読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

チラ裏レベルの人生記(仮)

自分が自分で無くなった時に、自分を知る為の唯一の手掛かりを綴る、極めて個人的な私信。チラ裏レベルの今日という日を忘れないように。4年目。

少年は残酷な弓を射る

リン・ラムジー監督作「少年は残酷な弓を射る」("We Need to Talk About Kevin" : 2011)[DVD]

冷酷で反抗的な態度を示し続ける息子との関係に苦慮する母親が、翻弄され続けた末に忌まわしい惨劇に見舞われていく様を描くサイコ・スリラー・ドラマ作品。

 

著名な旅行作家エヴァは実業家の夫フランクリンと愛を重ね、やがて妊娠する。エヴァは胎内の子への愛情を抱けぬまま、難産の末に第一子ケヴィンを儲ける。ケヴィンはエヴァの本心を見抜く様に、常に泣きじゃくってエヴァの手を焼かせる一方、フランクリンの前では打って変わって大人しくなる。ケヴィンは成長してもトイレを覚えない為におむつを外せず、エヴァは世話に苦慮する。エヴァはケヴィンに愛情を以って接しようと試みるが、ケヴィンは一向に言葉を覚えようとせず、エヴァに対して常に反抗的な態度を示す。エヴァはケヴィンが自閉症では無いかと疑い、医師の診断を仰ぐが、医師はそれを否定する。エヴァは言う事を聞かないケヴィンに手を上げる様になる。

数年後、フランクリンの教育に対する強い意向を受け、一家は都心を離れ、郊外の大きな屋敷に移る。ケヴィンは成長するにつれ、凶暴性を先鋭化させていくが、フランクリンはそれを意に介さず、エヴァのみが気を揉む。ある時、ケヴィンはエヴァが手間暇かけて仕上げた部屋の内装を、絵の具を撒き散らす事で台無しにする。エヴァは激昂してケヴィンの玩具を踏み潰す。フランクリンはケヴィンを説諭し、エヴァを宥める。程なく、ケヴィンはうんちを漏らしてエヴァが替えたばかりのおむつを、エヴァの目の前で再び漏らして汚す事で挑発する。エヴァはそれに憤慨し、ケヴィンを乱暴に投げ飛ばして左手を骨折させる。病院での治療が済むと、エヴァはケヴィンに心から詫びる。ケヴィンは骨折の経緯をフランクリンに伏せ、自分の不注意だと説く。ケヴィンはその晩からトイレを使う様になり、エヴァとフランクリンは喜ぶ。しかし、ケヴィンの反抗的な態度は変わらないどころか、骨折の件を盾にして、更にエヴァへのいたずらが酷くなる。フランクリンは男の子は無邪気なものだとエヴァを諭す。

やがて、エヴァは再び妊娠し、セリアを出産する。ケヴィンは産まれたばかりのセリアにまでちょっかいを出す。エヴァは外国に逃避したいという衝動に駆られるが、フランクリンはケヴィンの言動が嫌がらせでは無いと諭す。ある時、エヴァがケヴィンの不調を介抱すると、ケヴィンはそれまでと打って変わってエヴァに懐く態度を示した事から、エヴァは俄に安堵する。しかし、ケヴィンはすぐに元通りの凶暴性を露わにする。フランクリンはケヴィンに玩具の弓矢を買い与え、庭で練習させる。

高校生になったケヴィンは、より本格的な弓矢を扱う様になる。一方、セリアはケヴィンとは異なり、天真爛漫に育つ。ある日、エヴァはケヴィンが書店の前に立ち、ディスプレイされている自著を眺めているのを見かける。エヴァはその件についてケヴィンに尋ねるが、ケヴィンはそれを否定する。エヴァはケヴィンをパターゴルフとディナーに誘い出し、距離を縮めようとする。ケヴィンはその思惑を見抜き、悪態を付く事で、エヴァの気持ちを踏みにじる。またある日、エヴァはケヴィンの部屋を密かに調べている内に、"I LOVE YOU"と記されたディスクを見つけ、それをPCで再生すると、マルウェアに感染する。エヴァはケヴィンにその意図を問い質すが、ケヴィンは理由は無いと答える。

