チラ裏レベルの人生記(仮)

自分が自分で無くなった時に、自分を知る為の唯一の手掛かりを綴る、極めて個人的な私信。チラ裏レベルの今日という日を忘れないように。4年目。

悪党に粛清を

クリスチャン・レヴリング監督作「悪党に粛清を」("The Salvation" : 2014)[DVD]

妻子を殺した悪党を粛清した男、男に粛清された弟の復讐を誓う組織の親玉、殺された夫の死に伴いその兄の庇護を受ける事になった女、一つの町を舞台に三者の運命の行く末を描くウェスタン・ノワール作品。

 

1864年、ジョンと兄ピーターは敗戦後のデンマークから新天地を求めて海を渡り、米国に辿り着く。その後、ジョンは異国の地で足場を築く為に奮闘するが、祖国に残して来た妻子との別離を余儀なくされる。1871年、ジョンは遂に祖国から妻マリーとクレステンを呼び寄せ、汽車に乗ってやってきた二人を駅で出迎える。ジョン達は再会の歓びを分かちあうと、早速、駅馬車に乗り、ジョンの暮らす町へと出発する。駅馬車には不遜な男二人組ポールとレスターが同乗する。ポールは先住民に舌を切られた妻を持つ事を嘯き、ギャングの一味である事を示唆する。

夜が更けると、ポールはマリーに絡み始め、それをジョンが制止すると、ポールはその態度に気分を害し、手下のレスターに銃で脅す様に仕向ける。ポールがマリーを陵辱し始めると、ジョンは不意を突いて攻勢に出るが、逆にクレステンを人質に取られた末に、馬車から突き落とされる。ジョンは馬車の後を追い、辿り着いた先でクレステンの死体を、更にその先で馬車の御者の死体を見つける。ジョンは御者の銃を手に取ると、レスターとポールを射殺するが、馬車の中でマリーの死体を発見する。

ジョンは二人の亡骸を自宅へ持ち帰り、悲しみに暮れる。そこにピーターがやってきて、二人の死を悼む。一方、町を牛耳るギャングのボス、デラルーは、弟ポールの死の報せを受け、アジトから町へ死体の確認にやってくる。デラルーは保安官兼神父のマリックに、犯人を正午までに即刻生け捕りにする様に命じ、それが無理なら代わりに二人の命を差し出す様に町長キーンに命じる。キーン達は両足の無い男ジョーと老婆ボロウスキ夫人を選ぶ。デラルーは二人を射殺するが、それでは不足だとしてウィスラーをも射殺する。更にデラルーは、犯人が見つかるまで用心棒代を倍額要求する意向をキーンに言い渡す。デラルーはポールを悼む、喋れぬマデリンに対し、仇を取った後、ポールに代わって面倒を見る事を約束する。

ジョンは住み慣れた町を離れ、西部へ移り住む為の準備を始め、雑貨店を訪ねる。店を営むボロウスキ夫人の孫は、デラルーに立ち向かう事を提案するが、ジョンは負け戦に関わらぬ様に諭す。次にジョンは、葬儀屋を営むキーンの元へ、土地を売る相談に訪れる。キーンは用心棒代が上がった事を理由に土地を買い叩く。そこでジョンは初めて、自分が殺したのがデラルーの弟だと知るが、それを伏せ、キーンと契約を交わして金を受け取る。その直後、ジョンのポール殺しの確証を得たマリックは、同僚らと共にジョンを捕縛し、署に連行する。その一方でマリックは、政府に応援を求める電報を打つ。しかし、デラルーの取引先の男がそれを妨害する。男はデラルーに文明的なやり方を心がける様に命じ、土地の買収を急がせる。

ジョンとピーターはそれぞれ留置場に囚われる。マリックはデラルーが良い人間だったのに、先住民を殺しまくったせいで心が荒み、変わってしまったと説くと、ジョンがポールを殺さずに情けをかけていれば、三人が殺されずに済んだとのだと詰る。マリックはジョンを差し出す事で、応援までの時間を稼ぐ意向を明かし、町に法と秩序を取り戻す決意を示す。

その後、ジョンの身柄はデラルーの手下に引き渡され、デラルーのアジト前に立つ柱に縛り付けられる。ジョンは照りつける日差しに晒され続ける。そこにキーンが現れ、ブーツと共に隠しておいた土地の代金を奪う。マリックが日曜礼拝で署を空けると、ピーターは見張りの男を言葉巧みに挑発して昏倒させ、鍵を奪って檻から脱出する。一方、デラルーは暴力でマデリンを虐げ、慰み物にする。

激しい雷雨の最中、ピーターはデラルーのアジトに侵入すると、手下達を退けてジョンを救出し、逃走する。ピーターはジョンを岩陰に退避させた後、デラルーの放った追手を引き付けるべく、走り去る。雷雨が去った後、目を覚ましたジョンは、デラルー達に捕らえられ、馬で引きずり回しにされるピーターの亡骸を目の当たりにする。アジトに戻ったデラルーは、マデリンが手下を殺し、金庫の金を全て持ち出して逃走した事を知る。マデリンは汽車で逃亡を図るも、出発直後に駆け付けた手下達に捕まり、連れ戻される。デラルーは手下達にマデリンを慰み物にした後に殺す様に命じる。

ジョンは町を離れる間際のウィスラー夫人の家に彷徨い着く。夫人はジョンを納屋に匿い、パンと水を与える。その夜、ジョンはキーンの家に押し入ると、キーンに銃を突き付け、ウィスラー夫人と自らの土地の証書の返還を要求する。キーンは証書がデラルーの元にある事を明かす。ジョンはキーンが住民を裏切り、油田の為に地価が跳ね上がる事を見越して、買い取った家や土地をデラルーに転売していた事実を知ると、キーンを棺桶に押し込んで射殺する。その後、ジョンは雑貨屋を訪ね、ボロウスキ夫人の孫に武器と灯油の調達を頼むと、キーンの裏切りと土地転売について保安官に報せる様に命じる。少年はジョンがデラルーと一人で戦おうとしている事を知ると、自分にも協力させる様に申し出る。

デラルーのアジトにキーンの遺体を収めた棺桶が送りつけられる。その直後にジョンと少年が奇襲を仕掛け、納屋に火を放つ事で手下達を撹乱する。ジョンは一人、また一人と手下達を始末していく。その間に少年が犠牲となり、マデリンは手下から解放される。ジョンは手下達を皆殺しにした矢先に、デラルーに不意を突かれて銃撃を受け、追い詰められる。そこにマデリンが現れ、デラルーを背後から銃撃し、ジョンの窮地を救う。ジョンはデラルーにとどめを刺す。そこにマリックが応援の部隊と共に駆け付ける。マリックは町を救ったジョンを労い、もう善人しかいないと説く。ジョンはマデリンを連れて、町を離れる意向を示す。マリックは悪の道に立ち入らぬ様に促すが、ジョンはマリック達に銃を突き付け、立ち去る様に命じる。ジョンはマデリンと共に西部へと旅立つ。

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