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チラ裏レベルの人生記(仮)

自分が自分で無くなった時に、自分を知る為の唯一の手掛かりを綴る、極めて個人的な私信。チラ裏レベルの今日という日を忘れないように。4年目。

ババドック ~暗闇の魔物~

映画鑑賞記

ジェニファー・ケント監督作「ババドック ~暗闇の魔物~」("The Babadook" : 2014)[DVD]

不遇の母子が、忽然と現れた不気味な絵本によって暗闇から招かれた魔物に翻弄されていく様を描くサイコ・ホラー作品。

 

アメリアは出産直前に夫オスカーを事故で失い、生まれたサミュエル(サム)を女手一つで育てる事を強いられる。それから七年後、アメリアは病院で老人介助をしながら、サムと愛犬バグジーと共に慎ましく暮らすが、向こう見ずなサムの世話に手を焼き、ストレスを抱える様になる。サムは怪物が現れる悪夢を見ると主張し、怪物に対抗する為の簡素な玉投げ器やボウガンを自作し始める。

ある日、アメリアは小学校に呼び出され、サムがボウガンを持ち込み、危うく生徒に怪我をさせそうになった事を咎められる。サムの問題行動を深刻に捉えた学校側は、サムを隔離し、監視員の元で個別に面倒を見る意向を示すが、アメリアはそれに反発し、学校を変える事を即断すると、サムを連れ帰る。アメリアの妹のクレアは、サムを疎み、これまで娘ルビーと一緒に祝っていた合同誕生日を止める意向をアメリアに伝える。

その夜、アメリアは寝る前のサムに絵本を読み聞かせようとする。サムは本棚にいつの間にか並んでいた赤表紙の絵本「ミスター・ババドック」を選んで持ってくる。その絵本は、黒い帽子に黒いコートを纏った不気味な姿のババドックに関するもので、ババドックは「バババ・ドックドックドック」の合図で現れ、その名と姿を知った者はババドックから逃れられず、見た者は一睡もできず、本当の姿を知ったら死を欲して止まなくなる、という旨の内容が記されている事から、サムはそれが自分の悪夢に現れる怪物では無いかと指摘する。アメリアはその絵本を読むのを止め、サムが届かない戸棚の上に隠す。その後、アメリアがベッドに入った矢先に、サムが寝室に駆け込んできて、勝手に開いたクローゼットの中にババドックがいたと訴える。アメリアはサムが疲れているのだと諭し、寝かしつける。

翌日、アメリアはサムをクレアの家に預けて出勤するが、仕事が手に付かない事を上司に咎められ、早退する。アメリアがサムを迎えに行くと、クレアはサムがババドックがいると主張し、空に向かって話しかけ、ルビーを怖がらせた事を伝え、非難する。帰宅後、アメリアはサムが言いつけを破って、オスカーの遺品を収納した地下室を散らかして遊んでいる事を叱る。

夕食時、アメリアはシチューの中に混じったガラス片に気付く。サムはババドックの仕業だと指摘する。その直後、アメリアはオスカーと撮った貴重な写真が落書きされている事に気付き、再びサムを叱りつける。サムはそれに反発し、ババドックの襲来に備えて武器を整える。間もなく、アメリアはサムの部屋の戸棚が倒れる音を聞いて駆け付け、ベッドの下に潜ったサムが発作的に「入れちゃ駄目」と喚くのを目の当たりにする。アメリアは絵本を破ってゴミ箱に捨てる。

翌日、アメリアはサムを連れて、ルビーの誕生日を祝いに行く。アメリアは、満ち足りた生活を送るクレアの友人達に悪態を付き、顰蹙を買う。サムはルビーに亡きオスカーや家の貧しさについて悪罵された事に怒り、ルビーをツリーハウスから突き落として顔に怪我を負わせる。クレアは激昂する。アメリアは、自らの主張を信じてもらえずに喚き散らすサムを連れ帰る。その途中、サムは車内でババドックに向かって叫んだ後、痙攣を起こし、病院に搬送される。医師は熱性痙攣と診断する。アメリアはサムが怪物に執着しており、攻撃的になってきたと訴える。医師は精神科医を紹介する意向を示すが、アメリアはサムが眠れる様に薬の処方を哀願する。医師は訝りながらも鎮痛薬を処方する。その夜、アメリアはサムに薬を飲ませて寝付かせる。サムは自分を守ると約束する様に請う。

