チラ裏レベルの人生記(仮)

自分が自分で無くなった時に、自分を知る為の唯一の手掛かりを綴る、極めて個人的な私信。チラ裏レベルの今日という日を忘れないように。4年目。

ザ・ハロウ/侵蝕

コリン・ハーディ監督作「ザ・ハロウ/侵蝕」("The Hallow" : 2015)[DVD]

森林調査の為に、森の傍に立つ古い家に移住した男とその妻子が、森に棲む怪物に侵蝕されていく様を描くホラー作品。

 

ツリードクターのアダムは森林伐採に先立って樹木診断を行う為に、妻クレア、赤子フィン、犬イギーと共に、ロンドンからアイルランドの人里離れた森林に覆われた古い家に移り住む。到着して間もなく、アダムはイギーを連れて調査の為に森林を散策する。アダムは吠えるイギーに導かれ、森の中に佇立する朽ち果てた廃墟を見つける。アダムはその片隅で異様に黒ずんだ動物の死骸を見つけると、死骸を覆う黒い粘液を採取する。一方、クレアは家の窓に取り付けられた鉄柵を外す。その最中、近隣に住むコラムがやってきて、アダムが森に入る行為が不法侵入だと咎め、子供にとっても危険だと警告すると、直ちにアダムを寄越す様にクレアに要求する。クレアは帰宅したアダムに、移住して以来、コラムが何度も苦情を伝えにやってくる事を明かす。アダムはコラムが森を売られる事を憎んでいるのだと高を括る。クレアはアダムにコラムと話す様に促す。

アダムは持ち帰った粘液を顕微鏡で観察し、細胞が他の細胞を攻撃し、侵蝕する様子を目の当たりにする。クレアはフィンの寝室に屋根裏から黒い粘液が滴り落ちている事に気付く。アダムはクレアに請われ、屋根裏に上がって様子を探るが、原因は見つからず仕舞いとなる。程なく、何者かがフィンの寝室の窓ガラスを割って押し入り、ランプを壊して出ていく。アダムはコラムの嫌がらせだと疑い、警察に連絡する。

駆け付けた警官は、その土地の住民達がアダムの踏み荒らしている森を「ハロウ」のものだと信じている事を明かす。警官は「ハロウ」がバンシーに類する妖怪・赤ん坊泥棒・アイルランドの民話にある侵略され、隠れる者達の事を指しており、聖なる地を鉄と炎で追われた存在だと説くと、かつてコラムの娘コーラが森で姿を消しており、コラムはそれがハロウの仕業だと主張している事を明かす。

アダムはクレアに休む様に促すと、屋外から襲撃の証拠となる写真を撮影する。その最中、アダムは茂みの中に何者かの気配を察知し、ファインダー越しに人型の怪物を目撃する。アダムがフラッシュを焚くと怪物は忽然と姿を消す。イギーが尚も威嚇を止めない為、アダムは離れの物置小屋を捜索するが、手掛かりは見つからず仕舞いとなる。

翌日、アダムはフィンを連れて、割れた窓ガラスの修理をすべく、車で町へ赴く。アダムは町の住人達に露骨に疎外される。修理屋の主人は、森を侵せば自分が侵されると説き、窓の鉄柵を元に戻す様に警告する。一方、クレアはフィンのシーツに黒い粘液に包まれた得体の知れぬ小さな死骸を見つける。程なく、家にコラムがやってきて、クレアに不気味な装丁の古書を差し出して立ち去る。

日が暮れる頃、アダムは帰り道の林道で突然、車の操作が利かなくなり停車を余儀なくされ、エンジンが黒い物体に侵蝕されているのを確認する。アダムはトランクから工具を取り出そうとした矢先に、何者かに押されて、トランクに閉じ込められる。周辺から悍ましい鳴き声が轟き始めると、アダムはシートを破って脱出し、車の側面に激しい引っかき傷を見つける。アダムはフィンを抱え、歩いて森を抜け、帰宅する。

アダムはクレアに通報する様に命じ、散弾銃を持ち出し、敵の襲来を警戒する。その矢先に家中が停電し、電話が使えなくなる。屋内に何者かが侵入し、キッチンを荒らしまくって姿を消す。アダムは尚もコラムの脅しだと疑い、憤慨する。アダムはコラムが持参した古書に目を通し、それが民話を記した本だと知る。

