チラ裏レベルの人生記(仮)

自分が自分で無くなった時に、自分を知る為の唯一の手掛かりを綴る、極めて個人的な私信。チラ裏レベルの今日という日を忘れないように。6年目。

もしも君に恋したら。

マイケル・ダウズ監督「もしも君に恋したら。」("What If" : 2013)[DVD]

失恋で落ち込んでいた宙ぶらりんな男が、彼氏持ちの女に好意を抱くも、それを隠しながら友達としての関係を維持すべく奮闘する様を描くコメディ・ドラマ作品。

 

医大を中退したウォレスは、シングルマザーの姉エリーが息子フェリックスと暮らす家に居候しながら、ソフトウェアのマニュアル作成という退屈な職に就く。ウォレスは元カノの医大生メガンの浮気現場を目撃し、メガンと別れて以来、長らく失意の日々を過ごしていたが、ある夜、親友アランが開いたパーティに参加し、アランのいとこでアニメーターのシャントリーと出会い、意気投合する。一方、アランはその場で出会ったニコールと即座に関係を結ぶ。ウォレスは帰り道でシャントリーに再会を希望する。シャントリーは連絡先を伝えると共に、彼氏がいる事を明かす。ウォレスは帰宅するや否や、連絡先を記したメモを捨てる。

後日、二人は映画館で偶然再会し、レストランで会食する。ウォレスは浮気に辟易し、愛に否定的な一面を見せる。シャントリーはベンとの五年の交際で、男が彼氏持ちの女と友達付き合いしたがらないと分かった事を明かし、体にしか興味が無いと言われている様で不快だと説く。ウォレスはシャントリーに好意を抱きながらも、友達になる事を承諾する。二人はかつてエルビス・プレスリーが愛した「フールズ・ゴールド」について談笑する。

二人は友達としてデートを重ねる。ある時、シャントリーがウォレスを自宅のディナーに誘う。それを聞いたアランは浮気を懸念し、ウォレスに行かない様に諭す。ウォレスは友達の関係で満足だと強弁する。ウォレスはシャントリーの家を訪ね、国際連合で国際著作権を専門とする弁護士協会に所属する彼氏のベンと、シャントリーの妹ダリアと対面する。ベンはシャントリーに手を出さぬ様にウォレスに釘を刺す。ディナーの準備中、ベンが不慮の事故で窓から階下へ転落する。ベンは救急搬送され、ウォレス達も同行する。

病院で治療を受けたベンは大事に至らずに済む。ウォレスは両親が共に医者だったが、互いに浮気した末に離婚し、悲惨な思いをした事をシャントリーに明かす。二人の前に病院に勤務するメガンが現れる。ウォレスと仲直りしたいメガンは、シャントリーが新しい彼女だと誤解し、ショックを受ける。

程なく、ベンは交渉責任者として半年間ダブリンに移住する昇進話がある事をシャントリーに明かし、シャントリーが遠距離に我慢できるか否かで決断する意向を示す。シャントリーはベンに話を受ける様に促す。ニコールは自らに彼氏がいながらアランと関係を持った事を明かし、愛が不潔なものだと説くと、ウォレスにシャントリーと関係を結ぶ様に唆す。

ある日、ウォレスはシャントリーのドレスの見繕いに服屋へ同行する。シャントリーは試着室でドレスが脱げなくなり、ウォレスに助けを求め、目を閉じて入ってくる様に請う。ウォレスがそれに応じると、シャントリーはウォレスにキスしようとするが、寸前になって翻意する。アランはウォレスが如何にベンと比べて劣っているかについて説き、間違いを犯さぬ様に諭す。ベンはシャントリーにいつでも訪ねて来られる様にダブリンへのオープンチケットを託し、ロンドンを離れる。

ベンはヨーロッパを飛び回り、多忙な日々を送る。シャントリーは電話と手紙でベンとのやり取りと続ける。ウォレスはシャントリーの寂しさを紛らすべく、デートに連れ出すなどし、心の支えになっていく。そんな折、ダリアがウォレスとの交際を望んでいる事を明かし、シャントリーは戸惑う。一方、アランは煮え切らないウォレスに正直になる様に説き、友情を壊すリスク覚悟でアタックするか、忘れるかの選択を迫る。

