チラ裏レベルの人生記(仮)

自分が自分で無くなった時に、自分を知る為の唯一の手掛かりを綴る、極めて個人的な私信。チラ裏レベルの今日という日を忘れないように。6年目。

コードネーム U.N.C.L.E.

ガイ・リッチー監督作「コードネーム U.N.C.L.E.」("The Man from U.N.C.L.E." : 2015)[BD]

冷戦の最中、CIAとKGBのエージェントがコンビを組み、ナチスの残党に核弾頭が渡るのを阻止すべく、奮闘する様を描くスパイ・アクション・コメディ作品。

 

米国陸軍の元軍曹ナポレオン・ソロはドイツの敗戦後に占領軍として駐屯すると、美術品や骨董品を盗んでは闇市で売る事で荒稼ぎし、天才的な犯罪者として国際手配されるが、不覚にも逮捕された後、CIAに取引を迫られ、エージェントとして活躍し始める。1963年、CIAは元ナチスのロケット科学者で、戦後は米国の核開発計画に協力していながら、2年前に失踪したテラー博士を発見すべく、ナポレオンを東ベルリンで整備士を営むテラーの娘ガブリエラ(ギャビー)の元へ送り込む。一方、KGBはそれを阻止すべく、労働収容所上がりで一番の腕利きエージェントのイリヤをギャビーの元へ送り込む。

ナポレオンはギャビーの働くガレージを訪ねると、失踪したテラーがナチスに反対していながらロケット開発を強要されていた事、ギャビーの伯父ルディがテラーの居場所を知っている事を明かすと、テラーが悪人に利用されれば世界の破滅に繋がる危惧を説き、テラーを助ける為の協力をギャビーに求める。ギャビーは18年間会っていない父に関する話に困惑する。ナポレオンはKGBが迫っている事を察知すると、ギャビーに車を運転させ、逃走を図る。イリヤはこれを猛追するが、ギャビーは巧みな運転技術でそれを躱す。ナポレオンとギャビーは首尾良くイリヤを退けると、壁を超えて西ベルリン入りする。ナポレオンの上司サンダースは、無用な騒ぎを起こした事を咎め、態度を改める様にナポレオンに命じる。

翌日、サンダースとイリヤの上司オレグは、ナポレオンとイリヤを引き合わせる。サンダース達は、海運事業と航空宇宙業を有し、ルディが経営幹部を務めるローマのヴィンチグエラ社が、実はナチスの残党と組んでいる国際犯罪組織である事、創立者のセルジオムッソリーニの友人で、会社を継いだ息子アレグザンダーの妻ヴィクトリアが組織を仕切っている危険人物である事、失踪後、ヴィンチグエラで雇われているテラーがウランの濃縮過程の簡略化を研究している事を明かし、研究が成功すれば誰でも核爆弾が作れる様になる危惧を説くと、2人で組織に潜入し、テラーと研究データを収めたディスクを奪回する命令を下す。

ナポレオンとイリヤは反発するも、渋々任務に就く。ナポレオンはヴィンチグエラ家の収集品を観に行く古美術商を装い、イリヤ黒海にリゾートを創るソ連の建築家としてローマで古い建築を勉強する、ギャビーの婚約者を装い、それぞれローマに赴く。ホテルにチェックインした両者は、二人組の不審な男の尾行を察知する。その夜、イリヤとギャビーは路上でその二人組に恐喝に遭う。イリヤはギャビーに、KGBだと悟られぬ為に無抵抗を強いられ、父の形見の腕時計を二人組に奪われる。エディプス・コンプレックスを抱え、情緒に問題を有するイリヤは、勝ち気なギャビーに好意を抱き始める。

翌日、ギャビーはイリヤと共にヴィンチグエラの創立50周年パーティが催されるレーシング会場に招かれる。ギャビーはルディと対面し、イリヤとの馴れ初めを明かすが、イリヤはルディに侮蔑され、憤る。ギャビーは結婚するに当たり、テラーと会う事を望み、その方法をルディに尋ねるが、ルディは協力に難色を示す。一方、ナポレオンは招待状を客から盗んで会場入りするが、スタッフに不審者と疑われる。そこへヴィクトリアが現れ、その場を執り成す。ヴィクトリアはナポレオンの盗みの腕前を評価する。それを受け、ナポレオンは収集品の隙間を埋める事をヴィクトリアに提案する。ナポレオンはギャビー達の元へ招かれ、ルディと対面する。ルディはブリティッシュオイルの輸送担当としてウェーバリーを一堂に紹介する。ギャビーはその場でアレグザンダーにレーシングカーの改良を助言する。女誑しのアレグザンダーがギャビーを口説こうとすると、イリヤはギャビーを守る為に会場から連れ出す。一方、ナポレオンはヴィクトリアと翌日オフィスで会う約束をする。

イリヤが会場で密かに撮ったガンマ線写真から、ルディ達に放射線を浴びた痕跡が見つかり、既にウラン濃縮に成功した事が判明する。その夜、ナポレオンとイリヤはヴィンチグエラ社に潜入を試みる。2人は厳重な警備の中、スキルを競い合いながら構内へ進み、隠し部屋を発見する。ナポレオンはその中の堅牢な扉で閉ざされた金庫を解錠するも、即座に警報が鳴り始める。更に金庫内のケースの中身は既に持ち出されている事が判明し、ナポレオンは唯一残されたウラン濃縮用の遠心分離機の部品を回収する。2人は警備隊の銃撃を躱し、建物を脱出すると、ボートに乗って海へ逃れる。警備艇の猛追から逃れる中、ナポレオンが海に振り落とされ、間もなくボートが撃沈させられる。ナポレオンは港に停まっていたトラックをぶつけて警備艇を撃破し、沈んだイリヤを救出する。金庫襲撃の報せを受けたヴィクトリアは、ナポレオンの関与を疑い、直ちにホテルを訪ねる。その直前にホテルに戻ったナポレオンは、ヴィクトリアの疑いを躱し、セックスに誘う。

