チラ裏レベルの人生記(仮)

自分が自分で無くなった時に、自分を知る為の唯一の手掛かりを綴る、極めて個人的な私信。チラ裏レベルの今日という日を忘れないように。6年目。

津波警報のピロピロピロが豆腐メンタルをブルブル揺らして気が滅入る。

今朝もいつもの様に起床直後にテレビを付けて、おはよう日本を寝ぼけ眼で見ていたら、突然緊急地震速報が出てドギマギした。と言っても、当地とは離れた場所だから、どうしても他人事として処理してしまい、さほど大きな被害は無いだろうと思ったのが正直なところではある。それから間もなく津波警報が出たのだが、矢継ぎ早に「すぐにげて!」(原文ママ)とデデーンと表示され、ピロピロピロという電子音が流れ、更にアナウンサーがまくし立てる様に避難を促し始めたから、勢い胸が高鳴り、心がザワザワがするのを抑えられなかった。特にピロピロピロは豆腐メンタルをブルブル揺らすから、できれば聞きたくない。まぁ、聞きたい人はそうそういないだろうが。完全に安全圏にいる私だからこうして安穏としていられるワケで、実際に港や沿岸付近に住んでいる人は気が気では無いだろう。それにしても、男性アナウンサーが淀み無く津波襲来を警告し、避難を呼びかける様には感服した。淀みないとはこういうものだと言わんばかりの淀みなさだった。テンプレ化しているのだろうが、相当訓練していないと、ああして瞬時に災害モードに切り替えて冷静沈着に対応するのは難しいと思う。こういう非常時にこそ、その真価が問われる職人技なのだなぁと、地震津波よりそちらの方にばかり思いを馳せたムショクな私だった。