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チラ裏レベルの人生記(仮)

自分が自分で無くなった時に、自分を知る為の唯一の手掛かりを綴る、極めて個人的な私信。チラ裏レベルの今日という日を忘れないように。4年目。

サイトシアーズ ~殺人者のための英国観光ガイド~

映画鑑賞記

ベン・ウィートリー監督作「サイトシアーズ ~殺人者のための英国観光ガイド~」("Sightseers" : 2012)[DVD]

自己中心的な中年カップルが、キャラバンで一週間の観光地巡りの旅行に出かけ、予期せぬ殺人を繰り返す珍道中の行方を描くブラック・コメディ作品。

 

英国中部に住む中年女のティナは、カポエイラのクラスで出会い、交際間もない中年男クリスと、休暇を利用した一週間の旅行を計画する。ティナと暮らす母キャロルは、ティナが一年前に不注意で死なせた愛犬ポピーの喪失感を引きずっており、旅行が罪悪感からの逃避だと詰ると共に、クリスに対する嫌悪感を露わにする。ティナはキャロルを自宅に一人残して、クリスの運転するキャラバンに乗って旅行に出発する。

2人は最初の目的地のクライチ路面電車博物館に到着する。クリスは文化遺産の電車の車内で、アイスの包み紙を捨てた男を注意するも、無視された事に憤慨する。程なく、ティナはキャロルからの連絡を受けて心配になり、旅行の中止をクリスに望む。博物館を発つ際、クリスは駐車場を歩いている先ほどの男を、事故を装って轢き殺す。警察での聴取を終えた後、クリスはティナの前で罪悪感を抱いている様に装う。2人はキャラバンの中でセックスをして気を取り直し、旅行の続行を決める。

キャンプ場に到着すると、クリスは旅の目的が性の探求と共に、自分探しを兼ねた本の執筆だと明かし、スランプに陥っている時にティナという創造の女神に会えたのだと説く。キャンプ場を散策中、2人は新型のキャラバンでやってきている夫妻イアンとジャニスに出会う。クリスは不躾に車内を見せて欲しいと頼み、上がり込む。ティナはそこでポピーによく似た犬バンジョーを見つけ、菓子を与え、夫妻の顰蹙を買う。クリスは意図的に皿を割る。イアンとジャニスは2人に不快感を露わにする。イアンは「遺跡を結ぶ旅」という本を執筆中で、その為の調査に来ており、それが3冊目の本だと明かす。クリスはその事に劣等感を抱く。

翌朝、イアンがバンジョーと散歩に出かけると、クリスは一人で尾行する。クリスは人気の無い丘の上でイアンを石で殴り殺すと、カメラを奪い、転落死した様に装って遺体を放置して、何事も無かった様にキャラバンに戻る。キャンプ場から出発しようとする2人の前に、バンジョーが姿を現す。ティナはバンジョーにポピーと名付けて連れ去る。

2人はブルージョン洞窟の見学を経て、立ち寄った服屋で、店員からイアンが崖から落ちて死んだ話を聞く。クリスはそれが自業自得だと説く。2人は次にファウンテンズ修道院に訪れ、老夫妻リチャードとジョーンに出会う。ティナはクリスの所持するカメラで撮った写真を確認している際、イアンがクリスに殺される瞬間を撮った写真を見つける。クリスはそれが事故であり、ティナの為にやったのだと弁解する。ティナは旅行が台無しだと嘆く。クリスはティナを置いてパブに繰り出し、ニュースでイアンに資金難による自殺の可能性が報じられているのを聞く。ティナが不貞腐れて待つ間、クリスは再会したリチャードと夜まで深酒をした挙句、リチャードにキャラバンまで送ってもらう。

翌日、2人は遺跡に散策に出かける。そこに男が現れ、バンジョーの糞をティナに片付ける様に咎める。2人がそれを拒否すると、男は遺跡の保護団体に通報すると警告する。クリスとティナは男に難癖を付ける。男が退散しようとすると、クリスは木の棒で男の頭部を叩き潰して惨殺する。ティナは自分を守ってくれた事に歓び、アイデアや今の気持ちをノートに書き留めておく様にクリスに促す。クリスは男がレイプされた様に工作し、遺体を放置する。2人は予定通りの観光地を巡り、マザーシップトン洞窟を見学する。程なく、2人の思惑通りに、警察が遺跡の男の遺体について、異常性犯罪者による殺人の線で捜査している事が報じられる。

