チラ裏レベルの人生記(仮)

自分が自分で無くなった時に、自分を知る為の唯一の手掛かりを綴る、極めて個人的な私信。チラ裏レベルの今日という日を忘れないように。6年目。

ゴジラ対メカゴジラ

福田純監督作「ゴジラ対メカゴジラ」(1974)[DVD]

地球征服を目論む異星人が送り込んだメカゴジラの襲撃を阻止すべく、ゴジラと沖縄に眠る古代の守り神キングシーサーが死闘を繰り広げる様を描く特撮怪獣作品。

 

沖縄海洋博の建設工事に携わる清水敬介は、本土からやってきた弟の正彦に安豆味城を案内する。二人は安豆味王族末裔の国頭の娘・那美の民謡を見学する。その最中、那美は突然、怪獣が街を襲う予兆を見て恐れ慄く。その後、正彦は一人で玉泉洞を訪ね、内部で奇妙な金属の欠片を拾う。一方、建設現場に戻った清水は古代の洞穴が見つかった事を知る。その一報を聞きつけ、首都大学の考古学教室から金城冴子が調査にやってくる。金城は沖縄の古代人が描いた壁画に感嘆し、それが何かの予言を表していると推察する。更に二人は安豆味王の守り神キングシーサーの置物を発見する。金城はキングシーサーに纏わる言い伝えを説く。その昔、ヤマトンチューが安豆味王家を滅ぼしにやってきた時、一頭の朱銅色に輝く怪獣が現れ、安豆味王家を救ったのだという。金城は大学に戻り、壁画と置物の分析を始める。

程なく、清水は休暇で東京へ向かう飛行機内で、置物の調査の為に、考古学の世界的権威である和倉に会う為に城北大学へ向かう金城と偶然乗り合わせる。二人の前にフリーのルポライターを自称する謎の男が現れ、置物に興味を示すと、スクープすれば金になるのだと説く。その直後、清水達は機外の彼方に、巨大な黒雲が垂れ込める様を目撃する。金城はそれが壁画の予言、即ち「大空に黒い山が現れる時、大いなる怪獣が現れ、この世を滅ぼさんとする、しかし赤い月が沈み、西から日が昇る時、二頭の怪獣が現れ、人々を救う」に符号する可能性を指摘する。清水はそれが那美の見た予兆とも一致する事に気付く。

清水は叔父に当たる和倉の家へ、金城と共に訪れる。一方、正彦は御殿場に向かい、金属の欠片を宇宙工学の権威である宮島教授の研究所に持ち込む。宮島の分析の結果、その金属がスペースチタニウムと判明する。その直後、研究室が地震に見舞われる。地震は10日に渡って続いており、根室から東北地方へと南下している事から、地下を巨大な生物が移動しているという説が取りざたされる。

その夜、置物に刻まれた象形文字を分析する和倉の家に、銃を持った男が押し入り、置物の強奪を企てる。しかし、男は清水の妨害に遭い、逃走する。一方、富士山の火口付近から、爆発と同時にゴジラが出現する。それを知った清水は正彦達を心配し、直ちに車で御殿場に向かう。国頭は那美が見た予兆通りにゴジラが出現した事を歓迎し、ゴジラを倒せるのはキングシーサーだけだがその謎は誰にも解けないのだと説き、ゴジラがヤマトンチューへの恨みを晴らす様に願う。

ゴジラの前にアンギラスが出現し、闘いを挑む。しかし、ゴジラは圧倒的な力で容易くアンギラスを撃退する。清水は御殿場に向かう途中で、ゴジラの通過した跡に金属の塊を発見すると、それを宮島の元へ持ち込む。宮島はそれがスペースチタニウムだと断定し、調査の為に直ちにゴジラを追跡する意向を示す。

その夜、東京に向けて進撃を続けるゴジラは港湾地帯を蹂躙する。そこへもう一体のゴジラが出現し、二頭は闘争を始める。宮島達は現場に駆け付け、それを見守る。その最中、富士山から出現したゴジラの皮膚が剥がれ、金属が剥き出しになる。宮島は最初のゴジラが全身宇宙金属でできたサイボーグのメカゴジラだと確信する。遠方の基地でメカゴジラを操作する、大宇宙ブラックホール第三惑星人の地球征服司令官はメカゴジラの正体を露わにさせると、全身に装備した武器でゴジラを攻撃する。間もなく、ゴジラの放射熱線とメカゴジラのレーザー光線が拮抗し、爆発が生じる。ゴジラは姿を消し、メカゴジラはヘッドコントロールを損傷して、作戦の続行が不可能となる。司令官は東京への攻撃を中止し、メカゴジラを修理する為に基地に帰還させる。宮島はメカゴジラを異星人が操作していると推測し、手掛かりを掴む為に玉泉洞に向かう事を決断する。

