チラ裏レベルの人生記(仮)

自分が自分で無くなった時に、自分を知る為の唯一の手掛かりを綴る、極めて個人的な私信。チラ裏レベルの今日という日を忘れないように。6年目。

新・猿の惑星

ドン・テイラー監督作「新・猿の惑星」("Escape from the Planet of the Apes" : 1971)[BD]

消滅寸前の未来の地球を脱出し、時空を超えて過去に戻った猿達が、元の世界とは逆さまの人間優位の社会で困難を強いられる様を描くSF作品。

 

ゴリラの軍勢がミュータントの地下施設を襲撃する前に、チンパンジーの先進的な科学者マイロが、テイラーの宇宙船を陸に引き揚げ、研究の末にその仕組みの半分程度を理解するに至っていた。コバルト爆弾で地球が消滅する直前に、ジーラ、コーネリアス、マイロの三人はその宇宙船に乗って地球を脱出したのだった。

テイラー達4人が乗った宇宙船が消息を絶ってから2年余り経った頃、南カリフォルニア海岸にその宇宙船が漂着する。現地の軍がこれを引き揚げると、中から宇宙服を着た三頭のチンパンジーが姿を現し、更に彼らが人間と同様の挙動を示した事で、その場にいた面々は驚愕する。

三頭は宇宙船と共に軍の基地に連行され、しばしの留置を経た後、ロサンゼルス動物園内の動物病院に移送され、ゴリラの隣の檻に収容される。マイロは地球の破壊の衝撃で時空に変化が生じ、2000年前の地球に戻ってしまったのだと推測すると、猿による侵略戦争で地球が消滅すると人類が知れば、敵視されかねないと危惧し、言葉を使わず、原始的な猿の真似をする様にジーラとコーネリアスに示し合わせる。

程なくその病院に勤務する動物心理学者のディクソン博士とブラントン博士が駆け付ける。ディクソンはチンパンジー達にある程度の知能を見込むと、知能検査を行う意向を示す。ジーラはそれに応じ、難なく検査の課題をこなすが、嘘を付き続ける事に耐え兼ね、マイロとの約束を破って初めて言葉を話し、ディクソン達を驚かせる。マイロはジーラを責めるが、ジーラは話し合わなければ人間が敵か味方か知りようが無いと反論する。両者の口論で隣のゴリラが興奮し、マイロは不意に檻に近づいた際にゴリラに殺される。ディクソンはジーラと同じく精神科医であり、敵意が無い事を明かしながらも、他の人間には気を許すべきでは無いと忠告する。ジーラ達はディクソンとブラントンに信頼を寄せる。

知能と教養を有する猿の出現に関する一連の報告を受けた米国大統領は、ロサンゼルスにおいて大統領査問委員会の開催を決定し、世界中に事実が公表される。翌日、ジーラとコーネリアスは大統領科学顧問ハスラインを含む8人の委員から査問を受ける運びとなる。ジーラ達は委員と多数の傍聴人の前で言葉を話せる事を示し、委員長の質疑に応える。コーネリアスはその言葉が、2000年前に神が自分達を創造した時から伝わるものだと説き、自分達の国では猿が話す一方で人間は口がきけない事を明かす。ジーラは自らの人間に対する研究について詳らかにするのを避け、ゴリラと正体不明の生物との戦争が勃発する直前の未来からやってきたのだと主張する。委員長はテイラーの安否について尋ねるが、ジーラ達はテイラーとの関与を否定し、拘束を解く様に求める。委員達は一様に困惑し、査問を終える。その後、ジーラはディクソン達に対し、自分達の国にやってきたテイラーと親しくなったものの、地球の消滅で生存の見込みが無い事、自分達の国では猿が人間を虐待しており、科学研究の名目で生体解剖まで行っていた事など、査問で伏せた事について打ち明ける。

程なく、ジーラとコーネリアスはホテルでの滞在と市内見物が許可される。ジーラ達は早速、人間と同じ服を調達すると、観光や市民達との交流に興じる。ジーラは博物館を見学中に目眩を催し、同行するハスラインに妊娠を明かす。ハスラインはジーラにワインを勧め、誘導尋問を行う。ジーラは酔いに任せて、猿が地球を支配し、遂には3950年代に地球を爆弾で破壊するという事実を話す。

ハスラインはそれを大統領に報告し、判断を仰ぐ。大統領はハスラインがジーラ達の殺害を望んでいる事を見抜くと、全てが憶測に過ぎない事から、ジーラ達が危険だという確証を得ずして殺害は認めないという意向を示す。ハスラインはいま然るべき対応を取れば未来を変えられると主張するが、大統領はそれを実行する権利が人間にあるのかと問い質す。ハスラインは猿を殺すのが神の意思に沿うのか測りかねるものの、ジーラ達が委員会で隠し事をしていた点を論い、危険な兆候だと指摘する。それを受け、査問委員会はジーラ達が重大な情報を隠している疑いを抱き、陸軍基地においてハスライン立ち会いの下で、ジーラ達にCIAによる尋問を行う事を決定する。

