チラ裏レベルの人生記(仮)

自分が自分で無くなった時に、自分を知る為の唯一の手掛かりを綴る、極めて個人的な私信。チラ裏レベルの今日という日を忘れないように。4年目。

アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅

ジェームズ・ボビン監督作「アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅」("Alice Through the Looking Glass" : 2016)[BD]

成長し、人生の岐路に立たされたアリスが、再びワンダーランドに導かれ、盟友タラントを窮地から救うべく、時間を超えて奮闘する様を描くファンタジー・アドベンチャー作品。

 

1875年、ロンドン。アリスは父から受け継いだ商船ワンダー号で中国を巡る3年に及ぶ航海を終え、帰国する。アリスは母ヘレンが金の心配をせずに済む様にもう一度航海に出るべく、亡きアスコット卿から商社の会長職を継いだヘイミッシュが催す祝賀会をヘレンと共に訪ね、航海の報告がてら、商売の提案を行う。ヘイミッシュはかつてアリスにプロポーズを断られた意趣返しを図り、アリスに二度と航海させぬ意向を示すと、事務員への採用を打診する。ヘイミッシュはその理由として、アスコットがヘレンに譲った株式を、ヘレンが1年前に売り、住宅融資の精算をした事を明かし、船を譲渡すれば家を取り戻せると説く。ヘレンは船長が女の職業では無いと諭し、株式を売った金はアリスが再出発する為の資金だと説く。アリスは父が愛した船を売る事を拒み、ヘイミッシュの要求に屈したヘレンを激しく非難する。

途方に暮れるアリスの前に、蝶と化したアブソレムが現れ、アリスをアスコットの書斎に導く。アリスはアブソレムを追って、姿見を通り抜け、その向こう側の別世界に移る。アリスはアブソレムに促されるままにドアを抜け、空から地上へ落下し、再びアンダーランドに辿り着く。アリスはそこで白の女王ミラーナ、ベイヤード、サッカリー、マクトウィスプ、マリアムキン、ハンプティ・ダンプティ、チェシャら、お馴染みの面々と再会する。彼らはマッド・ハッターことタラントがふさぎ込んでいる事を明かすと、アリスに助けを求める。ある時、タラントが青い紙帽子を見つけた事で、数年前に家族をジャバウォッキーに殺された記憶が蘇ったのだという。

アリスは早速、タラントの家を訪ねる。タラントはアリスとの再会を喜ぶと、自らが初めて作った紙帽子が大昔に捨てられたはずなのに、ジャバウォッキーの襲撃を免れて見つかった事から、死んだはずの家族が生きている可能性に期待を示す。タラントはハイトップ家の落ちこぼれの自分が、堅物の父に反発し、喧嘩別れした事への後悔を明かすと、父に謝罪する為に家族を連れ戻す様にアリスに懇願する。アリスはタラントの家族は既に亡くなったのであり、不可能だと説く。タラントは失望と共に憔悴し、アリスを拒絶する。

アリスはタラントが重病で死んでしまう危惧をミラーナ達に報せる。ミラーナはクロノスフィアで時間を遡れば、或いはタラントの家族を連れ戻す事が可能かもしれないと説く。クロノスフィアは万物の大時計の動力源であり、それを持つ者は時間の海を自由に渡れるが、おとぎの国の住人は使う事ができず、また、過去と未来の自分が出会ったら、世界の全てが破壊されるという大きな危険が伴う為に、アリスにしか使えないのだという。アリスは自らの手でタラントを救う意向を示す。

ミラーナは、時を司るタイムが大時計を管理する永遠の城が存在する、無限の空間への入り口に、アリスを案内する。永遠の城に到着したアリスは、そこでタイムがアンダーランドの全住民の生存時間を管理する様子を目の当たりにする。タイムはアリスの侵入を察知すると、自らが無限にして永遠の存在である事を誇示し、万物の大時計を紹介する。アリスはタイムを訪ねた理由を明かし、クロノスフィアの借受を希望する。タイムはそれが歴史を破壊する行為であり、過去は変えられないのだと戒め、アリスを城から追い返す。その矢先に、赤の女王イラスベスがタイムを訪ねてやってくる。タイムが愛するイラスベスに応対している隙を突き、アリスは大時計に侵入する。イラスベスはクロノスフィアを使ってミラーナに復讐し、過去・現在・未来を支配する事への野望を露わにするが、タイムはそれを拒む。その時、アリスはクロノスフィアを見つけ、手中に収める。タイムは即座にそれを察知し、下僕達にアリスを追わせる。追い詰められたアリスは、乗り物へと展開したクロノスフィアに乗り込み、時間の海に飛び立つ。イラスベスはそれがアリスの仕業だと知ると、女王の座から追放された恨みを晴らす決意を示す。タイムは大時計からクロノスフィアが失われ、既にその影響が出始めた事で、自らの死とアンダーランドの破壊を危惧すると、側近のウィルキンズに大時計の処置を任せて、アリスの捜索に向かう。