アダムはクレアに促され、家を出る決意をする。二人はイギーが鳴いているのを聞きつけ、物置小屋で右目が赤く変色し、弱っているイギーを見つける。二人はイギーを連れ出し、車へ向かう途中、何かの気配を察知する。イギーはその方向へ駆け出し、茂みの中で鳴き声が途絶える。

車に到着すると、アダムは苦慮しながらも、エンジンを侵蝕する黒い物体を取り除き、復旧させるが、車の周囲には怪物が群がり始める。二人は怪物の攻撃を退けながら、道路へと車を走らせるが、突然目の前に現れた女児を避けようとして溝に嵌まる。

二人は車を捨て、再び家に戻る。クレアは怪物がハロウだと指摘する。アダムは鍵穴から外の様子を覗い、その拍子に左眼に敵の攻撃を受け、感染する。ドアの前にハロウが現れ、中に押し入ろうとする。アダムはハロウが光に弱いと悟り、クレアを屋根裏に退避させると、物置小屋の発電機を侵蝕された配電盤に繋ぎ、電気の復旧を試みる。屋根裏では、床からハロウが腕を伸ばし、クレアに襲いかかろうとする。アダムは肉体への侵蝕に苦しみながらも、電気を復旧させる。ハロウは屋根裏から姿を消し、クレアは既のところで窮地を脱する。アダムは鉄に触れた途端に火傷を負い、自らの肉体がハロウに変化し始めている事を悟って悲嘆する。

二人は窓に鉄の筋交いを施すと共に、掻き集めた金物を出入り口に配置し、鉄と光でハロウの侵入を阻止しようと企てる。アダムはいずれ発電機が止まるのに備え、フィンをクローゼットの中に隠す。アダムは古書の民話を読み耽り、ハロウによる取り替え子について知る。クレアはフィンが心配になり、クローゼットを開けて確認するが、ハロウに内側から板張りが破られ、フィンが連れ去られる。アダムは屋根裏に逃げたハロウを捕らえようとするが、別のハロウの奇襲を受けて、階下に転落し、気を失う。クレアは攫われたフィンを追って、一人で森の中へ向かう。

クレアは沼に連れ込まれたフィンを、潜って取り戻した後、家に戻る。アダムはフィンを抱き上げると、その子が取り替え子だと主張する。アダムは侵蝕により倒錯し始め、赤子の正体を暴くべく、フィンに鉄杭を突き立てようとする。クレアはアダムの肩に鉄杭を突き刺し、フィンを奪い返すと、家を抜け出し、小屋に逃げ込む。アダムはそれがフィンでは無いと主張し、小屋に押し入ると、自分に赤子を渡す様に命じる。その矢先に、アダムは苦悶の末に激しい痙攣に見舞われる。クレアはフィンを抱えて森の中へ逃げ込む。アダムの肉体はハロウに変化し始める。

アダムは鉄鎌に火を焼べ、クレアの後を追い、廃墟に辿り着く。アダムはその中で侵蝕の進んだイギーの死骸を発見すると共に、怪物の群れと遭遇する。一方、クレアは森を抜け、コラムの家に辿り着くと、朝までフィンを預かって欲しいとコラムに哀願する。コラムは散弾銃を突きつけ、最愛の娘を奪ったハロウを招かぬ様に命じ、クレアを追い返す。

アダムは廃墟の奥で赤子を抱く少女のハロウと遭遇し、それがコーラであり、赤子がフィンだと悟る。クレアはフラッシュを焚いてハロウを退けながら、森の中を逃げ惑うが、やがて無数のハロウに取り囲まれ、窮地に陥る。そこにアダムがコーラからフィンを奪い返して、駆け付ける。アダムはハロウの目的がフィンであり、家族にしたいのだと説くと、クレアに取り替え子を置いて、フィンを連れて森を出る様に促す。アダムは迫り来るハロウ達を撃退するが、不意を突かれて、ハロウに胴体を貫かれる。クレアはアダムの指示に従い、取り替え子を置き、フィンを抱えて森を脱出する。間もなく、森に朝陽が差し込むと、ハロウ達は退散する。残された赤子は陽の光を浴びて正体を露わにするや否や、朽ち果てる。アダムはその様子を見届け、絶命する。クレアは屋敷に戻ると、フィンを抱きしめ、愛おしむ。

その後、業者により森林の伐採作業が進む。集積した木材の一部に黒い粘液が付着しており、そのまま搬出され、ハロウの拡大が示唆される。

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