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チラ裏レベルの人生記(仮)

自分が自分で無くなった時に、自分を知る為の唯一の手掛かりを綴る、極めて個人的な私信。チラ裏レベルの今日という日を忘れないように。4年目。

マネーモンスター

ジョディ・フォスター監督作「マネーモンスター」("Money Monster" : 2016)[BD]

不可解な株価の暴落で多額の損失を出した男が、きっかけとなった生放送の番組を襲撃した事で、MCとスタッフ達が暴落の真因を探るべく奮闘する様を描くスリラー作品。

 

金融情報番組「マネーモンスター」のMCリーは、連日生放送でウォール街の最新事情を独自のスタイルで華やかに伝えている。リーは台本を無視して、しばしば身勝手にアドリブで番組を進行する事から、ディレクターのパティを含め、スタッフ達は毎回翻弄される。パティはリーの理解者でありながら、他局へ移籍する意向を固めており、リーも密かにそれを察している。

ある時、独自のアルゴリズムによる高速取引を導入する事で急成長を遂げていたアイビス・キャピタル社の株価が急落し、8億ドル以上の損失を出し、市場に大きな衝撃を与える。アイビスのCEOキャンビーはコンピューターのバグにより、アルゴリズムが暴走した事が原因とする声明を出す。急落から翌々日、リーは番組にキャンビーを出演させ、直接原因を問い質そうと企てるが、キャンビーは出張先のジュネーブからの帰りが遅れ、代わりに広報担当でキャンビーと不倫関係にあるダイアンが中継で出演する運びとなる。

番組が始まり、リーは早速、中継先のダイアンに暴落の原因と対応策を尋ねる。間もなく、ダンボールの小包を抱えた男カイルがスタジオに侵入する。リーがそれに気付くや否や、カイルは拳銃を発砲し、番組を続行する様に命じる。調整室のパティはそれに応じると共に、警備に連絡する。警備はそこで初めて男の侵入を許した事に気付き、警察に通報する。

カイルはリーに箱を開けさせ、その中に入っているプラスチック爆弾を備えたベストを着る様に命じると、起爆装置のボタンを押し、指を離せば爆発すると警告する。パティは放送に必要な最小限のスタッフ以外を避難させ、当惑するリーをイヤホンを通じて落ち着かせる。

カイルはスタジオのドアを封鎖すると、持参した声明文を読み上げ、アイビスがペテンを働いて自分達から全てを奪い取っておきながら、政府は見ないふりをし、メディアはそれを問い質さず、知らせようともしないと説き、リーの責任を追求する。リーは自らが無関係だと主張するが、カイルはリーが以前、番組でアイビス株が銀行預金より安全だと説きながら、投資を勧めた事を指摘し、それをテープで確認する様に命じる。一方、ニューヨーク市警の指揮官パウエルは緊急出動部隊を手配し、事態への対処に乗り出す。

テープを再生して確認した結果、リーがアイビスの急成長ぶりに感嘆しながら、最高の銘柄と称揚して債権や年金、銀行預金より安全だと伝えていた事が明らかになる。リーは読み違えたと弁解するが、カイルはそのせいで6万ドルを失った事を明かす。リーは弁償を提案するが、カイルはそれを拒否し、自らの命と引き換えに、リーに騙された全ての人達への借りとなる、消えた8億ドルを償わせる意向を示す。パウエルは建物内に部隊を送り込むべく、パティに時間を稼ぐ様に命じ、パティはそれをリーに促す。

カイルは8億ドルが瞬時に消えた理由がバグでは納得できないと主張し、苛立ちを募らせる。警察は交渉人を介した説得を始めるが、カイルはその矢先に再び発砲し、キャンビーとの話し合いを要求する。パティはカイルの襲撃の真意を確かめるべく、リーにそれを探る様に促す。警察はカイルの身元を確認し、亡き母から継いだ家の売却金が6万ドルと判明する。オフィスに戻ったダイアンは、キャンビーが着陸するまで連絡が取れない事を知る。間もなく、パティが派遣したプロデューサーのロンが、アイビス社前に到着すると、ダイアンは取材に応じようとする。キャンビーと通じるCFOのグッドローはそれを制止し、キャンビーが戻るまで待つ様に命じる。

