チラ裏レベルの人生記(仮)

自分が自分で無くなった時に、自分を知る為の唯一の手掛かりを綴る、極めて個人的な私信。チラ裏レベルの今日という日を忘れないように。6年目。

「ラ・ラ・ランド」はアカデミー作品賞を取り逃したが、受賞作に値する面白さである事は変わらんど。

昨日はファーストデイだったので、ケチくさ男の私はそれに合わせてデミアン・チャゼル監督の待望の新作「ラ・ラ・ランド」を観てきた。普段、私は積極的にこの手のミュージカル作品を観るタチでは無いが、そこはやはりこの監督だし、主演がライアン・ゴズリングエマ・ストーンなのだから、是非映画館で観ておきたかった。予告を観た印象では、歌唱パートの比率が高い、もっとミュージカルミュージカルした作品だと思ったが、割りとドラマシーンの方が長く、そういう意味ではストーリーをも堪能できる巧妙な構成になっていた。超絶美男美女の二人のほんのりビターなラブロマンスが、ファンタジー混じりで浮世離れした描かれ方をしていて、演出、音楽共々存分に堪能できた。「え?なになに?どゆこと?」という具合にちょっと戸惑わせる様な仕掛けが面白い。なにげに心に残ったのはプリウスのキーのくだりだった(笑)。本作は残念ながら今年度アカデミー作品賞を取り逃したワケだが、そこに政治的な理由が影響した可能性が噂されているものの、受賞作品に相応しい納得の面白さだった。「映画って本当に良いものですねぇ」と水野晴郎ばりに嘆賞してしまう程だ。それにしても、主演女優賞を受賞したエマ・ストーンが素敵過ぎて、その魅力に終始見惚れてしまった。日本ではこんな素敵な女優は望むべくもないよなぁ、いやはや。ちなみに昨日の客の構成は作品柄か女性の方が圧倒的に多かったので、おっさんの私は非常に肩身が狭かった。

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春夏にかけて観たい作品はいくらでもあるのだが、予算を考えると次はやはりこの辺かしら。ほんに楽しみだのう。毎日でも映画館に行きたいくらい。

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