翌日、イリヤはルディ、アレグザンダーと食事する約束を取り付ける。イリヤはギャビーの身を案じ、追跡装置を忍ばせる。ギャビーは迎えの車に乗ってヴィンチグエラ邸を訪ね、イリヤは敷地内に潜んで盗聴する。一方、ナポレオンはヴィンチグエラ社にヴィクトリアを訪ねる。ギャビーはアレグザンダーと会うや否や、CIAとKGBが組んで自分を利用している事を明かし、やる気を失っているというテラーを自分に任せる様に請い、テラーと会う手筈を取り付ける。イリヤは直ちに敷地から逃走する。ルディから連絡を受けたヴィクトリアは、ナポレオンをオフィスに招くと、薬入りの酒を飲ませて昏睡させる。

ナポレオンはルディの拷問室で拘束された状態で目を覚ます。ルディは苦痛と恐怖の追求をライフワークにしており、大戦中にナチスの下で、数多の拷問を繰り返した事を明かすと、ナポレオンを電気椅子にかける。イリヤはナポレオンに忍ばせた追跡装置を頼りに居場所を突き止め、駆け付けると、ナポレオンの窮地を救う。2人がルディを電気椅子にかけると、ルディはテラーが既に核弾頭を完成させ、明朝8時にナチスの潜水艦に渡す事になっており、それまではヴィンチグエラ島の別荘に保管されている事を明かし、協力の見返りに命乞いをする。2人がルディの処遇を話し合っている内に、装置の不具合がきっかけとなり、ルディは焼死する。一方、ギャビーはアレグザンダーと共にヘリで島に訪れ、テラーと対面し、間もなくそこへヴィクトリアも合流する。

ナポレオンとイリヤの元にウェーバリーが英国海軍のヘリで駆け付け、彼がMI5の要人であり、本作戦の指揮官である事が判明する。2人はそれぞれサンダース、オレグから連絡を受け、テラーの保護とディスクの確保、任務後の相棒殺害を命じられる。ウェーバリーは、ギャビーがテラー失踪後にMI5の雇ったスパイであり、自分の命令で裏切らせた事を明かすと、核弾頭のナチス受け取り前の奪取と、テラーとギャビーの救出を2人に命じる。

ギャビーは爆弾を使用不能にする企てへの協力をテラーに求め、爆弾作成に立ち会う。 ギャビーは爆弾に他のミサイルを誘導し、爆発力を高める連動装置が備わっている事を知る。テラーは密かに爆弾に手を加えようと企てるが、ヴィクトリアはそれに気付くと、ギャビーを監禁し、予定通りに完成させる様にテラーを脅迫する。

その夜、ナポレオンとイリヤは空母から英国海軍と共に島に上陸し、作戦を開始する。一方、テラーが爆弾を完成させると、ヴィクトリアはテラーを射殺し、予備を含めたディスク2つをアレグザンダーと1つずつ持ち出す。程なく、ナポレオンとイリヤはラボに到達し、そこでテラーの死体を発見する。ナポレオンは撃退した警備兵の一人からイリヤの時計を回収する。ナポレオンとイリヤは、爆弾とギャビーを車に乗せて逃走を図ったアレグザンダーを、それぞれ車とバイクで追跡する。2人は島内を駆け巡り、猛追の末に、ギャビーを救出する。イリヤはアレグザンダーを殺し、ナポレオンは密かにディスクを回収する。

アレグザンダーの車から回収された爆弾が核弾頭では無い事が判明し、本土を発った100隻以上の漁船のいずれかでヴィクトリアが持ち出した可能性が高まる。ナチスの受け取りまで20分と迫り、ナポレオンは漁船リストの中にセルジオの所有していた船と同名のディアデマ号に目星をつける。空母から漁船に通信を試みるが、漁船の船員は白を切る。ナポレオンはヴィクトリアに向けて、アレグザンダーが死に際でみっともなく命乞いをした事を伝える。ヴィクトリアはその挑発に乗り、通信に応じると、ナポレオンの親族を核の被害で苦しめながら殺した後、最後にナポレオンを殺す意向を示す。その間に空母は無線信号から漁船の方位を把握し、ミサイルを発射する。ミサイルは爆弾の連動装置で誘導され、漁船に直撃する。核弾頭とディスク、そしてヴィクトリアは漁船と共に海に沈む。

ローマに戻ったギャビーは、イリヤに裏切った事を詫び、別れを告げる。その後、イリヤはオレグから連絡を受け、ナポレオンが予備のディスクを所持している事を知り、党の金を横領して失脚し、シベリア送りにされた父の様な、国の恥とならぬ様に、任務の完遂を命じられる。イリヤは銃を携え、帰り支度の最中のナポレオンの部屋を訪ねる。ナポレオンはイリヤの思惑を察知すると、銃を向ける代わりに、イリヤの腕時計を手渡す。2人はディスクを焼却し、対立を止める。そこへウェーバリーがギャビーを連れて現れ、米ソ両国の許可を取り、チームを続ける許可が出た事を明かすと、新たに生じた厄介事に対処すべく、イスタンブールに飛ぶ様に命じる。チームにはコードネーム"U.N.C.L.E."(United Network Command for Law and Enforcement)が付与される。

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