警察は建物内に秘密裏に部隊を送り込み、残ったスタッフ達を避難させた後で、天井通路に配置した狙撃手がリーの腎臓辺りに位置する受信機を破壊する事で、リーの負傷も覚悟の上で、起爆を未然に防ぐ作戦を企図する。一方、ダイアンは無断でロンを社内に招き入れ、中継に応じると、カイルに対して喜んで補償に応じる意向を示す。カイルは補償では無く、原因を明らかにする様に要求する。ダイアンは返答に窮し、突発的な事故であり予想できなかったと弁解する。リーもまた痺れを切らし、原因を究明すべく、アルゴリズムを設計したクオンツに質問させる様に要求する。ダイアンはそれに応じる意向を示すが、カイルはそれを拒否し、モニターに発砲して中継を断つ。グッドローはキャンビーに連絡し、指示を仰ぐ。キャンビーは「マンボ」に注力している事を明かす。

パティはダイアンに本気で調査し、答えを教える様に要求すると、リーに答えが見つかるまで時間を稼ぐように指示する。カイルはリーの要請に対し、10分を与える。ダイアンはグッドローの妨害に遭いながらも、部下の協力を得て、設計者について調査を始める。

パティはアイビスの株価を急落前に戻す事を発案し、リーにそれを促す。リーは放送を見ている投資家達の良心に訴えかけ、一斉にアイビス株を買い、アルゴリズムに株価を上層させる様に仕向ける事で、自分の命を助ける様に請う。株価は俄に上がり始めるが、間もなくそれ以上に下落が進行し、リー達の試みは失敗に終わる。カイルはその理由が、リーが金を信じても人を信じていないからだと説く。一方、警察はカイルの現住所を割り出し、仕事から帰宅した身重の妻モリーを確保する。

リーは経済的に不自由こそしていないものの、離婚を3度しており、一人娘は小切手を送るだけの間柄だと明かすと、妻と生まれてくる子供がいるカイルの人生がそれほど酷いわけでは無いと諭す。カイルは支払いを済ませたら幾らも残らず、子育てもままならぬ窮状を説き、自分と同じ時給で働く様に命じる。カイルの怒りが頂点に達したその時、警察はモリーをモニター越しにカイルと対面させ、説得を試みる。しかし、モリーはカイルが無断で遺産を注ぎ込んで失った挙句、騒動を起こしている事に激怒し、苛烈な罵倒を繰り返した為、説得は打ち切られる。

一方、ダイアンはクオンツの一人ウォンがソウルにいる事を突き止め、連絡を取る。ウォンはアルゴリズムが巨額の資金による取引をしない様に設計されている事を明かすと、1日で8億ドルを失う事は不可能であり、損失の説明を回避する為にバグのせいにしているのだと説き、キャンビーがどこに行っていたのか調べる様に促す。ダイアンは空港で帰国したキャンビーを迎えると、密かにパスポートを確認し、キャンビーが南アフリカに行っていた事を知る。

カイルはモリーに責め立てられた事で、自分の過ちを悔い始める。リーは解決法を模索する様に促す。狙撃手が天井通路に到達し、狙撃態勢に入る。部隊は退路を確保し、残ったスタッフの避難誘導を開始する。キャンビーは声明を出す意向を示し、ダイアンは警備万全の連邦公会堂の準備ができている事を明かす。ダイアンはキャンビーを公会堂に連れていく事、キャンビーが南アフリカに行っていた事をパティに密かに知らせる。パティはかつて関わったレイキャビクの腕利きハッカーに、キャンビーと南アフリカの関係について調査を依頼すると、リーにキャンビーが嘘を付いていた事を伝え、結果的にリーも視聴者とカイルに嘘を付いた事になると指摘する。