翌朝、アメリアは何者かによるノックの後でドアを開けると、足元に修繕された絵本を見つける。それには、ババドックが否定すればするほど強大になり、体内に入って成長する旨の記述と共に、ババドックに取り憑かれたアメリアがバンジーとサムを殺した後、自殺する様子が描かれており、アメリアは絵本を直ちに焼却する。その直後、不審な電話がかかってきて、「ババ・ドック・ドック・ドック」とうめき声を発する。恐れ慄いたアメリアは、警察に駆け込み、ストーキング被害を訴えるが、警察は証拠が無ければ動けないと諭し、逆にアメリアの言動を訝る。

帰宅後、アメリアは冷蔵庫の裏の壁紙に隠れた穴から、大量のゴキブリが湧き出てくる様を目の当たりにする。その直後、地域サービス局の職員がやってきて、サムがどこにも在籍していない件について事情を尋ねる。職員は、サムが薬を飲んで不調を訴え、またアメリアの言動が不可解な事を訝り、相談する様に促す。

その夜、アメリアはババドックの悪夢に苛まれ、眠れずに朝を迎えると、仕事を休み、ベッドで横たわる。神経を尖らせたアメリアは、空腹を訴えるサムを悪罵して眠りに就こうとするが、気を持ち直してサムに詫びると、一緒にファミレスに出かけて食事を取る。その後、アメリアはサムとドライブに出かけようとするが、幻覚に惑わされて衝突事故を起こし、逃げ帰る。

疲労が限度に達したアメリアはサムを拒絶し、眠ろうとするが、間もなく幻聴で目覚めると、サムが隣人のローチ夫人に連絡しているのを見つける。アメリアはサムを叱り飛ばし、電話線を切断する。アメリアはババドックが妄想だと説き伏せると、取り憑かれた様にドアと窓を施錠し、サムに薬を飲ませて眠らせようとする。サムは薬を飲んだふりをしてやり過ごす。

アメリアは不眠による幻覚が悪化し、地下室に誘われると、オスカーと遭遇し、抱き合ってキスをする。オスカーがサムを連れてくる様に促すと、アメリアはそれがババドックだと悟ってリビングに逃げ込む。ババドックは煙突を通って暖炉から現れ、アメリアの体内に侵入する。サムはアメリアの様子を窺うが、その矢先にバンジーがアメリアに駆け寄り、威嚇する。アメリアはバンジーの首をへし折って殺す。サムは寝室に逃げ込むが、アメリアはドアを蹴破って押し入ると、サムへの殺意を露わにする。サムは自前の武器で抵抗する。間もなく、ローチが心配して訪ねてくるが、アメリアは大丈夫だと伝えて帰す。

アメリアはサムに歩み寄り、自分が駄目な母親であり、病気の為に助けて欲しいと請うと、オスカーに会わせる意向を示す。サムはアメリアの脚を包丁で刺して地下室に逃げ込むと、追ってきたアメリアを予め仕掛けておいた罠で転倒させ、殴って気絶させる。

アメリアは地下室の床にロープで縛り付けられた状態で目を覚ます。サムはアメリアに対する愛を伝えると、ババドックを追い出す様に訴えかける。アメリアはロープを解き、サムの首を絞めて殺そうとする。その矢先に、アメリアは苦悶の末に痙攣を起こし、激しく吐血した後に正気を取り戻す。サムは地下室から出た途端に、見えない力によって二階の寝室に引きずり込まれる。アメリアはサムを抱き留めると、ババドックに望みを問い質す。ババドックはアメリアの目の前でオスカーの死を再現した後、暗闇の中から姿を現し、激しい超常現象を引き起こす。アメリアは不屈の意志を示し、サムに手を出したら殺すと叫ぶ。その途端、ババドックはその場に倒れ込む。アメリアが触れようとした途端、ババドックは悲鳴を上げながら地下室に逃げ込む。

後日、アメリアはサムとの絆を取り戻し、サムは新しい学校に通う事になる。アメリアは庭で取ったミミズや虫を地下室に持ち込み、暗闇の中に潜むババドックの食事に供すると、サムの誕生日を祝う。

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