ジーラ達は基地に移送され、ディクソンがこれに付き添う。CIAは二人に査問委員会で秘匿した地球の破壊について問い質す。コーネリアスは極秘の古文書の記述に基づき、地球を破壊したのが人間の作った爆弾である事、人類が衰退した原因は互いに殺し合ったからであり、猿は猿を殺さない事を主張する。ハスラインは猿が人間より優位に立った経緯について尋ね、コーネリアスはそれに答える。その発端は犬猫の伝染病による大量の死と、更に感染拡大を防ぐための一斉処分であり、ペットがいない事に耐え兼ねた人間は原始的な猿をペットにし始めた。家族同様に飼われた猿は言葉を理解し始め、2世紀足らずで人間の仕事を手伝えるまでに進化した。奴隷の身分を嫌った猿は団結する事を学び、人間の命令を明確に拒否した英雄アルドーの出現により、人間との闘争を開始したのだった。また、ジーラは査問委員会での証言における不審な点を指摘され、催眠による尋問を受ける事になる。その中でジーラは人間の生体解剖を行い、猿との比較研究を行っていた事を認める。

尋問の結果を受け、査問委員会は非公開の協議を行い、ジーラとコーネリアスに敵意が無い事を認めながらも、放置すれば人類を押しのけて支配者になる事を懸念し、ジーラの堕胎と、ジーラ、コーネリアス双方を生殖不可能にする事を決定する。その夜、ジーラとコーネリアスは基地内の一室に留置される。コーネリアスは殺される危惧を抱き、ジーラは出産が迫っている事を明かす。コーネリアスは食事を差し入れに来た当番兵に罵られた事に憤慨し、当番兵を突き倒して、ジーラと共に脱走を図る。当番兵は頭部を負傷して即死する。ジーラ達は守衛の隙を突いて首尾良く基地を脱出するが、間もなくジーラに陣痛が始まる。一方、ハスラインはディクソンと共に基地へ駆け付け、ジーラ達の脱走と殺人を知ると、大統領に連絡し、被害が広がる前に殺害すべきだと主張する。大統領は武器を所持していない相手に対する射殺を認めず、生け捕りにする様に命じる。直ちに軍が動員され、周辺一帯の捜索が開始される。コーネリアスは車で基地に向かうブラントンを見つけると、当番兵を殺すつもりは無かったと弁解し、ジーラの出産が迫っている事を明かして助けを求める。

ディクソンとブラントンはジーラ達をアーマンドが営むサーカスに連れていく。動物愛護主義者のアーマンドはジーラ達への協力を快諾する。アーマンドはサーカスで飼育する現代のチンパンジー、エロイーズと誕生間もないその娘サロメを紹介する。間もなく、ジーラは男児を出産し、マイロと名付ける。翌日、ハスラインは全ての動物園とサーカスを捜索する様に軍に命じる。それを受け、ジーラ達は騒ぎが収まるまでサーカスを一旦離れる事を余儀なくされる。アーマンドはあらゆる動物を愛したとされる、聖フランシスのメダルをマイロに授ける。ジーラはエロイーズに別れを告げる事をアーマンドに望み、マイロと共に檻の中に入ると、サロメを抱くエロイーズと対面する。

その夜、ジーラとコーネリアスは、ディクソンとブラントンに油田に程近い、市の外れまで送ってもらう。ディクソンはジーラ達に、精製所を超えた港の廃船置き場にあるタンカーに1週間ほど身を隠し、騒ぎが収まり次第、サーカスに戻り、アーマンドに同行してフロリダに行き、そこで家庭を持って幸せに暮らす様に促す。コーネリアスは見つかった時に自決する為の武器を所望する。ディクソンはそれに応じ、持参した拳銃を提供する。ジーラ達はディクソン達に謝意を示し、港へ向けて出発する。

ジーラ達は精製所を経て、港に到着し、タンカー内に身を隠す。翌日、ジーラが精製所に置いていったバッグから足がつく。ハスラインは単身、捜索に乗り出し、程なくタンカー内に潜伏しているコーネリアスを発見する。ハスラインは拳銃を携え、タンカー内に侵入する。コーネリアスが船内の探索に出払っている内に、ハスラインはジーラを発見し、赤子を渡す様に命じる。その時、港に警察と軍が到着し、ディクソンとブラントンも駆け付ける。ジーラが助けを求めるべく逃走を図ると、ハスラインはジーラと赤子を銃撃する。そこへ駆け付けたコーネリアスはハスラインを射殺するが、警察は即座にコーネリアスを射殺する。ジーラは赤子の亡骸を海に放り投げると、コーネリアスに寄り添って息絶える。

アーマンドはサーカスをフロリダへ移動する準備に着手する。ジーラはアーマンドの同意の上で、出発前にエロイーズと赤子を交換しており、サーカスに留まって難を逃れたマイロは早くも「ママ、ママ」と言葉を話し始める。

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