パティの使いに出ていたアシスタントのブリーは、パウエル達がリーの狙撃を企てている事を偶然耳にし、それをパティに伝える。パティは避難の直前に、狙撃者の位置をリーに伝え、リーは間一髪で狙撃から逃れる。リーは公会堂でキャンビーに直接真実を問い質す様にカイルに促すと、カイルを盾にし、唯一留まったカメラマンのレニーを連れてスタジオを後にする。リーは中継をパティが見ているとも知らず、パティが優秀で他局へ移籍するのも当然であり、いなくなる事が不安だと、その胸中を吐露する。

パティはスタッフを率いて中継車で公会堂へ向かう。リー達は武装警官に包囲されながら、野次馬が群がるウォール街を公会堂へ向かって歩き始める。キャンビーは公会堂に到着すると、リー達の動向を知らずに会見の始まりを待つ。パティの指示でSECを訪ねたロンは、アイビス株の取引高が暴落の当日に90%も減っていた事を確認し、それをパティに伝える。ダイアンはアルゴリズムが本来、継続して取引する事から、キャンビーがオフラインにしたのだと確信する。ダイアンはキャンビーの携帯を盗み出すと、グッドローとの間で頻繁に「マンボー」についてやり取りが交わされている事を知る。

カイルはベストの中身が爆弾では無く、ただの粘土だとリーに明かす。リーは本物のフリを貫く様に命じる。パティ達は調査の末に、「マンボ」がヨハネスブルグのプラチナ鉱山におけるストライキの主導者の名だと確認する。ロンはパティの指示を受け、リーに通信用のイヤホンを投げ渡そうとするが、カイルが反射的に発砲してロンを負傷させ、通りは騒然とする。リーは当惑するカイルに、進む様に促す。

パティはリーと番組の進行について示し合わせ、間もなくリー達は公会堂に到着する。キャンビーは中継を見て、騙された事に気付くと、ダイアンを詰る。ダイアンはそれがお互い様だと説き、カメラの前で証言する様にキャンビーに促すが、キャンビーは逃走を図る。そこに駆け付けたリー達がそれを阻止し、キャンビーを証言席に座らせる。ダイアンは警察にキャンビーの携帯を提出し、公会堂を後にする。

リーは番組を再開し、8億ドルの行方についてキャンビーに問い質す。キャンビーは尚も原因がバグだと主張する。リーは中継車から送られる映像をモニターで示しながら、金でストライキを始めさせ、鉱山株が底値を打ったところで買い、スト終結後に高値で売る事で、誰にも気付かれずに巨万の富を得るという、キャンビーの目論見を暴露する。キャンビーは証拠が無い事を指摘し、名誉毀損で訴える意向を示す。リーは意に介さず、マンボが金で動じず、ストがキャンビーの思惑通りに終結しなかった事を明かし、それこそバグだと説く。リーはマンボとの関わりを否定するキャンビーに、ハッカーに提供された、ヨハネスブルグでキャンビーがマンボと会って口論する様子を収めた、監視カメラの映像を突きつける。カイルはリーにベストをキャンビーに着せる様に促すと、キャンビーにカメラの前で詐欺を行ったと認める様に命じる。キャンビーは皆がやっているビジネスだと開き直ると、カイルに全額の弁償を申し出る。カイルはそれに応じず、悪事を認める様に命じる。キャンビーがそれを認めると、カイルはリーの方に振り返る。リーはカイルの思惑を察知して、制止しようとするが、カイルはキャンビーの目の前で起爆装置のボタンから指を放し、その直後に武装警官に射殺される。リーはキャンビーを殴り飛ばすと、カイルの遺体の前で立ち尽くす。パティは番組の中継を終える。

リーは病院で手当を受け、またロンは命に別条が無い事が判明する。SECはキャンビーを海外腐敗行為の容疑で調査する意向を示す。パティはリーに夕食を差し入れると、来週の番組の相談を持ちかけ、移籍中止を仄めかす。

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