アランとニコールは盛大に婚約パーティを開く。二人はその場で一足飛びに結婚を宣言し、ウォレスが花婿付添人に任命される。ウォレスは二人に堂々と祝辞を述べる。パーティの後、ダリアはウォレスを車で送ると、家に上がる事を希望し、ウォレスにキスをする。ウォレスはシャントリーを思う余り、当惑し、ダリアの好意を拒む。ダリアは気分を害し、走り去る。その後、ダリアはウォレスに恥をかかされた事を悪し様にシャントリーに語り、友達を止める様に促す。

シャントリーは上司から昇進を打診される。アニメーターより管理職としての仕事が増え、更に台湾に転勤になる事を嫌い、これまで昇進の打診を断ってきたシャントリーだったが、応じる意向を示す。程なく、ウォレス、シャントリー、アラン、ニコールは夜の海に遊びに行く。ウォレスとシャントリーはアラン達に触発され、互いに裸になって海に飛び込む。アラン達はウォレスとシャントリーをくっつけようと企て、二人の服を持ち去り、寝袋一つを残して車と共に消える。シャントリーはいたずらが一線を超えていると憤慨し、ウォレスと些細な事で口論する。結局二人は渋々同じ寝袋に入って夜を明かす。翌朝、ウォレスとシャントリーは戻ってきたアラン達を非難し、帰路に着く。

シャントリーは帰宅するや否や、衝動に任せてダブリンへ向かい、サプライズでベンの滞在先を訪ねる。シャントリーはベンとの再会を喜びながらも、ウォレスとの関係を悩む。そんな折、シャントリーはベンのダブリン滞在が半年延長になる事を人伝に聞く。ベンはシャントリーに話すつもりで返事はしていないと弁解すると、不満を露わにするシャントリーにダブリンに越してくる様に勧める。シャントリーは上司を裏切る真似はできないと説く。ベンはシャントリーに昇進に応じ、台湾に行く様に勧めるが、二人に蟠りが生じる。

アランは喧嘩の末にニコールが出ていった事をウォレスに明かし、ニコールにけしかけられた海の件を詫びる。ウォレスは浮気するつもりは無いと主張する。アランはニコールとの関係が浮気で始まった事を明かし、単純な関係だと努力しないものだと諭す。ウォレスはシャントリーの家を訪ね、居合わせたダリアからシャントリーがダブリンに行った事を聞く。ダリアはウォレスがシャントリーに好意を抱いていると察知すると、シャントリーはベンと結婚して幸せになる予定であり、ウォレスには望みは無いと説き、忘れる様に促す。ウォレスはその足でダブリンへ飛ぶと、シャントリーがメモした住所を頼りにベンのアパートを訪ねる。ベンはシャントリーが自分の元を去った事を明かすと、ウォレスを殴り飛ばす。期せずして、ウォレスはシャントリーから翌日のランチに誘われ、ロンドンにとんぼ返りする。

ウォレスはレストランでシャントリーと再会する。シャントリーはウォレスの目の青痣に驚き、原因を問い質す。ウォレスはベンに殴られた事を明かし、シャントリーに気持ちを正直に伝えたかったのだと説く。シャントリーはウォレスが別れさせようと企てた事を非難し、友達になろうと誘った時から下心を抱いていたのかと問い質す。ウォレスはそれを否定し、密かに恋していただけだと弁解すると、シャントリーもまた思わせぶりな言動を見せてきた事を非難する。シャントリーは会ったのが間違いだったと嘆き、台湾に一年以上転勤になる事を明かすと、ウォレスに別れを告げてその場を後にする。

ウォレスはエリーに努力をしていないと指摘される。一方、シャントリーはダリアに、異国での一人暮らしと大きな責任を抱える事、更にウォレスに会えなくなる事への不安を吐露し、これまで自分を誤魔化していたと明かす。

ウォレスは本来の人生に戻るべく、医大に戻る決意を固め、アランにそれを明かす。アランとよりを戻したニコールは妊娠した事を明かすと、ウォレスにシャントリーの送別会に来る様に促す。送別会の夜、ウォレスは悩んだ末にお開きになってからシャントリーの元を訪ねる。二人は互いの非を詫び、和解すると、偶然にも各々が自作したフールズ・ゴールドを贈り合う。ウォレスは何であれ失う時はあっという間であり、人生で最高の関係を失いたくないと説き、二人は愛を結ぶ。

ウォレスはシャントリーに同行して、台湾の医大で学位を取得する。一年半後、帰国した二人は大勢の祝福を受けて結婚する。

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