アリスはハイトップ家がジャバウォッキーに襲撃されたホルベンダッシュの日を目的地に合わせる。そこへ自らのマシンで追ってきたタイムが現れ、アリスを妨害する。トゥーマリーの日に不時着したアリスは、そこで少女時代に出会う前の若かりしタラントと出会う。その日はイラスベスの成人に伴う世継ぎの戴冠式であり、アリスはタラントに同行し、式の様子を見守る。子供時代の事故で膨れ上がったイラスベスの頭には、ハイトップが拵えた王冠が入らず、遂には壊れてしまう。その様子を見て、タラントに続く形で市民達が嘲笑うと、イラスベスは憤慨し、市民達を猛烈に悪罵する。オレロン王はイラスベスが女王の器では無いと咎め、王位をミラーナに継がせる意向を示す。イラスベスは激昂し、皆への恨みを露わにすると、それに連れて更に頭部が膨らむ。イラスベスはタラントに惨たらしく復讐すると宣告し、こうなるに至った真実を皆に話す様にミラーナに求めると、誰にも愛されず、嫌われ者の自分を嘆いて立ち去る。ハイトップはタラントが自制心に欠き、家名に泥を塗って自分を失望させた事を咎める。タラントはハイトップと決別し、家出する。アリスはタラントに翻意を促すと共に、ホルベンダッシュの日が危険だと警告する様に求めるが、タラントはそれを聞き入れず、町を去る。

アリスは自らハイトップに警告を試みるが、その際にミラーナから、フェルの日の夜にイラスベスが広場で頭を打ち、それ以来、イラスベスが変わってしまった事を聞く。アリスはその事故を防げば、ホルベンダッシュの悲劇も起こらないと確信し、クロノスフィアで更に過去へ遡る。一方、森に身を寄せたタラントの元にタイムが不時着し、泥棒のアリスの居場所を問い質す。タラントはタイムを訝り、アリスを招いていると欺き、茶を勧める事で留めようと企てる。

フェルの日に到着したアリスは、そこで子供時代のタラントと出会う。アリスはタラントにハイトップの店に招かれ、帽子を作る様に勧められる。タラントは自作の青い紙帽子をハイトップに見せるが、ハイトップはそれを不出来だと評し、ゴミ箱に捨て、帽子作りの厳しさを説く。アリスはイスラベスの元へ急ぐべく、店を後にする。一方、タイムはアリスが来ないと悟ると、タラントを茶の始まる一分前に永遠に閉じ込め、アリスの捜索に向かう。

その頃、城では少女時代のイスラベスとミラーナが残った一切れのタルトを巡って喧嘩しており、ミラーナは母の目を盗んでそのタルトを持ち出すと、イラスベスのベッドの傍でそれを食べる。間もなく、母はタルトが無くなった事に気付き、どちらが食べたのか2人に問い質す。イラスベスはミラーナに正直に話す様に促すが、ミラーナは食べた事を否定する。母はイラスベスのベッドの下に散らばった食べかすを見つけると、イラスベスが嘘を付いている事を咎める。イラスベスは居たたまれず城を飛び出すと、丁度午後6時の鐘が鳴り響く。そこへ駆け付けたアリスはイラスベスを事故から救おうと試みるが、それは不振に終わる。イラスベスは広場で転倒し、石段で打ち付けた頭が腫れ始める。アリスは過去が変えられないと悟るが、その直後にハイトップがゴミ箱に捨てた紙帽子を拾い上げ、大切に仕舞う様子を目の当たりにする。その時、アリスはタイムが永遠の城で管理する死者の時計の中に、ハイトップの名が無かった事を思い出し、家族が生きていると確信する。そこへタイムが現れ、大時計の破壊が進み、万物が危険に晒されているとアリスを戒める。アリスはホルベンダッシュの日に行き、ハイトップ家を救う事を希望するが、タイムは誰も救えないと説く。アリスはクロノスフィアを所持したまま、鏡を抜け、現実世界へ戻る。

