チラ裏レベルの人生記(仮)

自分が自分で無くなった時に、自分を知る為の唯一の手掛かりを綴る、極めて個人的な私信。チラ裏レベルの今日という日を忘れないように。6年目。

映画「ザ・コンサルタント」は最後に待つ素敵な展開の数々にニンマリする事必至の傑作だった。

今朝は放射冷却が強まり今冬最高の寒さを記録している。なんでも氷点下30度以下の地域もあるらしい。そのレベルに達すると、もう寒いなんて喚いている場合では無くてきっと生命の危機を感じるに違いない。やはり水抜きは欠かせないのだろうか。私のボロアパートはある程度断熱構造になっているとは言え、仮に氷点下30度に見舞われようものならさすがに耐えきれないと思う。起床時の室温はほぼほぼ一桁だった。卵かけご飯を食べようと思ったら、殻を割り損ねてブシャ!っと白身が寝間着のヒートテックタイツに飛び散った。気持ちが悪いから即座に脱ぎ去ったが朝っぱらから鬱である。齢アラホーにして未だに卵の殻を上手く割れない己の不器用さが嘆かわしい。ときに昨日は、ギャヴィン・オコナー監督の新作「ザ・コンサルタント」を映画館で鑑賞してきた。謎に満ちた自閉症の会計士が実は比類なき凄腕の殺し屋で、悪党を討つ為には手段を選ばず無双を繰り広げるというアクション・スリラーである。私は主演のベン・アフレックアナ・ケンドリックが好きだから、この二人が共演するなら、ありがちなストーリーでもそこそこ楽しめるだろうくらいの動機で観る事にしたワケだが、意外にも奥行きのある人間模様が描かれており、ド派手なドンパチ演出のみならずドラマ性豊かな傑作だった。特に終盤に用意されているある仕掛けが素晴らしく、私は思わず鳥肌が立つ程感極まってしまった。このネタバレは絶対に事前に知るべきでは無いだろう。他で感じた粗などどうでも良くなるくらいサレオツな仕掛けで、鑑賞後感は頗る良い。素直に他人に勧めたくなる、そんな一作だった。完全無欠の孤男故に勧める人なんていないんだけどさ。しかし、カッコいいよなぁ、ベン・アフレック。これでまだ44歳なんだからなぁ。私と大きく変わらないじゃないか・・・。

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