和倉は置物に刻まれた象形文字が「西から日が昇る時、置物を安豆味城の石の祠の上に置け」を表しており、キングシーサーが眠っている場所を示唆している事を解明する。それを察知した司令官は、先に和倉邸を襲撃した男R1号に置物を直ちに奪う様に命じる。

清水と金城は敵の裏をかき、置物と共にフェリーで沖縄を目指す。一方、先に沖縄入りした宮島、正彦、宮島の娘の郁子は玉泉洞に訪れる。宮島達は洞窟内で惑星人に襲われ、洞窟に連結された基地へと連行される。作戦に遅れが生じる事を嫌う司令官は、正彦と郁子を人質に取り、処刑する意向を示すと、宮島にメカゴジラの修理を強要する。

その夜、遠洋の離島に身を寄せたゴジラは、嵐の中で電撃を全身に受け、新たな力を獲得する。一方、R1号は金城の船室に侵入し、置物を盗み出す。それを察知した清水はR1号との格闘の末に銃を奪い、R1号の顔を攻撃する。正体が露わになったR1号は置物を持って甲板に逃れる。清水はR1号を追う途中で不意を突かれて銃を奪われ、追い詰められる。その時、何者かがR1号を銃撃し、R1号は置物と共に海へ転落する。清水と金城の前にかつてのルポライターが現れ、二人を冷やかして立ち去る。清水は不測の事態に備えて、船長に置物を預けており、盗まれたのが偽物だった事を金城に明かす。

沖縄に到着した清水達は、正彦達がホテルに戻ってきていない事を知る。清水は金城をホテルに残し、玉泉洞へ向かう。その頃、宮島はメカゴジラの修理を終える。司令官は用済みになった宮島を、正彦達と一緒の処刑室へ監禁すると、蒸し焼きの刑に処す。

清水は洞窟内で宮島が所持していたアスタノプカロンを配合する特製のパイプを発見する。そこへ惑星人が現れ、清水を殺そうとするが、清水を追ってきたルポライターがそれを阻止し、清水の窮地を救う。その男、南原はインターポール捜査官であり、半年前から惑星人の活動を察知し、密かに調査していた事を明かす。南原達は惑星人に基地へ案内させると、処刑室の宮島達を救出し、玉泉洞から脱出する。南原は清水の車に爆弾が仕掛けられている事に気付き、意図的に爆発させて惑星人を欺く。その時、空に赤い月が昇る。南原と正彦は再び基地への潜入を試みる意向を示す。宮島は自責の念に駆られ、自らの手でヘッドマシンを破壊する事を志願する。

清水と郁子はホテルに戻ると、金城を連れ出し、安豆味城に向かう。安豆味城には惑星人が先回りしており、国頭と那美を人質に取り、清水達に置物を要求する。そこへ南原の同僚の田村が駆け付け、惑星人を撃退する。その時、西の空に太陽の蜃気楼が生じ、予言が現実となる。清水達が置物を祠の上に乗せると、置物の瞳で反射された光が万座毛の岩盤を破壊し、眠ったままのキングシーサーが姿を現す。司令官は直ちにメカゴジラを作動し、キングシーサーへの攻撃を命じる。破壊に一足遅れた宮島達は司令室への侵入を企てるが、罠に嵌り、拘束される。

那美はキングシーサーに覚醒の歌を捧げる。覚醒したキングシーサーメカゴジラに挑みかかるが、強力な兵器の前に圧倒される。その時、海からゴジラが出現する。メカゴジラはバリアを張り、ゴジラの攻撃を退ける。ゴジラキングシーサーメカゴジラの絶え間ない攻撃を前に劣勢に立たされる。ゴジラは帯電したエネルギーで強磁場を作り、メカゴジラを吸い寄せる事でその動きを封じる。一方、南原は密かに拘束を解除する。宮島は電極を破壊する電磁波を発生するパイプを南原に託し、それで計器を破壊する様に促す。

司令官はメカゴジラに退避を命じる。ゴジラメカゴジラを捕らえて離さず、ヘッドをもぎ取って破壊する。その拍子に南原達は司令官達を殺し、計器を破壊する。メカゴジラと基地は木っ端微塵に爆発し、宮島達は辛うじて脱出に成功する。ゴジラは海に戻り、キングシーサーは再び万座毛の岩盤の中で眠りにつく。その後、国頭が置物を祠の中に封印し、清水達はその様子を見届ける。

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