チラ裏レベルの人生記(仮)

自分が自分で無くなった時に、自分を知る為の唯一の手掛かりを綴る、極めて個人的な私信。チラ裏レベルの今日という日を忘れないように。6年目。

スタング 人喰い巨大蜂の襲来

ベニ・ディエズ監督作「スタング 人喰い巨大蜂の襲来」("Stung" : 2015)[DVD]

男女が仕事の依頼を受けて訪れた屋敷の庭で、大量に発生した殺人巨大蜂の襲撃から逃れるべく、奮闘する様を描くホラー作品。

 

ジュリアは亡き父から継いだばかりの小さなケータリング会社の経営に苦慮する。そんな折、当主が製薬会社を営んでいたという富豪パーチ家から、故人を偲んで催す恒例のパーティへの出張依頼が入り、ジュリアは頼りなくも唯一のスタッフであるポールと共に、郊外に立つ年季の入ったパーチ家の屋敷にトラックで赴く。パーティが始まる夜に向け、ポールは庭園で会場の設営、ジュリアはメイドのフローラと共に料理の準備を急ぐ。ポールはジュリアに好意を寄せており、仕事ぶりを評価される事を期待するが、ジュリアはそれに気付きながらも素っ気ない態度であしらう。ポールは庭園での作業中に、拳大の不気味な蜂が飛び交っているのに気付き、叩き殺そうと試みるが取り逃がす。

日が暮れると大勢の客が会場に集まり、パーティが始まる。ジュリアは給仕として料理を、ポールはバーテンとして酒を、それぞれ客に振る舞う。ポールは尚も飛び交っている蜂に気付き、テーブルに隠れていた一匹を叩き潰すと、死骸から不気味な粘着質の液体が飛び出す。

パーチ夫人とその息子シドニーによるスピーチが終わった直後に、女の客が悲鳴を上げ、その夫が中毒症状を起こし、激しく痙攣を始める。ポールはライフガードの経験を活かし、男の介抱に当たるが、間もなく男の体に異変が生じ始める。その最中、庭に開いた穴の中から夥しい蜂が出現し、一斉に客達に襲いかかる。ポールは皆に屋敷の中へ逃げる様に促す。蜂は針で刺した客達の体内に卵を植え付け、卵は客達を宿主とする事で直ちに成長し、巨大蜂として宿主の体を引き裂き、次々に誕生していく。

ポールとジュリアは巨大蜂を退け、屋敷の中に逃げ込み、生存者のフローラ、市長カルザース、パーチ夫人、シドニーと合流する。携帯は圏外である事から、ポールは緊急連絡をすべく、ジュリア、シドニーと共に固定電話のある書斎に向かう。その矢先に、蜂が襲った車により電柱が倒され、電話も不通となる。屋敷の外は巨大蜂が群がっており、脱出できる見込みが無い事から、シドニーは地下室に隠れる事を提案する。その時、刺されていたパーチ夫人が巨大蜂に変貌し、フローラを殺す。一同はキッチンを脱出すると鉄扉のついた地下室に逃げ込む、キッチンの巨大蜂が大きな鳴き声を発すると、それを合図に屋外の巨大蜂達が一斉に窓を破って屋内に侵入する。

ポール達は地下室に貯蔵されているワインで一時の休息を得る。シドニーは屋外で蜂に刺された事で、体内に変化が始まっているのを自覚するが、それを伏せる。シドニーはカルザースに蜂の襲来の原因について問われ、庭園用の市販肥料に製薬会社で余った成長ホルモンを混ぜた事を明かし、それで蜂が突然変異を起こしたのだと推測する。

ポールは車での逃走を企図するが、庭園に鍵を落としてきた事に気付くと、一人で窓から外に出て、鍵を探しに行く。ポールは屋内に移った巨大蜂に察知されぬ様に、密かに庭園に到達し、鍵を発見する。そこにパーチ夫人の愛犬を宿主に誕生した巨大蜂が現れ、ポールはこれをアイスピックで刺し殺す。一方、カルザースはシドニーの苦悶する様子に気付く。間もなく、シドニーの肩から蜂の頭部が飛び出し、シドニーの思考を乗っ取る。ポールはジュリアの悲鳴を聞くと、地下室に駆け付け、シドニーを殴り飛ばして気絶させる。

居場所を察知した巨大蜂達が窓に襲来すると、ポール達は地下室を脱出し、出口を探して荒れ果てた屋内を彷徨う。その最中、カルザースが巨大蜂に襲われる。カルザースはポール達に逃げる様に促すと、持参した消火器を破裂させ、自らを犠牲にして巨大蜂を道連れにする。

ポール達は次々に現れる巨大蜂から逃れ、書斎に身を隠す。そこへドアを破って巨大蜂が侵入し、二人は協力してこれを撃退する事で絆をより一層強める。安心したのも束の間、巨大蜂の襲撃は尚も続く。二人は壁に開いた穴を見つけると、そこから屋敷の外へ脱出する。

夜が明けた事で二人は屋敷を離れようとするが、そこに襲来した巨大蜂が針でポールの肩を貫き、飛び立とうとする。ジュリアは巨大蜂から針をもぎ取り、ポールの救出を試みるが、巨大蜂に蹴り飛ばされて気絶し、ポールは連れ去られる。ポールは地下室で拘束された状態で目を覚ます。シドニーは女王蜂が産んだ特別な幼虫を、ポールに飲ませようと企てる。ポールはシドニーの理性に働きかけ、利用されているだけだと説き、幼虫を必死で拒絶する。そこへポールの叫び声を効いたジュリアが駆け付け、電鋸でシドニーの体を貫いて撃退する。

二人は幼虫を人質に取って地下室を脱出する。ジュリアは途中でガス管を切断すると、エントランスに幼虫と共に仕掛けた大量の燃料に着火し、ポールと共にトラックに乗って屋敷から走り去る。間もなく、ガスに引火し、屋敷は爆発、炎上するが、火だるまと化した一匹の巨大蜂が走行するトラックに襲いかかる。ポールはこれを退けようとするが、巨大蜂はフロントガラスを割って、侵入を企てる。ポールは燃え盛る巨大蜂を腕で掴むと、ジュリアに逃げる様に促すが、ジュリアはポールの意図を悟り、それを拒む。ポールはトラックを大木に衝突させ、巨大蜂を押しつぶす。

程なく、二人は意識を取り戻す。そこへ警察と救急車が駆け付ける。二人は救急車の中で感情の赴くままセックスを始める。警察官が巨大蜂の死骸の見分を始めて間もなく、落下してきた牛の頭部が警察官を直撃する。ポールとジュリアは、牛を宿主にした巨大蜂達が上空から襲来するのを目の当たりにする。

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