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チラ裏レベルの人生記(仮)

自分が自分で無くなった時に、自分を知る為の唯一の手掛かりを綴る、極めて個人的な私信。チラ裏レベルの今日という日を忘れないように。4年目。

ロスト・エリア 真実と幻の出逢う森

映画鑑賞記

ザカリー・スルーザー監督作「ロスト・エリア 真実と幻の出逢う森」("The Driftless Area" : 2015)[DVD]

放火に遭って焼死した女が、実体を伴ってこの世に留まり、森で偶然助けた男を通じて、犯人探しに乗り出す様を描くネオノワール・ドラマ作品。

 

米国中西部の渓谷と森で形成された無漂礫土の町で育ったピエールは、大学進学に伴って町を離れるも、両親が他界し、24歳で一文無しになって町に戻る。その後、ピエールは理学士の学位を持ちながら、小さなレストランのバーテンダーとして働き、淡々と日々を過ごす。幼馴染のキャリーはピエールの良き理解者として友達付き合いを続ける。知人の屋敷で留守番をしている間に放火に遭ったステラは、焼け跡で覚醒した後、その場から歩き去る。

ある日、ピエールは森を散策中に隠れていた井戸に転落し、出られなくなる。その夜、ステラは町外れで世捨て人の様に暮らすティムの家に辿り着く。ステラは火事に遭った事を明かし、ティムに助けを求める。ティムはステラの状況を察すると、湖の畔に立つおばの家を貸し与えるなどして世話を焼く。ティムは放火犯が報いを受けるべきであり、事情を知らない無関係の人間でないと犯人を見つけられないと説く。一方、犯罪を生業とするシェーンは、レンタカー店を営むネッドに、指示通りに屋敷を焼いた事を報告する。ネッドは屋敷で留守番をしていた女が焼死した事を明かす。シェーンは屋敷が無人という事前の情報が間違っていた為に、想定外の殺人を犯してしまった事に憤る。

翌日、ピエールはステラに発見され、救出される。ステラはピエールをティムのおばの家に招き、世話を焼く。ピエールは恩に報いる意向を示す。一方、シェーンは気に食わない知人の男が、経営する店で脱税し、金庫に蓄財している情報を得る。夜、シェーンはその店に押し入り、大金を強奪して逃走する。

翌日、ピエールはステラの元を訪ね、二人は意気投合する。その夜、ピエールは勤務後に店の前にいた若い女に請われ、トラックに乗せる。事故で頬に大きな傷を負った女は、大金を手にしたら手術を受け、傷を消したいと望む。ピエールが自宅まで送り届けると、女は礼として、採掘場で拾ったという幸運の石をピエールに譲る。

翌日、ピエールはトラックで遠方の花屋を訪ね、ステラに贈るバラの苗木を買い求める。しかし、トラックが故障した事で、ピエールは已むを得ず苗木を抱えたままヒッチハイクを始める。そこにシェーンがトラックで通りがかり、料金を取ってピエールを乗せる。道中、シェーンは何万ドルも手に入ったという弟の手伝いに向かうところだと明かす。ピエールがその話に疑義を呈すと、シェーンは気分を害し、途中でピエールを強引に降ろす。ピエールは走り去ろうとするトラックに、女からもらった石を投げつける。その石はシェーンを直撃して気絶させ、トラックは車道を外れて転落する。ピエールは車内の様子を窺い、バッグに詰め込まれた大金を見つけると、苗木、石と共にバッグを持ち去る。

程なくして、目覚めたシェーンは金を奪われた事に気付くと、通りがかりの女から車を奪い、ネッドの家に身を寄せ、対策を練る。ピエールはステラの元へ金を持ち帰ると、石をくれた女にその金を譲る意向を示す。ステラはシェーンが取り戻しに来る事を危惧するが、シェーンはショットガンとライフルを所持している事を明かす。シェーンは軽く考えすぎだと諭し、ピエールの身を案じる。その夜、二人は肉体関係を持つ。

翌日、ステラはティムに対し、ピエールを巻き込む事への躊躇いを明かし、自ら手を下す事を希望する。ティムは真実を話してもピエールは信じないと諭すが、ステラは自分が話せば信じてくれるはずだと説く。そこにキャリーがやってきて、ピエールの心を傷つけないでやって欲しいと請う。ティムはピエールがステラに助けられた事で、本来無かったはずの時間を得たのだと説くと、真実を話す場所として果樹園を勧める。

ピエールの父の友人の牧師は、かつてピエールの父が競売に出した愛車MGが売りに出されているのを見つけ、買い戻した事を明かし、それをピエールに譲る。一方、シェーンはネッドの店で働くジーンから助言を得て、ピエールを誘き出す策を講じる。

ステラはピエールに、キャリーが心配した通り、自分の事だけを考えていた事を明かす。ピエールは自分への心配はせず、ずっと一緒にいて欲しいと請う。シェーンはピエールが働くレストランを突き止め、奇襲を目論むも、人違いで失態を演じ、一旦引き上げる。その夜、シェーンはステラから抵抗を止める様に告げられる悪夢を見て、ネッドに協力を求める。

ピエールはステラと共に、木々の生い茂る馴染みの果樹園を訪ねる。果樹園の小屋の中でステラは、放火に遭って死んだ事、ティムに犯人を探す様に促され、ピエールがその役に相応しいと勧められた事を明かすと、自分に起こった間違いを正す様に請う。ピエールはその役目を引き受ける覚悟を示す。その夜、ピエールは消防署から忘れ物の知らせを受け、それがシェーンの罠だと悟る。明け方、ピエールは石をくれた女の家の前に、大金の詰まったバッグと石を置いて立ち去る。

ピエールは闘いの準備を始める。そこへキャリーがやってきて、ピエールを芝居に連れ出す。夜、ピエールはキャリーと共に芝居小屋を訪ね、客の中にティムを見つける。一方、レストランにシェーンがネッドと手下ライルを連れてやってくる。ピエールの親友で調理人のキースは、ピエールが休みだと伝えるが、オーナーは芝居小屋を探す様に勧める。キースは直ちにピエールに連絡するが、その矢先にシェーン達が芝居小屋にやってくる。シェーンはピエールを銃で脅し、金の返却を命じる。ピエールは果樹園に埋めたと欺き、シェーン達に車で連行される。

車はピエールの思惑通りに、果樹園入り口に設けられた家畜脱出防止用の仕掛けに嵌まる。ピエールはその隙に乗じて車から脱出すると、小屋へ駆け込み、用意しておいたショットガンを持ち出す。一方、ステラは芝居から戻ったティムに、果樹園で事が始まったと聞くと、包丁を携え、果樹園へ向かう。

シェーン達は拳銃を乱射して、ピエールを追い詰めようとするが、仲間割れの末にシェーンがライルを殺す。ネッドはシェーンをその場に残して引き上げる。その後、ピエールとシェーンは対峙したと同時に相撃ちになり、互いに致命傷を負う。間もなくそこへステラが駆け付け、瀕死のシェーンとピエールを見つける。ステラはピエールの死を看取る。

葬儀の後、キャリーとキースは、シェーン達に荒らされたピエールの家を訪ね、戸棚に隠されたピエールの遺言を見つける。ピエールはMGをキャリー、愛用のハットをキース、双眼鏡をステラにそれぞれ託したのだった。その後、浜辺で覚醒したピエールは、ステラと共に歩き去る。

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