アリスはヘレンの呼びかけに応じ、病院のベッドで目を覚ます。アリスはアスコット家における言動がおかしかった事から、精神疾患を疑われており、医師は鎮静剤を投与しようとするが、アリスはこれを退けると、病院から脱出し、馬車を奪って逃走する。アスコット家に戻ったアリスは、書斎に転がっていたクロノスフィアを回収すると、再び鏡を通り抜け、アンダーランドを経て、ホルベンダッシュの日に遡る。アリスはそこで町がジャバウォッキーに襲撃された後、復讐を目論むイラスベスによってハイトップ家が攫われる様子を目の当たりにする。

アリスは現在のアンダーランドに戻ると、タラントの家を訪ねる。病臥のタラントを囲む仲間達は、タラントの命が風前の灯火だと説く。アリスはタラントの紙帽子をハイトップが保管していた事を明かし、家族が生きているというタラントの主張を信じなかった事を詫びる。それを受け、タラントは生気を取り戻す。タラントは家族がイラスベスに囚われていると知り、連れ戻す決意を示す。一方、イラスベスの元に戻ったタイムは、アリスがハイトップを助け出すと口にしていた事を明かす。イラスベスはアリスの目的を知ると、タイムを衛兵に拘束させ、自ら対処に乗り出す。

アリス、タラント、ミラーナと仲間達はイラスベスの城に侵入する。タラントは女王の間で、蟻の大きさにされ、ケースに閉じ込められている家族を見つける。そこにイラスベスが現れ、アリスからクロノスフィアを奪うと、一同を檻に収監する。アリスは過去は変えられないと説くが、イラスベスはそれに耳を貸さず、ミラーナを連れて、フェルの日に遡る。一方、ウィルキンズは下僕達を総動員して、進行する大時計の破壊を防ぐべく奮闘する。程なく、イラスベスに虐げられてきた衛兵達が反旗を翻し、アリス達を檻から解放する。大時計と連動し、瀕死のタイムはアリスにイラスベスを止める様に命じる。アリスは仲間達にタイムを城に戻す様に命じると、タラントと共にタイムのマシンでイラスベス達の後を追う。

イラスベスはミラーナと共にフィンの日に到着すると、少女時代のミラーナが嘘を付く場に押しかけ、嘘つきだと面罵する。過去と現在のイラスベスが遭遇した事で、両者は直ちに腐蝕すると同時に、腐蝕による世界の崩壊が始まる。そこへ駆け付けたアリスとタラントはミラーナと腐食したイラスベスを連れて、クロノスフィアで過去から離脱する。アリス達は猛烈な勢いで崩壊が進む時間の海を超え、永遠の城に到着する。間もなく、崩壊が城にまで及び、ミラーナや仲間達も腐蝕に飲まれる。タイムは大時計に働きかける事で、腐蝕を食い止め、時間を稼ごうとするが、その甲斐虚しく、腐蝕に飲まれる。アリスは大時計の台座にクロノスフィアを戻す直前に腐蝕に飲まれる。世界が完全に崩壊したかの様に見えたその時、クロノスフィアが台座と反応し、元の位置に戻る。それに伴い、腐蝕は一掃され、世界は元通りになる。

イラスベスは自分だけが辛い目に遭い、誰にも愛されない不遇を嘆く。ミラーナはイラスベスへの愛を示すと、嘘を付いた事を誤り、許しを請う。イラスベスはそれを受け入れ、和解する。ハイトップ一家は、ミラーナより与えられた魔法の菓子を食べて元の姿に戻る。タラントはハイトップとの再会を甚く喜び、自らも帽子職人になった事を明かし、両者は和解する。アリスはタイムに対し、時間が愛するものを全て奪うと思っていたが、逆に毎日毎時間が贈り物だったと気付いた事を明かすと、「人の為に行う事こそ価値がある」という父の言葉を挙げ、肌身離さず所持していた父の懐中時計をタイムに託す。タイムはアリスの事を忘れないと告げると共に、もう二度と来ない様に諭す。タラントはアリスにアンダーランドに留まり、一緒に過ごす様に促すが、アリスにも家族がいる事を思い出し、別れを決意する。アリスはタラントといつか再会する事を願って別れると、再び鏡を通り抜けて、現実世界に戻る。

アリスはアスコット家でヘレンが船の譲渡書へのサインに臨む元へ駆け付けると、過去は変えられないが学べると説き、ヘレンにサインする様に促す。アリスは船は替えがあっても母親は一人だと主張する。ヘイミッシュは事務員に収まろうとするアリスを嘲笑う。それを受け、ヘレンはサインを拒み、譲渡書を破り捨てると、アリスは自由に生きると啖呵を切り、アリスと共に屋敷を後にする。程なく、アリスはキングスレー貿易社を創業すると、貨物を満載したワンダー号に母と一緒に乗り込み、処女航海に出発する。

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