クリスマス、フランクリンはケヴィンに最新型の弓矢をプレゼントし、ケヴィンは甚く喜ぶ。間もなく、セリアが飼うモルモットがケージから突然いなくなる。エヴァはフランクリンと共に屋敷の中を探し回るが見つからず、庭に逃げたのだろうとセリアを諭す。その矢先に、エヴァはキッチンの流しに詰まったモルモットの死骸を発見する。エヴァはそれを溶剤で溶かすが、その直後にセリアが溶剤で左目を失明する。フランクリンはエヴァが溶剤を出しっぱなしにした事を責める。エヴァは全てケヴィンの仕業だと訴えるが、フランクリンはそれを聞き入れず、エヴァにカウンセリングを受ける様に命じる。翌日、ケヴィンはエヴァの前で悪びれる様子も無く振る舞う。エヴァはセリアから目を離さない様に傍に留め置く。フランクリンはエヴァに離婚の意向を示す。ケヴィンはその会話を立ち聞きし、自分のせいだと主張する。

程なく、ケヴィンは自転車用ロックをネットで複数購入し、学校で売るのだと説く。フランクリンは商才があると褒める。セリアは失明にもめげずに朗らかに過ごす。ケヴィンが16歳の誕生日を迎える直前、エヴァはフランクリンに子供達抜きで話し合う事を提案する。その矢先に、エヴァはオフィスでケヴィンの通う高校から連絡を受け、急行する。その頃、ケヴィンは体育館の入り口を全てロックで施錠し、生徒達を閉じ込めた後、持参した弓矢で虐殺を開始する。エヴァは生徒と保護者が群がる体育館へ駆け付ける。警察が体育館へ突入すると、ケヴィンが中から現れて投降する。ケヴィンは直ちに警察に連行され、体育館の中から多くの死傷者が担ぎ出される。エヴァは茫然自失し、自宅に戻ると、庭に弓矢で惨殺されたフランクリンとセリアの死体を発見する。エヴァの心は打ち砕かれる。

エヴァは裁判の末に全てを失うと、古びた小さな家で人目を避ける様に鬱々と暮らし始めるが、間もなく家にペンキを撒かれるなどの陰湿な嫌がらせを受ける様になる。エヴァは小さな旅行代理店の事務職に採用され、働き始める。その傍ら、エヴァは刑務所のケヴィンに面会を繰り返すが、ケヴィンは常に悪態をつく。エヴァは職場に馴染めずに孤立し、疎外感を味わう。また、エヴァは実母に一連の経緯を知らせずに平静を装う。

エヴァは家の中に、かつての屋敷のケヴィンの部屋を模した内装を設え、出所の日に備える。虐殺事件から丁度二年後、エヴァはケヴィンと面会する。18歳になるのに伴い、大人の刑務所への移送を控えるケヴィンに、エヴァは緊張するかどうか尋ね、二年で出られると説く。尚も悪態を付くケヴィンに対し、エヴァはなぜ事件を起こしたのか尋ねる。ケヴィンは分かっているつもりだったが今は違うと答える。エヴァはケヴィンを強く抱きしめると、刑務所を後にする。

f:id:horohhoo:20170320130411j:plain

f:id:horohhoo:20170320130414j:plain

f:id:horohhoo:20170320130418j:plain

f:id:horohhoo:20170320130421j:plain

f:id:horohhoo:20170320130424j:plain

f:id:horohhoo:20170320130428j:plain

f:id:horohhoo:20170320130431j:plain

f:id:horohhoo:20170320130434j:plain

f:id:horohhoo:20170320130437j:plain

f:id:horohhoo:20170320130441j:plain

f:id:horohhoo:20170320130444j:plain

f:id:horohhoo:20170320130448j:plain

f:id:horohhoo:20170320130451j:plain

f:id:horohhoo:20170320130454j:plain

f:id:horohhoo:20170320130507j:plain

広告を非表示にする