チラ裏レベルの人生記(仮)

自分が自分で無くなった時に、自分を知る為の唯一の手掛かりを綴る、極めて個人的な私信。チラ裏レベルの今日という日を忘れないように。6年目。

エクストラクション

スティーヴン・C・ミラー監督作「エクストラクション」("Extraction" : 2015)[BD]

ベテラン工作員の父に倣ってCIAに入局した男が、父と共に行方不明となった究極のハッキング兵器を捜し出すべく、奔走する様を描くアクション・スリラー作品。

 

2005年、腕利きのCIA工作員レナードは捜査していた犯罪組織のボス、ディミトリに正体が知られ、拘束される。ディミトリはレナードが妻ケイト、息子ハリーと暮らす家に刺客を送り込む。レナードは不意を突いてディミトリとその手下達を殺すと、同僚ロバートソンに連絡し、家族の元へ向かわせる。更にレナードはハリーに連絡し、ケイトと家を出る様に命じる。その時、刺客が現れ、ケイトを殺した後、ハリーを探し始める。レナードは銃の在り処を教え、それで戦う様にハリーに命じるが、ハリーは恐れ慄いて立ち竦む。そこへロバートソンが駆け付け、刺客を殺し、ハリーを救う。

それから10年後。成長したハリーはケイトの命日に墓の前でレナードと落ち合うと、CIAに入局し、プラハ本部に配属された事を明かす。ハリーは尚も10年前の恐怖に苛まれ、いざという時に人を撃てるか不安を抱く。内勤のハリーは、工作員として現場に出る事を度々志願するも、却下され続ける事に不満を募らせる。ロバートソンはそんなハリーに個別に銃撃戦や格闘術等の訓練を課す。

ある時、引退を間近に控えたレナードは、ロバートソンから究極のハッキング装置「コンドル」のDARPA本部への移送に携わる極秘任務を要請される。ところがレナードは任務中にニューアークで失踪する。プラハ本部のシッターソン長官はその報せを受けると、最優先で救出を行う態勢を敷く。ラングレー本部に戻ったロバートソンは、プラハ本部に連絡すると、レナードに託した任務の件に加え、コンドルが24時間以内に各国のあらゆる通信を支配できる兵器であり、使用されれば最悪の場合、戦争行為とみなされる事、レナードの失踪から60分後にコンドルが起動した事、開発したキーがあればシステムを止められる事を明かす。シッターソンはキーを現場の捜査官に渡す様に手配すると、他の機関に察知されぬ様に極秘裏に解決する意向を示す。ハリーは予てからロバートソンの下で行っていた調査により、コンドルを示唆する売買について暗号通信を数度に渡って傍受しており、また数年来監視対象だった犯罪グループ「チオカン」の一人ドレイクが二日前に入国している事を明かすと、本土での捜査を志願する。シッターソンは近親者のハリーが私情を挟むのを懸念し、本土行きを却下すると、部下のヒギンズにハリーを自宅まで移送する様に命じる。間もなく、かつてハリーと恋仲にあったCIA捜査員のヴィクトリアは、ニューアークでシッターソンの部下パーヴィスから命令を伝達されると同時に、コンドルのキーを受け取る。

ハリーは車で移送される途中にヒギンズと警護官を制圧し、逃走を図る。ハリーはその足で直ちにプラハを発ち、ニューアークへ向かう。ハリーは同僚から、チオカンがバイカーを通じて銃や薬物を流通させているとの情報を得ると、バイカーが集うバーを訪ねる。ハリーはバイカー集団から力づくでドレイクの居場所を聞き出そうとするが、苦戦を強いられる。そこへヴィクトリアが駆け付け、ハリーの窮地を救う。ハリー達はバイカーから、ドレイクの弟ヴィンが車の修理店を営んでおり、指示をヴィンから受けている事を明かす。ヴィクトリアはハリーにプラハに帰る様に命じるが、ハリーは事件を解決次第、帰る事を約束する。シッターソンはハリーがニューアークに渡り、バーでひと暴れしたとの報せを受けると、不測の事態に備えて暗殺の準備を指示する。

