴を上げ続ける。それを感知したコングは、山を降りて麓の村に侵入し、村人達はパニックに陥る。翌朝、コングの出現が騒動となり、それを知ったミッチェルとフランクリンはセスナで山に急行する。一方、コング狩りを目論む猟師の5人組が山中に罠を仕掛け、コングを待ち伏せる。そこにコングが現れると、猟師達はダイナマイトを爆発させて、コングを岩石で生き埋めにする。猟師達は調子に乗り、躾と称してコングを虐げる。コングは憤怒して岩石の山から脱出し、猟師達を撃退するが、その直後に心臓に不調を来す。そこへミッチェル達が駆け付ける。フランクリンはモニター装置を用いて、遠隔で心臓の機能調整を図るが、そこにコングが接近した為に、二人はやむなくその場から退避する。装置はコングに踏み潰され、心臓の寿命は後一日となる。

翌日、ネビットはワシントンからの生け捕りにせよとの命令を無視し、コングの討伐に乗り出す。コングは再び山を降り、住宅街を抜け、レディの囚われている基地を目指して進行する。ネビルの率いる戦車部隊はコングを待ち伏せ、迎え撃つ準備を整える。その夜、コングが部隊の前に姿を現すと、部隊はコングに集中砲火を浴びせる。ミッチェルとフランクリンは、隊員が作戦への応援に駆り出されて、警備が手薄になった隙を見計らって、基地に侵入し、レディが囚われている部屋に到達する。フランクリンはレディが妊娠していると確信する。

ミッチェルはレディをエレベーターで地上へ脱出させようと企てるが、警備室の兵士にエレベーターを停止させられる。そこへコングが駆け付け、天井のシャッターを破壊してレディを救い出し、逃走する。レディは村の納屋の中に倒れ込み、出産の時が目前に迫る。コング達の前に戦車部隊が到着し、攻撃を開始する。コングは身を挺して猛攻を退け、レディを死守すると、ネビットを拳で叩き潰す。部隊の攻撃が終わると、コングは心臓に限界を来し、レディの元へ這い寄る。その時、レディはベビーを出産する。そこへ駆け付けたミッチェルは、コングにベビーを見せてやる様にレディに促す。満身創痍のコングは、涙を流してベビーをその手に引き寄せ、間もなく絶命する。ミッチェルとフランクリンはコングの死を悼む。

その後、レディとベビーはボルネオの新天地で何者にも邪魔をされる事無く、幸せに暮らす。

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