2人はレイクランドのキャンプ場に到着すると、夕食に出かける準備を始める。クリスはティナに旅の途中で買ったネックレスをプレゼントする。出かける直前に、クリスは自作の風変わりなミニキャラバンを自転車で引いて、旅をしているマーティンと意気投合する。マーティンはそのミニキャラバンで、不安定な経済移民の為の生活手段を提案したいのだと主張する。

2人はレストランで夕食を取る。ティナはクリスの殺人が自分の世界を広げる行為であり、人間の数を減らせば地球の為にもなると説き、理解を示す。一方、隣のテーブルでは、結婚を控えた新婦チェイリーを囲んで女子グループが和気あいあいと盛り上がる。トイレから戻ったティナは、クリスがチェイリーとキスをして、女子達が盛り上がっている様を目の当たりにする。憤慨したティナは、チェイリーが一人で店の外に出た隙を見計らって後をつけ、チェイリーを高所から突き落とす。その際、ティナはチェイリーにネックレスを引きちぎられる。2人は何事も無かった様にレストランを後にするが、クリスはティナを非難する。

翌朝、ティナはネックレスを無くした事に気付く。クリスはティナと鉛筆博物館に行く約束をキャンセルし、親しくなったマーティンとミニキャラバンの改良にのめり込む。ティナは一人で鉛筆博物館を訪ね、そこでキャロルに連絡し、クリスの望みが分からないと涙ながらに訴える。キャロルはティナに、人は無いものを欲しがるものだと諭す。ティナはクリスが望んでいると思ったからやったのだと、殺人を犯した事を仄めかす。

その夜、クリスは結婚を控えていたチェイリーをティナが殺した事への罪悪感に苛まれ、旅が台無しだと嘆く。ティナはいつもの様にクリスをセックスに誘うが、クリスはそれを拒み、ティナの殺人が間違っていると非難する。ティナは不貞腐れて自慰に耽る。

翌朝、ティナはクリスが寝ている内にキャラバンを出し、ランニング中の男を轢き殺す。クリスはティナの蛮行に憤慨し、別れを切り出す。ティナはクリスこそ連続殺人鬼だと詰る。クリスは戦略が大事であり、カオスなやり方は自分らしくないと主張し、理由がなければただの殺人だと説く。ティナはこれが自分らしいやり方だと開き直る。クリスはこの3日で殺した数が、失業後の半年より多いと明かす。ティナはそこで初めてクリスが失業している事を知り、憤るが、クリスはティナが魔女だと罵る。2人は男の死体を茂みに片付け、出発する。程なく、チェイニー殺害の容疑者として2人の風貌が報じられる。

2人は最終目的地のリブルヘッド陸橋から程近い高地に到着するが、間もなく嵐に見舞われ、しばしキャラバンの中で過ごす。ティナはクリスのノートを見て、クリスが陸橋で愛を結ぼうと考えている事を知る。嵐が収まった後、マーティンがバンジョーを連れてやってくる。クリスはマーティンをキャラバンに招き入れ、ミニ・キャラバンの商品化について熱意を説くが、ティナはクリスと親密なマーティンに嫉妬する。クリスが離席すると、ティナはクリスが横暴だと訴え、マーティンにキスをせがんで誘惑する。そこにクリスが戻ると、ティナはマーティンから卑猥な言葉で罵られたと欺く。クリスはそれを問題視せず、マーティンは退散してミニキャラバンで休む。ティナはクリスと口論した後、マーティンごとミニキャラバンを崖下に突き落とす。憤慨したクリスは、ティナが依存しすぎでキャロルと同じく邪魔だと罵る。

2人は俄に啀み合った後、和解し、キャラバンを燃やすと、陸橋へ向かう。ティナは陸橋でバンジョーを解き放つ。2人は欄干に上がると、手を繋ぎ、クリスはティナに後悔しない事を確認する。クリスは3つ数えて飛び降りるが、ティナは繋いだ手を放して欄干の上に留まり、クリスが落下するのを見届ける。

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