ハリー達は修理店に押し入ると、ヴィンを脅迫してドレイクの居場所を問い質す。ヴィンは会員制ナイトクラブで会う予定になっている事を明かす。ハリー達はヴィンを拘束した後、ヴィクトリアの友人クリスの元を訪ね、ナイトクラブへの潜入の手引を依頼する。パーヴィスはハリー達の行動を監視し、シッターソンに報告する。

程なく、プラハ本部に、拘束されたレナードからの映像が届く。その中でレナードは、アルダラ・サヤフの元で人質になっている事、サヤフは14時間後にコンドルを作動して世界中の通信を乗っ取ろうとしており、要求を拒否すれば各地のミサイルをアメリカ本土に向けて発射するつもりでいる事を伝える。ロバートソンはハリーに連絡し、その件を伝えると、ドレイクの線から手を引く様に命じる。ハリー達はそれがミスリードだと悟り、クリスの手引でナイトクラブに潜入する。ロバートソンはシッターソンに対し、現地行きを志願する。

ハリー達はクラブ内で女達を侍らせるドレイクを発見する。ヴィクトリアは酔いどれを装ってドレイクに接触を図り、誘惑する事で、個室に招かれる。一方、ハリーは同僚から連絡を受け、自らが暗殺対象になっている事を知る。その矢先に、ハリーはトイレで刺客に襲撃される。ドレイクはヴィクトリアが捜査員だと見抜いていた事を明かし、手下と共にヴィクトリアを痛めつける。そこへ刺客を倒したハリーが駆け付け、ヴィクトリアに加勢する。ドレイクは銃を突き付けてヴィクトリアを人質に取ると、クラブから車で逃走する。ハリーはクリスの協力を得て、ドレイク達を追跡し、郊外の工場へ辿り着く。ハリーは一時間後にロバートソンに連絡する様にクリスに命じ、工場の内部へ向かう。

ハリーは立ちはだかる敵を退け、奥へ進むが、ドレイクに不意を突かれ、麻酔銃で眠らされる。ハリーはレナードの前で椅子に縛り付けられた状態で目を覚ます。レナードは人質になっていたのが嘘であり、自分が全てを手引した事を明かすと、それが自分を裏切って身分をリークしたCIAに対する復讐だと説く。レナードは別室に監禁したヴィクトリアからキーを奪う。

程なく、ロシア人のイヴァンがコンドルを買い取りに訪れると、レナードはそこにハリーを立ち会わせる。レナードはイヴァンの求めに応じて、ドレイクにコンドルを起動させ、実際に中国全域の通信網がダウンする様子を確認させる。そこでレナードは、イヴァンがCIAから買った情報をディミトリに売った為にケイトが死んだ件について論うと、ハリーに銃を与え、イヴァンを殺すように命じる。イヴァンはトラウマを断ち切り、イヴァンを射殺する。

そこへ、ロバートソンがヒギンズと共に駆け付け、コンドルを回収しようとする。レナードは黒幕のロバートソンに銃を突き付ける。ロバートソンは咄嗟にヒギンズを銃撃し、コンドルを数十億で売り飛ばす計画を明かす。ドレイクはロバートソンの方へ寝返る。ロバートソンはレナードを銃撃すると、コンドルを奪って車で逃走する。そこへ監禁から逃れたヴィクトリアが駆け付け、ドレイクの手下達を一掃する。ヒギンズはドレイクを格闘の末に殺す。ハリーはロバートソンを猛追した末に、車を激突させて殺す。ハリーはコンドルを奪還すると、瀕死のレナードの元へ駆け付ける。レナードはハリーの功績を褒めた後、最期を迎える。ハリーはコンドルをマシンガンで破壊した後、ヴィクトリア達と工場を後にする。その後、ハリーは工作員として現場に就き、対象を爆殺する。

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